本当は難しい高配当株投資を易しく感じるのはなぜか?
こんにちはチンギスハンです。
ところでみなさんは「高配当株」投資をしてますか?
ここでYesの人もNoの人もその存在は知っていますよね?米国株だと一番に取り組む戦略がこれだと思います。自分もそうでしたから。たぶんインデックスよりも支持派は多いと思いますね。有名ブロガーもこの分野の方が一番多い気がします。これは自分が経験したから言うのですが「難しい投資法ですね」。しかしその難しさを理解するのはかなり後なんですよね。
「株式投資はどれも難しい。わかりきったことをいうな!」と言われそうです。いやそういう意味ではなくて「見かけ以上に」という意味です。今日はそのことを掘り下げて考えます。まず 高配当株投資法とは?
生活用品とか食品とかの主にデフェンシブな高配当銘柄に投資する方法。配当は再投資する。
スポンサーリンク
1 入りやすいわけ。
(1)ウォーレンバフェットの影響。
「投資の神様」がバークシャーを投資で世界有数の会社にしたのは伝説です。投資対象がKOとかジレット(現PG)とかクラフトとかのデフェンシブ高配当銘柄でした。ドットコムバブルの時には、ハイテクを買わない彼は「時代遅れ」とバカにされました。ITバブルの崩壊で被害を受けなかった彼の正しさが証明され神様回復。また保有株をずっと長年持ち続けるイメージがある。(最近はそうでもない、入れ替えが激しい)彼のように「優良で地味な大企業」を持ち続けることで「大金持ちになれる」という神話ができている。
(2)対象企業がコカ・コーラとかマクドとかなじみがある。
日本人ならだれもが知っている企業が対象です。親しみやすさがあります。会社の存続性も信頼できます。
(3)実績が証明されている。
私も愛読のシーゲル教授は「高配当株再投資」戦略が過去においてS&Pを上回る実績を上げたことを証明した。
(4)米国株有名ブロガーの影響
(5)マネー雑誌などでの紹介も多い。etc・・・
実際はどうか? 見た目ほど簡単ではない。ここからは私の経験と独断もあります。
難しい理由その1 銘柄選びが難しい。
人気ブロガーでこの戦略を実施中の方に「バフェット太郎」氏がいます。かれは10銘柄に投資中です。JNJ、PG、MCD、KO、VZ、XOM、MO、PM、IBM、WMTです。詳しくは氏のブログを見ていただくとしてその動きを見ると
青がS&Pです。インデックスとの優劣はとる時期によって異なるのでここでは論じません。ここでの特徴はS&Pインデックスとはかなり違うという点です。最近はS&Pは調整しているのにディフェンシブ銘柄は上がり気味ですね。
スポンサーリンク
ここまでのまとめと結論
(1)S&Pインデックスとはかなり違う動きをする。
(2)各銘柄間の格差は大きい。
從ってS&Pインデックスのつもりで買うのは間違っている。
難しい理由2 対応が難しい。
例1 タバコ業界 FDAの規制方針で最近暴落しています。上記参照
例2 石油業界 原油価格の変動は激しいです。また将来の見通しも難しい。
例3 通信業界 例4 小売業界 アマゾンとかの影響を受ける。
それぞれの会社・業界をよく理解していないと大幅下落時の対応ができない。→投資した業界・会社に対する深い知識・理解・自信が必要→研究に多大な時間と労力が必要→初心者には不向き。
私の結論
1 S&Pインデックスでいいならその方が簡単。
2 銘柄選び・維持に多大な労力と能力を要する。→インデックスでは不要
3 シニアの自分はインデックスを選びたい。→この先さらに能力が退化するから。
となりました。ただしインデックスとは違う動きをするのでS&Pが下落気味のこれからは規模は小さいですが買い増しも考えます。それではみなさんのよい投資を!
お願い 下の米国株のところをクリックしてランキングに戻っていただければありがたいです。よろしくお願いします。