下げたら買うという戦略で気をつけること。
米国株投資家のみなさまこんにちは、チンギスハンです。
今回は、「平均線を割って安くなった株を買う方法」について考えました。
私自身の確認です。くどい表現、押しつけがましい点があればお許しください。
<内容>
- ある水準まで下げたら買うという作戦とは。
- どんな時に有効か?
- 注意点は?
- 結論としては「有効」と思う。
1 平均線を一旦割って、底を打ち再上昇を待って買う方法です。
いくら上昇トレンドの株でも上下を繰り返しながら上昇していきます。
だから、その中では安値(押し目)を狙って買うというのは、いい作戦に思えます。
2 どんな時に有効か?
2-(1)上昇トレンドにある時 (UNH2年チャート)
上記は私も保有があるUNHユナイテッドヘルス 医療保険最大手です。
株価264.86ドル 予想PER21.62 配当1.37% (SBI証券より)10/23
10/16に3Q決算を発表しました。内容は良かったです。
営業収益 565.6億ドル(昨年同期比12.4%増)
純利益 31.9億ドル (28.3%増)
2年チャートで見るとコンスタントに上昇していていつ買っても問題は無いように思えます。
実際長期的に見れば、結果にはそんなに影響しないでしょうし。
とはいえ、買うとなれば「きっかけ」「買う動機」「確かな裏付け」が欲しいものです。
そんな時に、50日平均線を割って、あるいは接触して、再上昇した時は、明確なサインになります。
グランビルの買いの法則4つのうちの1つに当てはまります。平均線に近づいて、上に離れていく場合も、もう1つに該当しています。
上記は2年ですからわかりにくいですが、半年の日足でみるとよりわかりやすいです。
今回の下落でもいったん割って、再度50日線を越えた265ドルあたりは買い場に見えます。
その後サウジ問題とか、中国減速とかあって、再度下落しましたが、それは別の話ということで。
2-(2)レンジ相場の時(ボックス相場)
あるレンジを動くことがわかれば、有効と思います。
というのは、私はあまりしたことがないからです。日本株では得意な方が多いです。
3 こんな時は注意!
3-1 その会社固有の原因の時は避ける。
この作戦は、投資対象の会社には問題がない時が前提です。
悪い決算とか、業績見通しの悪化とか、不祥事とかのその会社に原因がある時は使えません。
→それでもあえて買うのは「逆張り」になり、別の買い方になる。
だから、S&P全体が下げていて、その原因が一時的な、解決可能であることが前提です。
3-2 一時的な下落でなく、長期の下落トレンドに転換したとき。
ほとんどの場合は、下落してもまた、通常の上昇軌道に戻っていきます。
しかし、4、5年のうちには下落トレンドに転換することもあります。
これがただ一つの問題点だと思います。
そんな時でも一時的に一旦反発して値を戻すことも多いからです。
一時的な下落か「長期下落」に転じたかの判別は難しいと思っています。
だから「損切り設定」は必要です。損切り自己ルールは別の記事で。
3-3 最下点では買わない。
「安くなった、チャンスだ」と思っても、下落中の株を買うのは危険すぎます。
俗に「落下中のナイフをつかむ」行為とされています。
プロは、できるだけギリギリを狙うのでする人もいるそうですが、一般人はやめた方がいいと思います。その後さらに下落したときの対応が難しいからです。
さらに下落したとき、さらに買い増す「ナンピン買い」はリスクをさらに増大させる行為として戒められています。→しかし好む人も多い。
効率は劣っても、最下点を過ぎて、上昇を確認してから買うのがセオリーです。
※そのように慎重に進めても、再度下落することもあります。
最下点で買ってはいけない理由その2
その株の価値を自分で決めてしまう行為だからと説明されています。
価格を決めるのはあくまで「マーケット」だからです。
4 まとめ
4-1 上昇トレンド、あるいはレンジ相場の場合は多くの場合もとの軌道に戻るので有効と思う。
4-2 「押し目待ちに押し目なし」というようになかなかチャンスがないのが欠点。
→あくまで1つのチャンスと考えて他の方法も使う必要があると考えている。
4-3 通常の下落でなく、長期下落トレンドに転じた場合は対応が必要と思う。
また会社固有の原因の時はしない。
4-4 特に買い増しに威力を発揮する。
追伸 私はこの方法は好きです。無理がなくやりやすいからです。
初めに大きく投資できれば利益は大きいですが、その分リスクも高いです。
その点、初めは小ぶりでも買い増しして、大きくしていく方法は「やりやすくて無理がない」と感じています。
着実に「買い増していくこと」は資産を増やすうえで大きなポイントだと思います。
長い文をお読みくださりありがとうございます。
それではみなさまのよい投資を!
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