チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

「買値まで戻れば売ろう」がなかなかうまくいかない理由。

米国株投資家のみなさんこんにちは、チンギスハンです。

 

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買値を下回った株は売りにくい。

 

いいと思って買った株が下落してしまった。

 

そこで、「買値まで戻したら売ろう」と誰もが考えます。

 

しかし、期待に反して株価はさらに下落を続けます。

 

「あっ、しまった。これならあの時売ってた方が良かった」

 

と思っても後の祭りです。

 

さらに損が膨らんでしまいました。

 

そうすると、さらに売りにくくなり、

 

「損失が膨らむ」悪循環。

 

こうした失敗は損失額が大きいのが特徴です。

 

ほとんどの投資家が経験することではないでしょうか。

 

もちろん私もです。

 

「人間は損を確定する行動を積極的には取らない」という心理学のバイアスが働いています。

 

相場のことですから、「戻り売り」の作戦がうまくいくこともあります。

 

しかし、確率的にはそうならない方が多いと言われています。

 

理由を考えてみます。

 

すでに下降トレンドにある。

 

ことが考えられます。

 

トレンドはそのまま維持される確率の方が、転換するより大きいです。

 

だから「戻りを期待する」のは「逆張り」の一種といえます。

 

トレンド通りに動きやすい米国株では、有利な作戦とは言えないです。

 

「戻した時点で売る」のは合理的ではない。

 

もう一つの問題点は「買値に戻した時点での売却です」

 

運よくトレンドが上向きになったのですから、その売り時は「自分の買い値」とは何の関係もありません。

 

もっと上昇する可能性は高いです。

 

それなのに「やっと戻った」と荷を下ろしてしまうのはもったいないです。

 

これも「損から逃れたい」という心理による行動です。

 

素人投資家としてはどうするのがよいか?

 

プロの方には、あるいは素人でも猛者の方の中には「買値は一切忘れて、最適な行動をする」という方がいらっしゃいます。

 

確かに、私の買値は市場は知らないので「買値には何の意味もない」というのは事実です。

 

だからそういう行動がとれるなら、それが最適解でしょう。

 

素人として「買値」は「目印」として必要。

 

とはいえ、そのような行動は望めない一般投資家としては、何かの基準は必要と思うのです。

 

それには、買い値はいい「目印」になります。

 

損益分岐点だからです。

 

「方便として便利」なのではないでしょうか。

 

買値を基準にして「損切りルール」を設定して実行することは大いに有益です。

 

最適に行動すれば結局はほぼ同じ結果になる。

 

損切りポイントを設定せずに「切る」ことができれば、最適です。

 

しかし、「損切り」ポイントを用いて「株を売却」した場合もそれに近い効果が得られます。

 

結局は同じ原理での投資行動だからです。

 

ミスすることも考えなければならない一般人としては、セオリーに従うのが無難、かつ確実と考えます。

 

 補足 この記事は「損切りをする」という前提に基づいています。

「損切りはしない」「不要」という考えもあります。その良しあしを論じる記事ではありません。悪しからず。

 

それではみなさんのよい投資を!

 

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