リーマンの経験で得た教訓(2) 高配当株の功罪。
こんにちは、チンギスハンです。
リーマン時に得た教訓(2)です。
リーマン時に私は25%ほどは売らずに保有していました。
そしてそれらを売却したのはずっとあとです。
リーマンの前にその他の株は売りましたが、それらは売らずに残していたのです。
売らなかった理由と、持ち続けられた理由は同じです。
それらは高配当株だったのです。
具体的には、中国株の、江蘇高速、アンキ高速、セッコウ高速などの公共株です。
2006年の春の中国株の大幅高騰とその後の急落で、チャート的には売るべきでした。
実際ほとんどを売ったのですが、それらは半分残してしまったのです。
理由は高配当株だったのです。
当時それらの年間配当は5~6%もありました。
しかも、買った時点からすると5倍以上になっていましたから、投下資金に対する利率は、30%くらいあったのです。
これが手放すのが「惜しくて手放せなかった」のです。
「欲が邪魔したのです」
リーマン時は半値になりましたが、それでも年率十数%の配当です。
これが一つも売らずに持ち続けられた理由です。
高配当株は大幅下落時に保有しやすいというのは事実だと感じます。
<持ち株の下落で新規投資が十分でなかった>
のが問題点とは昨日話しました。
その観点からすると、大幅下落時は「全くの空っぽ」の状態が理想です。
だから、保持するという点では、「高配当株」は力を発揮するけれど、反面それが欠点にもなるということです。
性格にもよるでしょう。
<将来の大幅下落には多くの意見や考えがあると思う>
(1)下落がいつ起こるかわからないので心配してもしょうがない。
これは代表的なものでしょう。
ドルコスト法で、長期的にインデックスに投資されている方などは、問題ないかもしれませんね。
(2)下落が起こっても保有は続けるので考える必要がない。
・・・・
投資法により、個人の資質により、年齢により、目的や投資額など様々ですから、当然ですね。
とはいえ、私は、将来の下落時の対応をいろいろ考えるのは意義があると思うのです。
リーマン前に75%を売れたのも、前もっての身構えがあったからです。
もっとも中国株は2008年のオリンピックの前年の2007年末までに売り切ろう、という方が多くいて、私もそのつもりでした。
だから、早く来たので戸惑いはありました。
準備がなければそのまま保有していたでしょう。
流れを変えて行動を起こすには相当のパワーが必要です。
持っているものを、手放すというのは、やはり相当のエネルギーが必要です。
だから、今のこのような準備やシュミレーションがムダとは思いません。
株とか、為替とかの予想はプロでも様々です。
だから日経新聞などでは、4人くらいの意見を載せる時は、異なった味方の方を載せてバランスをとっています。
そのような意見の一つとして、参考にいただければありがたいです。
以上です。
それではみなさまのよい投資を!
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