円高への対策をどうする?当面と将来。
みなさんこんにちは、チンギスハンです。
昨夜FOMCの議事録が発表されました。
結果はタカ派的であるという予想が裏付けられました。
9月の利上げは全一致だったのです。
これからも利上げが計画通り行われる(金融引き締め)ことが嫌気されて株価は下げました。ただしそれほど大きくはありませんでしたが。
私ごとで恐縮ですが、自分はかなりの量の、ドルMMFを保有しています。
株式よりもずっと多いです。
株式を買い進もうと思いドル転していたものですが、相場も終盤と判断して、「研究投資」に留めて本格投資は先延ばししているからです。
幸い、現時点ではドル転した時点より若干ドル高に振れていますが、今後を踏まえてその処置を検討します。
でも為替の予想はとても難しいです。
素人の検討です。その点をよろしくです。
また、将来リセットされてからは米株に投資の予定なのでそれまでのスパンでの話です。
ドル高、ドル安になる要素を検討します。
<ドル高になるという要素>
1 金利差が拡大する。
FRBが金利を上げ続ければ、あと5回の実施を予定していますから、さらに金利差は拡大します。
2 米国株が上昇を続ける。
投資のために、ドル円キャリートレードにより、ドル高が進む。
3 減税により米企業が海外資金を本国に還流させやすい。
<ドル安になる要素>
1 FRBの利上げが止まる。あるいは回数が減るとみなされる。
景気が減速すればありそうです。
2 日本が緩和を終了させる。
3 米国株が下落する。
リスクオフになればキャリートレードの逆転が起こります。
4 米国政府の圧力。
両者の綱引きです。
ハッキリ言ってよくわかりませんが、円高要素の方が強そうなイメージ。
<12月のFOMCまではドル高は続きそうだ>
短期的には、今回の株安がもとに戻ればドル円は113円台に戻る公算が強いです。
115円を越えられるかどうかが焦点です。
<来年以降はどうか?>
2020年まで、FRBの計画通りに5回の利上げが順調にできる確率は低いと思っています。
どこかで減速が意識されて、利上げ回数を減らす見直し、あるいは将来の利上げの休止、中止になれば、円高に向かいます。
トランプ政権はドル安志向でしょう。しかもかなりあからさまな。
来年以降も金利差拡大は続きそうだけど、「円高」リスクは常にありそうです。
節目と見ている2020年以降はさらにこのリスクは高まります。
長期的には国力の差から円安になるという意見も多いようですが。
<どこかでリセットがおきれば米株投資で問題ない>
リセットの時は、いつも円高になっているので、その時点では円での保有が安全です。
そして円→米株 が最強の図式です。
<現実的にはどうする?>
当面、113円台でいったん、半分、あるいは全部円転すれば、シンプルになります。
為替の要素は消えるからです。
米国株の分は仕方ないですけど。
別に損もしてませんし。
もう少し考えます。
<リーマン時の教訓では、リセット時はノーポジションが理想>
リーマン時は私は投資資金の25%ほどの株式を持っていました。
おおむね半分になりました。
それが負担になって(これは個人的資質の問題だけど)、新規投資が思い切ってできませんでした。
だからそれを教訓にしているのです。
リーマンほどの暴落は起きないと思いますが、もっと小ぶりでも原理的には同じです。
リセットが始まる時期としては「来年の後半以降のいつか」を想定しています。
<欲をかかずに早めに円転が堅実か>
円を基軸と考えると、ドル保有もリスク資産の一種になります。
ドル基軸で割り切れれば構わないけど。
そういう習慣がついてませんよね。
そう考えると、欲をかかずに「損のないレベルなら」円転が無難ですね。
今でも、損ではないですけど。
VIXも20を切って、低下しつつありますから、リスクオンが進めば、検討します。
以上です。お付き合いくださいましてありがとうございました。
それではみなさんのよい投資を!
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