今回の下げは浅くて短いと考える理由。(ただし私見です)
こんにちは。
昨日は、出だしはプラスに反発していたのに、マイナスに転じて、少し切り返して終わりました。
私は昨日の記事に書いた通り、試験的に運用している「出直し」3銘柄をオープニングで半分利確しました。AMZN、MA、ADBEです。
嵐が過ぎるのを待って買い戻す予定です。買い増しもするかも。
昨日の指数からみてみます。
S&Pが2885.57ドル △0.55 RSI44.53 下ひげをつけて少し50日線を上回って終。
ダウは26447.05ドル△0.68% RSI54.76 50日線の上方。
ナスダックは7788.45 △1.16% RSI35.73 50日線の下。下はナスダックのチャートです。
ナスダック、ハイテクが今回の下げを主導しているといえます。アマゾンは最高値から7%下にあります。
<市場参加者は金融緩和への期待が大きい>
現在のFRBは引き締め的な政策をとり、今後もその継続を表明しています。
2020年までの5回の利上げです。
そのための長期金利の上昇が今回の下落の主因です。
昨日は長期金利は3.225%とさらに上昇しました。
でも利上げをすれば長期金利もそれに合わせて上昇するのは予定通りで、何ら不思議ではありません。健全ともいえます。
FRBのプラン通りと言えます。
にもかかわらず株価が下落するのは「今後の利上げには耐えられない」と考えている参加者が多いといえます。
あるいは過去の経験則での学習行動か。長期金利上昇→株価下落という。
<雇用統計は悪くはないと結局はとらえられた>
昨日発表された9月の雇用統計は
〇雇用者数増 予想18.5万人→13.4万人 先月の27万人から大幅低下。✖
先月から大きく失速しました。このことでFRBは緩和に戻るという期待で、昨日のオープニングは上昇したそうです。
〇失業率 3.7%およそ49年ぶりの低さ。
〇平均時給対前年比 予想2.8%→2.8%
雇用者数増の失速で、「すわFRBは緩和へ戻るだろう」の期待が
「いやそこまで悪くないぞ」と再考されて、株価が下落したそうです。
順調なら売られるといういつもながら理解が難しい「雇用統計」です。
<悪い材料は何もない>
FRBの予定通りに進んでいるだけで、何も悪材料が出たわけではありません。
<今回の調整は浅そうだ>
長期金利の上昇で始まった今回の下落も「特に悪い材料はない」ことから「政治問題」を考えなければ、早晩再上昇に向かうと思われます。
政治問題は例によって「どう転ぶかわからない」ので予想はしないことにします。
<ハイテク大手の戻りが早いか?>
「ハイテクは金利上昇に弱い」というのは過去の話で、アップルなどのハイテク大手はキャッシュリッチです。さらに減税もあり、金利上昇への抵抗力は他の産業よりは強いと思われます。
(補足 原油高、人件費高のハイテクへの影響はよくわかりません。研究します。ご存知の方は教えてください。)
なのに今回下げが大きいのは(といっても、AAPL、MSFTの下げは相当小さいが)今まで大きく上昇した反動、利確の機会ととらえられたからでしょう。
したがって「底が確認できたら」というより、機関投資家は「底だろう」というあたりで買ってくると思います。
(私は素人なので、そしてシニアなので効率は劣っても底を確認してからにします)
いつまで調整は続くか?
だから私は今回の下げは「浅くて短い」と思っていますが、これは単に一素人の独断です。
決めるのは「マーケットの神様」なのできちんとした確認が必要だと思います。
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よろしくお願いします。