楽天全世界インデックスファンドで世界中に投資する 退職前後の株式投資(6)
街はカープ優勝で沸いています。私はフアンというわけでもないのですっかり取り残されています。
さて、昨日は投資は株式だけで十分という結論でした。
今日はその中身について考えていきたいです。
リタイア者ですからなるべくリスクの少ないものにしたいですね。
あと手数料が安いことも長い年月では大切です。
1 まずはインデックス投信を中心に考える。
株式投資にはトヨタなどの個別の会社に投資するものと、それらをいくつかにまとめた投信に投資するものがあります。
投信の中で市場のインデックスに準じるインデックス投信の良さが最近際立っています。
初めに知っておきたいインデックスの違い
日本だと「日経平均」や「TOPIX」が有名です。
そのうち日経平均は225社の株価を積み上げたものです。
TOPIXは時価総額に応じて算出したものです。
TOPIXやS&P500が指標としては無難。
米国では日経平均に当たるのがダウです。こちらはわずか30社で構成されています。(正確にはダウ工業株30種といいます、他にも公共株とか輸送株とかあります)
ダウの内の1社のBAボーイングは350ドル程ですから、50ドルの会社の7倍もの影響力があります。
とても平等とは言えませんが、強者が相場をつくると考えれば、インパクトが増すので道理にかなっているといえます。
日経平均は225社もあるのでダウよりはかなり対象が広いといえます。しかしユニクロのファーストリテイリング<9983>は58000円ほどしますから数千円の会社の数十倍の影響力があるといえます。
したがって、角がとがっていない方の、日本ならTOPIX、米国ならS&P500が基本と言えます。
でもNHKなどのマスコミでは、ダウしか言いませんよね。
2 インデックスに準じた投信はコストが安い。
TOPIXやS&Pは勝手に計算されるので、投信運用会社は銘柄選びにコストがかかりません。
したがって他の投信と比べるとうんと安いコストで運用されますので投資家には有利です。
3 上場したETFもあるが売買の手間がかかる。
東証やNY市場に上場した投信もあります。しかし株式と同じように売買に手間と費用がかかります。
リタイアシニアとしては普通の投信の方が使いやすいと思います。
4 日本の世界での株式シェアはどのくらい?
国別シェア 2018年6月30日(ヴァンガード社HPより)
上位10市場 (%)
米国53.4% 日本 8.2% 英国 5.9% 中国 3.3% カナダ 3.1%
フランス 3.1% ドイツ 2.9% オーストラリア 2.3%
スイス 2.3% 韓国 1.6%
日本は堂々の世界2位です。
でも・・・その割合は・・・8.2%しかありません。
グローバルな時代に日本だけに投資というのはリスクが高いです。
5 世界のシェアに応じた投信も出た! 現在はこれが一押し。
昨年登場しました。
楽天全世界インデックスファンドです。手数料が安いことで知られる米国バンガード社の商品VTの日本版です。VTは上場投信ETFです。
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 楽天投信投資顧問
年間経費は0.226%(税込)となっています。安いです。
いい点は
(1)円で投資できる
(2)これ一本で済ませられる。
(3)配当は出ないので面倒がない。
(4)NISAで買える。月に10万ずつ買だとちょうど枠を使い切る。
(5)国ごとのシェアが変わっても勝手に調節してくれる。ほったらかしでいい。
(6)売買が簡単。
※筆者は楽天投信とは何の利害関係もありません。
反面あえてデメリットを挙げると
(1)個々の国や地域の状況がわからない。
(2)将来さらに年間手数料が安い投信が出る可能性がある。
そうなれば新規投資はそちらですればいいだけですが。
結論
投資経験がなかったり、株式投資がよくわからないときは、ファーストオプションになる投信です。
他の選択肢については次回書きます。
お願い 下の米国株のところをクリックしてランキングに戻っていただけるとありがたたいです。よろしくお願いします。