チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

日本人のDNAに最適な投資法は?

米国株投資家のみなさんこんにちは、

相変わらず猛暑ですね。 2018年7月23日(月)記

有名な脳科学者で美人の中野信子さんの「不倫」を読みました。

「サイコパス」も名著でしたが、やはり名著でした。

文春文庫896円

詳しくはお読み頂くとして骨子は

(1)不倫しやすい遺伝子がある。すきをみて不倫を続ける。

(2)一夫一妻は歴史的にも、地理的にも少数派である。

(3)強固な一夫一妻制の動物にはプレーリーハタネズミがいる。パートナー以外が近づくと攻撃する。

(4)出会いが少ない深海に住むミツクリコナガチョウチンアンコウは、出会いを確実にするために、オスとメスが血管でつながれている。オスは数センチしかなく、生殖が終わるとメスに吸収される。(悲しい!)

(5)類人猿でも、オスとメスの関係は多種類ある。

ゴリラ・・・ボスが独占

ボノボ・・・人に近い

(6)不倫には生物学上有利な根拠がある。

オスの最適化戦略・・・遺伝子(精子)をまき散らす。

メスの最適化戦略・・・優秀なオスの遺伝子を家庭的なオスのパートナーに育てさせる。(托卵)

・・・といろいろ興味深い内容があるのですが、

今日の本題に関係があるのは

 

セロトニントランスポーターのタイプです。幸せホルモンと言われている一種です。

いくつかあるそうですが

LL型が最も楽観視しやすく、チャレンジ精神が旺盛。

SS型が最も慎重でチャレンジしない。だそうです。

 

アメリカ人は

LL型 30%、SS型が18%

日本人は

LL型 3%以下、SS型65%

と圧倒的な差があります。

もちろんアメリカ人でも慎重なタイプは18%もいるし、日本人でもチャレンジする人は3%もいます。

さしずめ、孫正義さんなどは確実にLL型でしょう。

私は、SS型である自信があります。

 

日本人が着実な大企業や公務員を選択しやすく、起業が少ないと言われるのも、遺伝子の影響もあるのでしょう。

 

投資で考えてみましょう。

日本人では⅔がSS型で慎重派です。

多数派に合わせて最適な投資を考えてみます。

 

1 プロに負けない投資と言えば「インデックス投資」。

スポーツで例えれば、始めたばかりのど素人も達人も、インデックスに絞れば優劣はありません。

さらにそれをドルコスト法で15年とか20年とか投資すればほぼ100%の確率でリターンを得られます。

インデックス主義者でない、ウオーレンバフェット氏も、グロース株の神様のオニール氏だって推奨しています。

対象は、世界株式インデックスあるいはMSCIコクサイ(日本を除く先進国)+トピックスがまず浮かびます。

具体的には

①楽天全世界 経費率 VT分0.1%+楽天分0.2296%=0.3296%

②イーマクシススリム先進国(日本以外先進国) 0.1095%+イーマクシストピックス 0.159%

が有力です。②では新興国が抜けますが。

ちなみに世界でのシェアは 日本以外先進国77%、日本8%、新興国15%くらいです。

(2)米国だけへの投資は

米国は全世界の55%くらいを占めています。さらにパフォーマンスはいまのところ他の地域をオーバーパフォームしています。

だから一国を対象にするなら米国のS&P500ETFのVOO,IVV、さらにVTIは有力です。

しかし、20年先にはどうなっているかわからないことを考えれば、米国集中投資の場合は、米国が不調になればリバランスが必要です。

 

個人的には、そこまで長期の時間が自分にあるかどうかわからないので、インデックスにはチャンスがあれば投資するスタンスです。

 

2 選んで投資するとしたら

自己を主張するとそれなりの責任が伴います。

インデックスを選ばないとしたら、それがどんな選択であれ、インデックスを上回る、あるいは下回ります。それが極端に激しい場合もあります。

(1)グロース(ハイテク)投資の反対はバリューではない。

よく、グロースかバリューのどちらが優れているかが論議されます。そして、両者はお互いを敵のようにさえとらえています。

 

インデックスを選ばないという点では、同質の関係だ。

しかし、どちらも、最も素人に有利なインデックスを選択しないという点では共通しています。兄弟と言えます。

 

(2)過去には高成長株も平均化してきた。

今では高配当株でデフェンシブの仲間に入れられる、コカ・コーラや石油株もかつては高成長株でした。

どんな高成長分野あるいは銘柄もやがては平均化するという法則があります。

ただそのスパンがわからないだけです。

現在高成長株といわれているアマゾンなども数年後、数十年後には、平均的な株になっているでしょう。

ハイテク分野が平均化する過程では、徐々に成長率が鈍化して他の銘柄群に追いつかれるかもしれないし、ITバブルのように一気にクラッシュして、平均化するのかもしれません。

でも、それまでは大丈夫と見てハイテクに投資するのも、「クラッシュは近い」と見て避けるのも、コインの表裏と言えます。

 

<結論>

1 日本人の遺伝子から考えれば、そしてSS型としたら「投資しない」または「インデックス」があっているといえます。

2 でも35%はSS型ではないですから、そのような人たちは他の人たちと違った景色が見えているはずです。

3 インデックスを選ばないとしたら、SS型のタイプの方は十分な勉強や経験が必要だと思います。自分です。

 

以上です。本の本題の不倫についてはパッシングの原因など面白いです。ベッキーやら

山尾議員やら、えーと、育児休暇議員の・・・のケースなど具体例もあって納得です。

 

それではみなさんのよい投資を!

 

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