今年の振幅をどうとらえる?ハイテクはリスク大か?
米国株投資家のみなさんこんにちは、暑さ強烈です
2018年7月17日(火)記
今年は上げ下げの大きい展開となっています。
どうとらえるのかが難しい展開です。
下はS&Pです。
またS&Pとナスダック、ダウの主要指数の間でも動きが異なります。
今日は数字的に見てみました。
下記の数値は日足で終値を使いました。グラフからの読み取りです。
① | ② | ③ | ④ | ⑤ | ⑥ | |
2月 | リバウンド | 3月 | リバウンド | 上昇率 | 上昇率 | |
下落率 | 上昇率 | 下落率 | 上昇率 | 1月高値から | 2月安値から | |
S&P500 | -9.8 | 8.6 | -7.9 | 8.5 | -2.2 | 8.5 |
Nasdaq | -9.6 | 11.9 | -9.4 | 13.5 | 4.1 | 15.1 |
Dow | -10.2 | 8.2 | -8.7 | 6.7 | -5.4 | 5.3 |
VGT | -10.1 | 14.4 | -9.3 | 13.9 | 6.2 | 18.2 |
GOOGL | -15.5 | 15.4 | -12.9 | 18.5 | 0.5 | 19.1 |
MSFT | -10.6 | 14.3 | -9.4 | 20.6 | 11.6 | 24.9 |
AMZN | -7.6 | 19.4 | -14.4 | 33 | 25.7 | 36 |
①2月初めの長期金利ショックでの1月高値からの下落率です。
②それからのリバウンド率です。
③3月、4月の貿易戦争の下落率です。基準は直近高値。
④その安値から現在までの上昇率。
⑤1月高値からの現在の上昇率。
⑥2月初めの安値からの現在までの上昇率。
(考察)
(1)貿易戦争の影響からか、ダウとS&Pは1月高値を抜けていない。
(2)ナスダックとVGTを見るとハイテクは影響が少ないことがわかる。
(3)個別銘柄ではグーグルはハイテク平均を下回っている。MSFT、AMZNは大きく上回っている。
(4)今年の2回の下落ではハイテクが特に下落幅が大きかったわけではない。
(5)MSFT、AMZNの押し目を拾って強気で攻めた方は大きなリターンを得られた。
(まとめ)
1 「山高ければ谷深し」と教訓では言われますが、今年に限れば、大きく伸びたハイテクが特に売られたようには見えない。
2 上下動を経ながら、アマゾン等は大きく株価が上昇した。
3 この傾向は今後も続くと考えられる。
4 ハイテクがこれからバブルに向かう可能性はあると思う。
現時点が、適正か、割高か、バブルかの判断は難しいが、個人的にはやや割高の状態だと思う。
今後「上がるから買う」という風潮が強まれば、バブル化する恐れもあると思う。
適度な調整をはさみながら少しずつ上昇するのは健全と思う。
5 個人的な投資方針としては、50日線を割る、あるいは近づいてからの反発は少しづつ買う方針は継続。(ただし全体が中、長期的に上昇トレンドを維持していることが条件)
アマゾンの今回の下落は50日線を割っていないが、接近して反発しているので、1700周辺は買場の一つだった。(あとから見れば不思議とよくわかるものです。その場面で判断実行するのはとても難しい。
(50日線を割った銘柄もあったが、AMZNは割らなかった。それだけ買い気が強いのだろう。)
8月、9月でまた買場もあると思います。トレンド転換かどうかの判断が難しいですがチャンスでは少しずつ買う予定です。
それではみなさんのよい投資を!
お願い 下をクリックしてランキングに戻っていただけるとありがたいです。