チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

ピークアウト、下降トレンド入りの時どうする。私の出口戦略。

米国株投資家のみなさんこんにちは。

2018年6月30日(土)

とうとう今年も前半が終わりましたね。

米国株も昨日は大幅高で始まったのに終わってみれば小幅高と弱い展開が続いています。

中でもダウは相当に弱い展開です。

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200日平均線上にあります。昨日やっと抜け出したかに思えましたが、味の悪い形で終わっています。

トレンドについては、いくつかの方法があるようです。

トレンドラインで見る方法、移動平均線で見る方法。

まだ2月4月5月の下値を下回っているわけではありません。

しかし、200日平均線割れも弱い兆候の一つです。安心はできません。

 

S&Pやナスダックはまだそうではありませんが、過去のトレンド転換では、主要指標の1つが先行して弱気を示してやがて他の指標も追随するケースが多く見られます。

 

他にマイナスのリスクを点検すると

(1)中国経済が弱くなっている。株式も大きく下落している。

選挙対策でトランプは中国と貿易でやり合っていますが、中国経済が先に落ち込んでしまうリスクがあります。

(2)トランプの選挙優先の姿勢が嫌気を起こさせてしまう懸念。

貿易戦争は、どの国も勝者がなくマイナス要因です。

多くの人が「落としどころに落ち着くだろう」と見ています。

しかしこのコンセンサスがもし狂うことがあると弱気トレンド入りのきっかけになります。

 

米中間選挙が終わるまでは何ともわからない。

現時点では、強気トレンドが継続しているとも、弱気トレンドに転換したともどちらとも言えません。

米中間選挙が一つの区切りになるように思います。

 

出口戦略について

株式投資の出口は人によって様々です。

これから何十年も投資を続ける人にとっては、この先、10%や20%の下落があっても、長期的に見れば「一つの雑音」と考えて、そのまま投資を継続することも考えられます。

また、下降トレンドに入ったと判断すれば、一旦手放して、再度インする方針の人もいるでしょう。

どれがいいと言えるものでもないです。

 

しかし、どちらにしても、自分なりに考えて、準備しておいた方がいいテーマに思います。

 

自分の対応

私は、下落トレンドと判断したら、できるだけ速やかに市場を離れる(つまり売る)つもりです。(といってもかなり小ぶりの投資ですが。)

これから長くて20年少しの寿命ですから、何倍にも増やそうとする目的があるわけではありません。

つまり、我慢して持ち続ける理由はないのです。

また、下落していく株価を「小さなこと」と笑って済ませられる度胸もありません。

とりあえず離れてリスクをなくしておくのが無難と判断しています。

 

準備と方針とこころづもりがなければ直面したとき行動できない。

10年以上も前に、私は中国株一本で、ほとんどフル投資をしていました。

新興国で勢いがあり、配当も高かったからです。

しかし、一つ問題がありました。出口戦略です。

新興国の株価はオリンピックでピークを迎えるという、ジンクスというか、セオリーがありました。

それを信じることにして、北京オリンピックの前年の2007年までには売ろうと方針を立てたのです。

結果は、2007年の3月がピークで4月には崩れ始めました。

何とか大部分を処分しましたが、少し時期を逃した面はありました。価格的にもピークよりも10~20%安値で売ったのです。

しかし、リーマンショックでは指数でピークの¼になりましたのでうまく売り抜けたとも言えます。

あらかじめ作戦を立てていたのが奏功しました。

 

さらに大幅調整時に投資を小さくしておくメリットは他にもあります。

それは次のチャンスにいち早く対応できるという点です。それについてはまたにしたいと思います。

 

あとがき

10年も強気相場が続いているので、強気派の方が多いのは当然でしょう。

そのような方から見れば私などは「何と意気地のない」「損が嫌なら投資なんかしなければいいのに」と思われる方も多いでしょうし、実際そのようなコメントもいただいております。

しかしリーマンショックのような大幅な下落を経験すると(私自身は株式の保有は多くなく被害も軽微だったが)、大損に見舞われた方は知り合いにも多くいて中にはすっかり人生が狂ってしまった方もいました。

だから無邪気に「投資はイケイケだ」という気持ちにはなれないのです。

 

次回は下落からの再生時の投資についてです。

それでは皆様のよい投資を!

 

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