今からハイテク株に参入する時の注意点は。
米国株投資家のみなさんこんにちは
2018年6月22日(金)記
最近、ハイテク株の上昇が大きいです。
このブログ村でも、うらやましいほどの好成績の方も数名いらっしゃいます。
そうなると、矢もたてもたまらず、ハイテクに投資したくなるのが人間の性です。
ちょうど、ハイテクに長い経験と実績のある「よしぞう」さんがこのブログサイトで記事をあげておられました。
グロース株に人気が集まっている : よしぞうの投資ライフ(億超えの次へ)
とても参考になる内容でした。
これから参入するとしたら何が問題でしょうか。
私は昨年の夏からハイテクを買いはじめました。
最近、最初から勉強しなおしを始めました。
新規参入と変わらない立場なので、私なりに、問題点をまとめてみました。
1 新規参入者がハンデがあるのはどれも同じ。
以前から参入して経験と実績がある方とはハンデがあるのは仕方ないと思います。
これはバリュー株でも、高配当株でも、インデックスでも言えることです。
第一に、含み益の差があります。
現在グロースの代表のように言われている、アマゾンAMZNは1740ドルほどです。
でも1年ほど前は1000ドルしませんでした。
800ドルほどの時から買い続けてきた人と、今から買う人では当然含み益の差は大きいです。
2 含み益がなければ何が問題か?買うタイミングによっては損切りラインにかかる。
下落して含み損を抱えても構わないという方法には賛成できません。
だから、一定の幅の「損切りライン」を設けることになります。
グロースは「右肩上がりならいつ買っても問題ない」とも言われますが、そうとも限りません。
グロース株と言えども、全体が調整の時には合わせて下落しています。(下落幅は違うけど)
買うタイミングによっては、損切りラインにかかり売りを余儀なくされる可能性もあります。
含み益が十分ある方は、そんな下落時はむしろ買い増しのチャンスになります。
3 損切りを避けるための2つのタイミング。
(1)全体が下落トレンドのときには投資できない。
上記の2月と4月の下落が一時的なものだったと、今ではいえますが、現在進行形の時はそんなことはわかりません。
全体が下降トレンドにある時はインは避けるべきと思います。
でも将来全体が調整するかどうかはこれまたわからない。
だから計算できないリスクがあるのは仕方ない。
(2)過熱しているときは避けた方が無難か。
チャートの教科書には買いのポイントが示されています。
上記だと、(私なりにですが)、4月半ばの1450ドル~1500ドル周辺と、5月終わりの1600ドルでしょうか。
でもピッタリの買いポイントはそんなに都合よく来ないし、神経質にならなくてもいいのではと個人的には思っています。具体的には
①下落中でない時
②あと、RSIが75とかを越えていて、平均線から上方へのかい離が大きい時、
は売りのタイミングともとれるので、避けた方がいいかなと思っています。
上記のチャートでも、2つの条件を満たしたときは損切りにかからずに済んでいます。
4 今後の動向
(1)市場全体の動向
市場全体が調整すると、いくら当該銘柄の業績、将来性が順調でもやはり低迷を余儀なくされます。
全体が低迷しているときに安く仕込んでおけば、全体が上昇に転じたときには、より大きく上昇するので、利幅が大きいという考えもありますが、それは危険と思います。
なぜなら、全体が回復するかどうかはだれにもわからないからです。
それなのに回復に懸けるのは「賭け」になってしまいます。
市場全体の上昇を待ってからでも大丈夫と個人的には考えています。
現時点では貿易戦争の行方がわかりません。ハイテクには直接関係ないですが、影響は大きいと思います。
(2)買われすぎている面もあると思う。
常に投資を強いられる機関投資家の立場で考えると、貿易戦争もあり、どうしてもハイテクにお金が流れやすくなっています。
株価の要素の一つである、「需給」で見ると、今も将来も買われすぎの可能性が高いです。バブルになる可能性もあると思っています。
プロは逃げ足が速いので注意が必要です。
5 まとめと私の方針
グロース投資は、出口戦略としての「売り」、危機回避、損失限定としての「損切り」という行動がセットになっています。
それらの行動がきちんと実行できるかどうかの実績は自分にはありません。
今は少額、小ロットで、それらの経験値を積むことが先決と割り切っています。
本格投資はそれを確かめてからでいいと思っています。
正直まだ売りタイミングについては理解できていないですし。
さらにいえば、相場も終盤ともとれます。(まだまだ続く可能性も当然あるけど)
そうだとすれば、今あせって無理に参入すると逃げ遅れて損する可能性もあります。
遅れて参入して、短期間に「ごっそり利益を」というのも虫が良すぎます。
ここはじっくり取り組みたいと思っています。
それではみなさんのよい投資を!
まとまらない記事をお付き合いくださいましてありがとうございます。
具体的な銘柄等についてはまたの機会に。
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