チャート分析って役に立つんだろうか?
米国株投資家のみなさんこんにちは
2018年6月11日(月)記
株式投資再勉強中です。
今いろんな本を読んでいます。
その中でチャートについての勉強もしています。
しかし、疑問に思うことがあります。
それは「果たして役に立つんだろうか?」
「どのくらいの効果があるんだろうか?」
という点です。
長期に渡って上昇することがわかっていれば、とにかくありったけのお金で買っていくのが最強です。
どの銘柄、あるいはETFを選ぶかが重要で投資のタイミングは関係ないように見えるからです。
以下はMSFTの2年チャートです。(SBI証券)
とりたててエッジの効いた成長株というわけではありません。
アマゾンと違い、ちゃんと利益も出していますし、配当もハイテク株としては多い方です。MSFT 101.63ドル、予想PE49.47、配当1.66%、ROE26.55(楽天証券)
そんな無難な銘柄でも、2年で2倍になっています。
今年になってチャートは荒れていますがそれまではほぼ無風状態です。
今日、買いポイントをチェックしました。
それなりにポイントはありましたが、無作為に買ったのと比べて、差があるようには思えません。
基本的にお金のある時に目いっぱい買い増しするのが最強の作戦だったように思います。
チャートをにらんでああでもない、こうでもないと買い場を探す必要は全くないように思えます。
個別株が問題なら、インデックスでもいいです。以下はS&P500連動のVOOです。
パフォーマンスはMSFTにかなり見劣りしますが、それでも30%ほどのプラスです。
蛇足ですが今年に入っての動きは、MSFTの方がS&Pより、より安定的です。
金利上昇懸念やら、トランプの貿易戦争の影響がいかに大きかったかわかります。
S&Pでは物足りなければ、ハイテクETFのVGTではどうでしょうか。
これなら2倍近くになっています。
今までをまとめると
1 大きな上昇相場では、買いタイミングはあまり関係がない。
とにかく、コンスタントに投資していた者が勝者となる。
2 パフォーマンスの優劣を分けるのは投資タイミングではなく、投資対象である。
3 投資タイミングに手間取って、投資を躊躇していたものが敗者となる。
大きな上昇相場では、単純に投資を積み上げた人が大きな成果を得ました。
理屈をこねる必要は全くなかったのです。
このチャートを2年前に入手できていたら、みんなありったけのお金を投資しているでしょう。
私たちはどう考えればいいのでしょうか。
私はひとまずの結論を次のように考えました。
1 上昇相場、強気相場での攻めでは、確信があれば、あるいは度胸があれば、チャートを利用してもしなくても、優劣はほぼない。しない方がむしろ優れている。
2 それを決めるのは個人の経験の差かも知れないし、本人のリテラシーの差かも知れないし、あるいは持っている性格の差かも知れない。
3 そこまでの確証や自信が持てない方は、あるいは場合は、チャートを利用して手堅く、効率は下げても、忠実に追加投資をしていくのがいいと思う。
4 チャートを利用していると、自分がどういう考えや根拠で売買したか、あるいはしなかったかが記録に残しておけばよくわかる。
→専用の売買ノートと、チャートノートを作りました。
そして後日見直して、自分の行動のどこに問題があったかを知ることができる。
5 要は個人の性格だと思う。感覚で動いてもうまくいく人と、理詰めでないと動けないタイプの人が居るということだと思う。
蛇足
チャートを見ていると、各買いタイミングでは、出来高、株価とも急に伸びて、多くの投資家(特に機関投資家?)は「チャートを用いてセオリー通りに売買行動している」と強く感じます。
以上です
それではみなさんのよい投資を!
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