配当は幸せ感をもたらす。リタイアに向けての配当戦略。
米国株投資家のみなさんこんにちは
2018年5月2日(水)記
かつては、配当や利子で暮らすのは特権階級の象徴でした。
世界中の株式などに投資できるようになり、庶民でも十分な配当をもらうことが可能になりました。
配当はいつもらってもうれしいですが年金以外に収入がなくなった時の配当は格別です。
株式投資の最適解はきっとあるのでしょう。
しかしそのことと、投資による幸せ感の感じ方は一致はしないでしょう。
今日は、リタイア後の理想の株式投資を考えました。
私が実践しているという意味ではありません。
このブログサイトには「正直者」さんなど本格的なインカムゲイン投資家がおられます。
リタイア後の配当戦略は、幸せ感をもたらす。
株式投資の優劣についてはいろんな論議がなされます。
しかし、リタイア後に限れば、配当という要素は実に大きいと考えます。
リタイアまでは資産の最大化に重点を置けばいいと思いますが、リタイアしたら、のんびり配当を受け取りながら、優雅に暮らしたいものです。
いくら株価が上昇したといっても、売って利益を確保するのと、配当として振り込まれてくるのとでは、感覚的には全く違います。
「おい、今度、株を少し売って、温泉にでも行くか」という方は少数派でしょう。
個別の高配当株投資は実はレベルとハードルが高い。
3%以上の配当をコンスタントに出す銘柄は多いので、これに投資しよう。
と私も思って始めました。
しかし、それぞれの会社のチェックや把握が必要です。
難しさはハイテク株に引けを取らないと感じました。
石油株のように、原油価格で大きく株価が動くものや、通信株のように株価の動きが大きいものや、タバコのように何かの出来事や規制で大きく下落するものもあります。(タバコはMOを含み損抱え中です。)
個別の高配当株は、長年にわたって投資し、買値が低い場合は、安心して持てるでしょうが、リタイヤしてから始めるのは無理が大きいと感じます。
ETFで持つのはどうか?
米国株ETFでVYM(米国高配当株ETF)などは配当が3.1%もあります。
しかしやはり株式ですから、高配当と言えども、動きが緩やかだったり小さいわけでもありません。
VYMとNYダウの比較を見てみますと(10年、SBI証券)
非常に似た動きをしています。ダウと比べて不利というわけでもないようです。(むしろ配当が高い分有利ともいえる)
しかしやはり退職後に一気に仕込むのは危険が大きいと感じます。
ゆったりした生活を望むのに、毎日株価が気になって仕方がないというのでは、メリットになっていません。
リタイアまでに徐々に変えていく。
リタイアの5年~10年くらい前から少しずつ「配当を得るための投資」を意識して準備できたら素敵です。
初めから配当を意識した投資戦略の方は替える必要がないのでその点便利です。
投資額により、また受け取る配当金の額により、普通のインデックスETFだって使える
S&Pインデックス型でも(IVV、VOO,VTI)で、1.93%の配当があります。
投資額が1億円なら193万円(税込)になります。
投資額が多ければ、一般型を使ってもかなり受け取れます。
一例をあげれば
IVV、VOO、配当1.93%・・・25%保有
VYM(米高配当ETF)、配当3.1%・・・25%保有
VEU(バンガード米以外全世界大企業版)、配当2.87%・・・25%保有
MMF、BND、BLVなどの債券、配当2%・・・25%
と¼ずつ保有しても全体で2.5%の配当金になります。
安心して持つためには平均買いコストがなるべく低い方がいい。
資産規模の目標が達成できていたら、あるいは達成の見込みがついたら、配当戦略も考えるのは、重要と思います。
短期間でこれらの安全なETFに投資しても、買いコストが高ければ少しの上下動も気になります。(年をとると特に心配性になる)
3、4割下落しても大丈夫な買いコストなら理想です。
長い間には、株式が割安の時期もけっこうたびたび訪れます。
そんな時に、仕込んでおけばコストを下げることができます。
以上です。
私はもうリタイアしてしまっているので、かないませんが、これからの方はどなたにもチャンスがあります。うらやましいです。
それでは皆様のよい投資を!
昨日決算のアップルが雰囲気を明るくしているようです。今後に期待です。
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