目的を明確にして自分に最適な方法を考える
米国株投資家のみなさんこんにちは
2018年4月26日(木)記
決算発表の好業績が続いています。
しかし、せっかくの好業績も、付け足しのコメントや電話会談の発言などで激しく売られる流れが続いています。
困ったものです。
今日は長期金利がとうとう3.02%と3%を越しています。
長期金利の上昇は予想されたこととはいえ、まだ織り込んでいないようです。
今後もこの問題で、売られる場面は多いのでしょう。
S&Pです。
好決算にも関わらず、長期金利を織り込みできなくて、かろうじて200日線の上にとどまっています。
典型的な三角持ち合いで、どちらかというと下に抜けそうな形をしています。
この週末がカギになると考えています。
市場はともかく、この機会に自分のことを考えました。
目的と方針をはっきりさせないといけません。
さてアンケートです。
自分はどちらですか? A 堅実な投資家である。B 投機的な投資家である。
ほとんどの方がAとお答えになったのではないでしょうか。
私もAだと信じていましたが、今までの投資行動を振り返ると、十分に投機的な行動をとっていました。
まさに「年寄の冷や水です」
この機会に、しっかりと足元をみて、自分にあった投資を構築する必要があります。
自分にとって投資は必要不可欠なものではない。
年齢が過ぎていくと、残りの生き方が限定されていきます。
でも逆に言えば、選択肢が限られて、リスクも限定されるわけです。
人はタイプもそれぞれです。
自分の場合は必要以上の収入は持て余すことがわかりました。
「投資のための収入が必要」というのは本末転倒です。
投資には今あるお金の一部を充てればいいからです。
そうやって、投資を見直してみると、規模も、内容もずいぶん地味なものでいいということになります。
若い皆さんには「なんかしょぼいな」と拍子抜けされそうですが、
配当や収入を目的としないとなると
将来の変化に備えて、資産を分散する。
のが主目的になります。
日本は少子高齢化が世界で一番激しく進み、それなのに、国の対策は後手に回っている感があります。
将来の社会保障などがはっきりしない点は大きなリスクです。
日本の少子化、高齢化の影響を受けない資産を持つ必要があります。
ただし、今すぐというわけではないので、あせることはないと思っています。
海外資産の主軸はドル資産。
海外投資を嫌う方の理由の多くは「為替変動」です。
長期にわたり円高ドル安が進んできた経緯があります。
ドル資産で持っていても「大幅な円高が来たら困る」というのはもっともな心配です。
しかし、ドルのいいところは、安定的に貨幣価値が下落している点です。
幕末から明治にかけて、1ドル=1円の時代がありましたが、日本の1円は金貨でドルは銀貨でした。
ドルも円も下落しましたが、現在はドルの価値が円の100倍ほどあります。
円は、節目節目に大幅に下落した歴史があります。
ドルの減価が補えればとりあえずは目標達成
ドルの目減りが年2%(インフレ率)とすると、そんなに高い目標ではありません。
MMFでも1%少しありますから、株式、債券を組み合わせれば容易に達成できるように思います。
無意識のうちに高いリターンを求めてしまう
株式投資では、自分では「高成長狙い」ではないと思っていても、しっかりと自分を押さえていなければ、ついその方向にいくようです。
まして株雑誌には「私はこの株で10倍を達成した」みたいな記事が多いですし。
調べてみるとどうも私だけの傾向ではないようです。
私はギャンブルもパチンコもしませんが、それでも「かくれたばくち体質」はDNAにあるようです。気をつけないと。
基本ドルMMFで保有して、好機に、債券、株式インデックスを購入。
円建てでも対象が海外なら海外資産ですから、円建てで買えるものはなるべく円で買いたいです。
そうすると株式では楽天V全米は便利です。
同じく全世界も使えます。
ただし、米国の割合を調節しやすいのはVXUS(米国以外)とかのETFだと思います。
債券については、米国対象のETFではいくつかあります。
国内円建てで、同程度に有利なものがあるかどうかはこれから調べます。
できれば配当金が出ない方がいいのですが。
しばらく株式も債券も投資が難しい時期が続くと思う。
金利や物価が上昇しても大丈夫かどうかはしばらく時間がかかるのだと思います。
金利がもう1%も上昇すれば、長期金利で4%ほどですから、普通の債券では5%ほどで回ります。十分に魅力が出てきます。
当然株式はそれより有利でなければなりません。相当に高いハードルです。
投資を組み替えるのは、新しく投資するよりやっかいだ。
と言われるそうですが、まさに私もこれに当てはまります。
今持っているものも「無理やり整理」せずに、ゆっくりやろうと思います。
今日も私ごとが中心で失礼しました。でもリタイア後の投資について一つの例になればと思い記事にしました。
それではみなさんのよい投資を!
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