長期金利3%越えでどうなるかは誰にもわからない。
米国株投資家のみなさんこんにちは
2018年4月25日(水)記
ハイテク株は大幅下落でした。
決算発表ではわざと欠点を探して、下げているようにも見える
GOOGLの決算は、売上、利益ともにコンセンサスを大きく上回り申し分ないように見えます。
営業利益率が低下したのが売られた原因ということですが、厳しいですね。
GOOGL1022.64ドル-4.77%です、私も保有があります。さらに将来買い増ししたい銘柄の一つです。
PMもそうでしたが、市場は売る材料を探しているようにも見えます。
今後の決算発表では覚悟が要りそうです。
コンセンサスを上回ってこれですから、下回りでもしたら、とことん売られそうです。
CATキャタピラーCFOの発言で大幅下落になったそうです。
「今期がおそらく最高だろう」と発言したとのことです。責任者の一人としての本音だと思います。
将来については不透明で計算できないことが多いのでこういう発言も理解できます。
長期金利が3%を超えたときにどうなるかはだれも経験がない。
かつては、3%どころかもっと高い時期がほとんどでした。
以前の心地よい長期金利は5%と言われていたそうです。
そして、その頃の株式の割高、割安の基準はPERが15程度でした。
現在の米株はそれよりはかなり高い水準にあります。
私の全くの素人考えでいくと、金利水準に過去のように5%に近づいていくのなら、株価の水準もまた、PER15の水準に近づいていくのが自然に思えます。
多分そう単純ではないでしょうが、金利が上昇しても、株価が高値水準を維持できるという保証や、説得力もまた力不足に思えます。
とにかくリーマン以降は世界の経済の基準が変わったと言われていますから、過去を当てはめての推測には限度があるように思います。
どちらにも決め手がない時には、投資家は臆病ですから「悲観」に傾きやすいのも当然と言えます。
強気に考えれば、長期金利が上昇してもゆっくりなら、株価もこのまま上昇。
下記のグラフはKUKIWAKAMEさんの私の稟議書のブログからの資料です。
金利と株価の関係 ~20年間のダウと米国金利の推移から見えるもの~
過去の長期金利の上昇局面で株価が下落するという傾向は見当たりません。
(もっともこの1年ほどの急上昇も過去に例がないけど)
10年債と2年債の金利の縮小も指摘されていますが、まだフラット、あるいは逆転しているわけではありません。現在0.5%ほど。
弱気に考えれば、しばらく調整してもおかしくない。
長期金利以外にも米中間選挙、貿易戦争、・・・不確定要素はたくさんあります。
それぞれの材料で、投資家が悲観に傾くことはありそうです。
株価は市場参加者の総意なので、悪材料→株価下落→投資家心理悪化→株価下落
の悪循環は考えられます。
そう考えると市場から距離をおいてMMFとかで運用するのは無難に思えます。
超長期的に見れば、今も将来も長期上昇トレンドの一部だ。
これから順調に上昇するとしても、一旦調整するとしても、長期上昇トレンドの一部であることは確かです。
どのくらいの期間を切り取って考えるかは個人差が大きいと考えます。
私のようなシニアは一時期とはいえ下落はイヤなので、投資機会を逃しても「持たない」ほうに魅力を感じます。
機会を逃し続けて、そのうち寿命が尽きても、何も問題はないからです。
若い方の場合は、20年、30年のスパンで見れば、目先の動きは気にならないかもしれません。
まとめ
世界の金融資産は300兆ドルあるそうです(日経新聞)
これが大移動を始めるわけですから、影響が大きいのは当然と言えます。
今のところ、株式よりも債券の値下がり(債券市場からの資金流出)の方が大きいと思います。(利回りは上昇)
債券市場の規模は株式市場の約2倍の規模があるそうです。
そのマネーはこれからどこに向かうのでしょうか?
いろんなことが落ち着くまで、じっくりと勉強しながら待ちたいと思っています。
今まで常識とされていたことや、有効とされていた投資法なども、もう一度、考え直す必要があると考えます。
株式も適正水準がはっきりしない以上、少し下がったからといって、衝動買いはリスクが高いので自重しなければと戒めています。
もうしばらく待って、債券価格が落ち着けばもう少しいろんなことがはっきりするように思います。
まとまりのない記事で恐縮です。
このところ下落が続いていますから、今日は上げてほしいのですが。
それではみなさんのよい投資を!
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