満足度が高く、納得のいく投資は。
米国株投資家の皆さまこんにちは、チンギスハンです。
2018年4月1日(日)記 とても暖かい
投資については、一般には、パフォーマンスについて語られることが多いです。
私はシニアなので、パフォーマンスもさることながら
納得がいって、満足度の高い投資を考えました。
逆に納得がいかない、満足度の低い投資から考えました。
1 パフォーマンスに対して投資家の取るリスクが大きすぎる。
ハイイールド債、新興国債券、新興国株式・・・が該当すると思います。
これらが良くないと言っているのではありませんが、投資家が自分がどのくらいのリスクを負っているかの自覚が少ない場合が多いと思います。
2 手数料が高すぎる
1%を超える年間手数料や、購入時の数%のコストは、運用に影響します。
たぱぞうさんの記事にもありましたが、セルサイドにのみ有利な投信も多いです。
特に昨今は、円建てでも手数料、コストが安い投信も増えているので、慎重に有利なものを選びたいです。
3 投資対象が右肩上がりでない、上下動が大きすぎる。
4 結果として資産が増えていかない。
毎月分配など、構造上元本が減る構造になっているものもある。(たぱぞうさんの記事に詳しいです)
では納得がいって、満足度が高い投資は?
自分のリスクに対する姿勢が一番重要です。
リスクに対してあいまいな姿勢だと、上記のように、リスクの高い(とがった、エッジのきいた)商品を買わされることになります。
高いパフォーマンスを特に求めなければ、リスクが低い方が「失敗が少なく、変動が少なく」結果として満足度が高いように思います。
(パフォーマンスを追求するなら個別株集中投資だと思います)
巷で売られている投資商品は、購入層の意識やリテラシーを考えると、「リスクが高め」の商品構成になっていると感じます。特にシニアには。
では具体的に満足度、納得がいく商品は
条件1 長期的に右肩上がりの投資対象。
米国あるいは世界対象の株式が一番だと思います。
条件2 費用が安い。手数料が安い。
インデックス系ETF系が該当すると思います。
条件3 プロとの差が少ない。
これもインデックスETF系になります。プロも使ってますから。
条件4 いつでも現金化できる。そしてそのコストが安い。
流動性も大きな点です。インデックスETF系は大丈夫です。
結論
失敗する可能性が少なく、満足度が高いのは、株式インデックスETF系と思います。
(債券系も場合によっては)アクティブ投信や個別株はその上の段階だと思います。
それでも不満な人には不満が残る。
株式市場が、業績により、金利により、投資家心理により、上下することは避けられません。
リーマン時のような大きな下落も起こる時には起こります。
でもあくまで相対的な話です。
「絶対にリスクがなく、安全で、ストレスもない」という投資商品は、日本円以外にはありません。(それでも、銀行間で預金を移す動きも過去にあった)
長期的に右肩上がりといっても、期間の取り方によっては、数か月、数年の、横ばい、下落を強いられるケースもあります。
投資のタイミングや投資の額はやはり問題になる。
一番無難な、毎月定額積み立てでも、始める時期によっては、数年間のマイナスを耐えなければなりません。
そんな時は、「クソ、買うんじゃあなかった、ひどい目にあった」と、優れた対象でもボロカスに言われるかもしれません。
よく投資のアドバイスで「投資は余裕資金で」と言われていますが、まだ不十分だと思います。「必要最小限で」と言うべきだと思います。(シニアの場合です)
年金が多い方などは、持ち金すべてが余裕資金と言えるからです。
退職金を含めて、3千万とか5千万とかつぎ込むと、10%の下落では3百万5百万とかの含み損になってしまします。そして10%くらいの下落はかなり頻繁にあります。
はた目からは、それでも残り4500万もあるじゃあないの。と見えますが、当の本人は、とてもそんな気ではいられません。
「死んだ気になって清算するか」(たぶん家族に言われて)、残りの大多数の方は回復するまでの数か月、数年を「真っ暗な」気持ちで過ごすことになります。健康にも影響します。何しろ、とにかく「笑って、楽しく」過ごすのが健康には一番だそうですから。
ではいくらまでなら笑って流せるのか、気にならないのか、は難しい問題だと思います。何しろ「損は」「得の」10倍、100倍のダメージだそうですから。
気になるようなら一旦損切りして、楽になるのもいい方法だと考えます。
「短い人生、毎日を楽しく生きてナンボ」と思うからです。
リスク耐性の小さいシニアは(私もです)、
1 株式インデックスETF系を
2 投資のタイミングをずらしながら、あるいは定期積立で
3 控えめな金額で
投資していくのがいいと考えました。
もちろん、早くから投資をされて十分な投資額と含み益があり、リスク許容度が大きい方の場合はあてはまりません。
その意味でもリタイア前にしっかり投資の実績を積むことは、リタイア後に大きな、財産、アドバンテージになると考えます。
それでは皆様のよい投資を!
お願い 下の米国株のところをクリックしてランキングに戻っていただけると、ランキングの点数が上がるのでうれしいです。ご面倒ですがよろしくお願いします。