米国債券投資、組合せて利率とリスクのバランスをとる。
米国株投資家のみなさんこんにちは、チンギスハンです。
2018年3月19日(月)記 雨
今の位置が相場のどの辺かという記事を書きました。
私は、VGTなどが1月の高値を抜いて更新していることなどから、まだ腰折れはしていないという判断をしました。
ある著名な海外在住投資家のツイッターを見ていたら、すでにピークアウトしている可能性もある、対応している、という記事がありました。
「バブルが終わっていても、気づかないことが多い」
「安いと思ってナンピン買いをしてリスクを増大させる懸念がある、とのことでした。
自分の思い込みでのナンピンは危険だなと改めて確認しました。
この方は、1月末にも、シェルやBPなどを全部処分された方です。
そして、株式はアマゾンとバークシャーに集約されていました。
その方が「今はせっせと定期預金」に移しているというのは、やはり心にとめておかねばと思いました。
さて、日本人凄腕プライベートバンカーの杉山さんのおっしゃっておられた、「債券投資」ですが、検討を続けています。
全体の資金の中での、株式と債券の割合は、ともかく、債券の中でどうするかを考えました。
1 ETFで投資。
杉山さんは単品で書いておられましたが、売買が難しいので、ETFで考えます。
とりあえずメニューが一通りそろっているバンガードで考えました。
2 地域は米国対象で。
新興国は米国の金利の影響を最も受けやすいそうなのでパスです。
欧州、日本もいいのでしょうが、商品がよくわからないのでとりあえず米国対象です。
3 投資適格債を中心に
1本で済めばいいのでしょうが、それぞれ特色もあるので組み合わせを考えます。
4 短期は米ドルMMFがあるので、中期・長期で考えます。
米ドルMMFはとても使いやすく、利率も1.1%ほどとそれなりにつきます。楽天証券ではそのまま、株式も買えますしとても便利です。
SBIも即時株が買えます。マネックスははっきり言って使いにくいです。
マネックスが使いにくい理由・・・マネックスの方改善お願いします。
(1)総合口座と外国口座に分かれている。
(2)米ドルMMFは総合口座で、株式は外国口座での取引になる。
(3)従って外国口座にある米ドルでドルMMFを買うには、①米ドルを総合口座に移す。②そこで米ドルMMFを購入、と手間が多いです。
なるべく簡単にするために、マネックスではドルMMFはしないことにしました。代わりに債券ETFを買います。
5 候補は (全く個人の好みです)
(1)BNDバンガード米国トータル債券市場・・・投資適格
年間経費0.05%、中期6.1年、年利率2.69%(月払い)、時価総額36.69十億ドル、国債・政府機関債42%、モーゲージ債23%、など投資適格債、iシェアーズのAGGもほぼ同じ、少し時価総額が大きい。
(2)VCIT バンガード米国中期社債ETF・・・投資適格
年間経費0.07%、中期6.5年、年利率3.34%(月払い)、時価総額20.65十億ドル
(3)BLVバンガード長期債券ETF・・・投資適格
年間経費0.07%、長期、15.3年、年利率3.84%(月払い)、時価総額2.26十億ドル
(4)HYGiシェアーズiBoxx、ハイイールド社債ETF・・・投資不適格
年間経費0.49%、3.5年、年利率5.17%、時価総額15.17十億ドル、
BB50%弱、B40%弱、残存3~7年が多い、
JNK SPDRブルームバーグ・バークレイズ・ハイイールド債券ETF・・・投資不適格
年間経費0.4%、3.6年、年利率5.64%、時価総額8.96十億ドル
C格付けも15%保有。上記HYGとの差はそうないように思える。
※(2)と(3)はどちらでもいいように思う。期間が短い方がいいか。
上記をグラフ化すると、といっても単純ですが。
となり、年利率は3.18%です。いずれの債券も利子は月払いです。
(まとめ)
(1)とりあえず、候補を整理しました。
(2)利率も3%を超えているので、インフレには対抗できている。
(3)金利の急変時には大きく動くので注意したい。今年の 1月など。
下は中期社債のチャートです。
長期金利の上昇で2.5%ほどの下落になっています。その後安定に見える。
ハイイールドと比べるとHYGです。
残存時間が半分ほどなのに、チャートの動きは大きいです。ただ、下げ幅は同じくらいですが。
ちょっと荒れがあるので心配です。長期で見てみます。
直近で見ると振幅が小さくなっているように見えますが、長期では緩やかな下降中に見えます。
株式とは動きは違うけれども債券にもやはり動きはあるので、落ち着いたタイミングで投資したいですね。
もう落ち着いたかどうかははっきりしません。
ハイイールド債も、ある程度の割合入れると、利率がぐんとアップしますね。
急落もありますが過去を見るとその後徐々に戻していますね。
ほったらかしがいいのか、急落の前にいったん売った方がいいのかは判断次第と思います。
以上です。それではみなさんのよい投資を!
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