チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

知らないリスク、知ってるリスク

米国株投資家の皆さまこんにちは、チンギスハンです。

2018年3月14日(水)暖かい

昨夜は出だしは良かったのに、政治の混乱とかで少し下落していますね。

いろいろあるでしょうが、4月、5月は堅調だと見ています。

それは、この2018年1Q決算はばらつきはあるでしょうが、多くの企業で好決算が予想されるからです。

4Q決算は、内容はいいのに、税制改革のせいで、繰延税金資産の減少というわかりにくい理由で見かけは大きく減少し、赤字になったところも多いです。

今度の1Qでは、そのようなじゃまなものが無くなり、対前年比では増益、対前期比では脅威的な伸びになる会社も多いでしょう。

数字のマジックですが、数字は数字です。明るい材料となります。

ただし、買いたい株はみんながねらうので買われて割高になっていますから、これから買うには「勇気」が要ります。

それにどんな好業績でも、すでに織り込まれていたり、決算発表で織り込まれれば、一応の区切りになります。

それを見越して我先に逃げ出せば、5月は「セルインメイ」のことわざ通りに売られやすいかも知れませんね。(以上私の見方です)

買いたい株には買い場はなく、売りたい株には売り場がない

そんな両極端の展開がしばらくは続くと見ています。

決算ころまでということなら、ある程度の高値圏でも仕入れないと、買えないかもしれませんね。私はじっくり行くつもりです。

 

今日のテーマは

知っていることは、どれだけ役立つか?

リスクという観点から株式投資を一から見直しているところです。

個別株の投資をするには、当然その会社を知らなければできません。

研究に研究を重ねたとして、それはどのくらいパフォーマンスに結び付くのでしょう?

役立つことは確かだと思います。

特に、下落したときなど、何故下落しているかを知っているかそうでないかは、安心感がまるで違います。

決算発表で、株価の急騰、急落がある。

会社を職業として研究しているアナリストたちがいます。プロです。

かれらの予想の平均がコンセンサスになります。

でも、実際が大きく上回り、株価が急騰することもしばしばみられます。逆もあります。

これは外部からの、業績予想がいかに難しいか、そしてその限界を表しているように思います。

時間軸で見て、遠い将来のことではありません。直近3か月の内容です。

株式の価値は将来の価値を含んでいます。

3か月でこれだけ違うなら、5年先、10年先では、大きく狂います。

買う前は、いい点ばかりが耳に入ってきて、買った後はリスクばかりが入ってくる点

自分の経験も交えると、買う瞬間がその株に対しての、好感度というか、愛情がマックスだと思うのです。

しかし、保有してみると、いろいろなアラも見えてきます。というか嫌でも見せられます。

長所と思った点は、たいてい株価に織り込まれており、新しく出てくるリスクはまだ織り込まれていません。

「あれっ」イメージと違うなあ。ということになります。

少しずつ分けて買うという手法は、このリスクを抑えるのに役立つと思います。

また、傍から見て「いいなあ、上がりすぎだろ」と思うような株はまず、1株でも買ってみれば「うらやましい」気持ちは相当少なくなります。

それで欲しければ買い足せばいいだけです。

だからこれも、リスクを減らすのにはいい方法と思います。

「知ってるつもり」が一番のリスクと思う。

多くの人がまだ知らない事実を知っている優越感は大変なものです。

もしかしたら、それがその人の気持ちを、リスク以上に大きくさせるかもしれません。

「今のうちだ」「全力投資だ」と突っ走ることになります。

しかし、世の中何が起こるかわかりません。

周りから災難がやってくるかもしれません。

予想できないことも多いです。

そうすると「知っているアドバンテージ」は実はリスクだったというコトになります。

自分が「よくわからない」「知らないことも多い」と思っていれば、そんなに大胆な投資はしないと思うからです。

もちろん投資が大当たりのこともあるでしょうが、対リスクという面で考える必要があると思います。

ハイテクなど、特にわからないことが増えた。

私のようなシニアでは、ハイテクの内容は、女子高生の会話同様に、「ほとんど理解できない」代表です。

だからその会社の技術をしっかり理解して投資というのは無理です。

でも、競合している会社の研究員でも、ライバルがひそかに開発している新技術は知らないかもしれません。

そう考えると、知っていること、理解していることは確かに、投資をする上で有利ではあるけれど「絶対の切り札」とはならないと考えます。

発表される情報は氷山の見えてる部分くらいかも知れない。

会社から公式にアナウンスされるのは、そう考えると、ほんの一部分かもしれないと感じます。

公表した方が都合がいい場合、しないと法に触れる場合、・・・とかなり限定される気がします。

だから、自分が知りえた情報については、大切にしつつ、「これを知っていることはアドバンテージじゃあないかも知れない」と用心の必要があると思っています。

カバーが広いインデックス、ETFほど、リスクが少ない。

例えばVGTはリーマン以降、S&Pを大きく上回ってきましたが、その保有に格別なハイテクの知識は必要ありません。

また、VOOやIVVのS&Pインデックスを保有するのに、有利な分野や、景気循環サイクルの研究は不要です。

さらに、VTへの投資は、国や地域の研究も不要とします。

いずれも「その道の全くの素人」と一緒にされるのはプライド的には面白くありませんが、リスクのコントロールという観点からは、大事な選択肢となると思います。

まとめ (個人的に)

(1)研究は大切だしこれからもしようと思うが、それを直接パフォーマンスに役立せるのは要注意だと思う。

(2)「自分が知っている」という意識が高いと、前のめりな高いリスクの投資に走りやすい。

(3)反対に「自分は知らない」という気持ちで臨む方が、結果的には確実な投資になるように思う。

(4)インデックスや分野ETFはやはり強力な投資対象だと感じる。

ハイテクの個別株ならVGTをはっきり上回る必要があるし、一般株ならS&Pを大きく(1.5倍くらいは)上回る必要があると思う。

例によって、自分への戒めと整理です。皆様の何かの参考になれば幸いです。

それでは皆様のよい投資を!

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