達人から学んだリスクのとらえ方。
米国株投資家のみなさんこんにちは、チンギスハンです。
2018年3月13日(火)記
サマータイムで時間が1時間早くなったのを、うっかりしていました。
ということで11:40にスマホを見ると、ハイテクは全部上昇、その中に下落が1つ、なんと私の保有のVビザでした。
同業のMAを見るとやはりマイナス・・・これは、業界に何かあったな、ということで急いで売りました。(半分は先先週売却)
今朝「アマゾンがクレジットカード部門の一部に参入を検討」を知りました。
JPMと組んでだそうです。両社はノーコメント。
危惧していたことが、意外に早く起こりました。おおむね、心配は早くやってきて、期待は待たされる気がします。・・・気のせいかも。
何事もなければ、4月まで引っ張って少しでも高く売ろうとしていたのですが、そう都合よくはいきませんね。
でも何とかリスクから離れることができました。
リスク重視になるまで
参入の時の「配当目的・重視」の米国株投資が、昨年の夏から「自由な立場」「リスクヘッジとしての米国株投資」に変わりました。
実際のリタイア生活で、年金の月10万+アルファで十分なこと(一人分です)がわかり、また、余分なお金は自分は持て余すことがわかり、方針変更したのです。
投資の目的が変わったからといって、頻繁に売買して利益を得ようとか、何倍にもしてやろうという気持ちは全くありません。
将来的にはインデックス中心の平凡なものにするつもりです。
スタイルの変化とともに、今まではあまり見ていなかった売買の達人の方(複数)のブログやツイッターをみるようになり、独特の「リスクのとらえ方」「投資のタイミングと撤退の仕方」に感心しました。
一朝一夕で、それらの貴重な能力が身につくなどとは決して思いませんが、これからの糧になればと思い、整理しました。
達人の方は、複数いらっしゃいます。名前を上げるのは不適切と思いますので、総称として、凡人(私)との比較をしたいと思います。
例によって、自分の勉強のためのメモのようなものです。何かの参考になればと思い書きました。
達人と凡人のリスクのとらえ方の違い。
1 株価について
凡人・・・株価が高い方がリスクが高い、PERが高い方がリスクが高い。
逆は、株価が安ければリスクは低い、PERが低ければリスクは低い。
達人・・・株価とリスクは関係がない、
(株価と安全性)
株価には企業のすべてが入っているといいます。株価が安いということはそれだけ魅力が薄いということですから、安全というわけではないです。
だから安い株を買ったからと言って、下落リスクが少ないわけではないです。
むしろ下降トレンドにある株は、そのまま下落する確率が高いです。
(上昇トレンドにある株はむしろリスクが低い)
短期的に見れば、上昇トレンドの株には人気が集まり、さらに上昇するケースが多いです。
特に史上最高値を更新している場合は、売りが出ないので(利確は出るが、それ以外はない。空売りは怖くてできない)過度に上昇する傾向が強いです。
これは1月以来のアマゾンを見れば感じるところです。
2月初めの下落も、浅く、短く切り抜けています。貿易懸念の下げなどは形跡もありません。
高値にあるとかPER300とかに凡人(私)はビビりましたが、上昇トレンドに視点を置けば、達人にはリスクはそう大きく見えなかったのでしょう。
達人の人には、過半数をアマゾンに投資した人もおられます。
私からみると「すごい勇気のある人だなあ」「すごいリスクを取るなあ」と見てましたが、今となれば、安全を見てVビザを買った私のほうのリスクの方が高かったわけです。
このことはBAボーイングなど他の大きく伸びている銘柄にも言えることです。
凡人は「もうこれだけ高いから、伸びしろはないんじゃあないか」と思ってしまいます。
ボーイングなどは一昨年からずっと上げ続けています。
リスクを避けようとする行動が、実はリスクを減らしていないと感じること。
一般に言われている投資の常識も今一度、見直す必要があると感じています。
1つは先日からレポートしている債券です。
「リスクがほとんどない」「リスクが少ない」というのは違うと思っています。
代表的な中期債券ETFのBNDです
今年初めから2%ほどの下落になっています。年間の利率が2.5%ほどですから、打ち消しに近いです。
長期金利の動向を見るのは難しいです。こういう変動があるとわかって投資するのならいいけど、そうでない場合は、米ドルMMFの方が無難です。
<米ドルMMFの整理>
私は米ドルの保有がありますが、生ドルでの保有は避けるようにしています。理由は
(1)為替の変動で、利益が出た場合は申告の必要がある。(雑所得)
(2)損失が出た場合、MMFなら株式や配当の利益と相殺できる。→税を減らせる。
生ドルの場合は、為替の利益との相殺しかできない。
(3)MMFなら、計算の必要がない。特定口座なら。
勝手に計算して、源泉税を引いてくれます。→他の株式の損失との相殺も可能。
現在、利率が1%を超えてきています。(数社あります。利率はそれぞれ違う)
ところが各証券会社で米ドルMMFの使い勝手には差があります。
使い勝手のいい方から順に
1 楽天証券
即座にMMFに替えられます。日本円でも米ドルからでも可能。
米株が、MMFを使って買えます。厳密には、米ドルMMF、GSを選択して決済を選ぶ。
従って、米株を買う予定があれば、GSの(他に日興あり)一択になります。
2 SBI証券
米株を買う場合は一旦MMFを米ドルに替える必要がありますが即時に反映されますので楽天との差はほとんどありません。
3 マネックス証券
私はマネックスに口座はあるのですが、MMFから米株を買ったことがないのでよくわかりません。時間とかの説明の図がでていますが、複雑でよく理解できません。他の2社のように即時ではないようです。今度トライしてまた報告します。
ご存知の方はお知らせください。
MMFの売買と損だし
MMFは指値とかしなくても売買できます。
今回のような円高局面では、MMFでマイナスが出ます。他の株式や配当での利益を相殺したいときには、一旦、売って損だししておけば、特定口座で勝手に相殺してくれます。
長期的には、長期債券の方が利率が高くて有利なのでしょうが、変動が嫌いな方はMMFがおススメです。(ただしMMFでも多少の変動はあります)
個別株のリスク
これはそれぞれだと思います。
私の場合は、先述のようにVにはアマゾンリスクを感じていました。昨日で離れることができました。
他では、石油株、RDSシェル、XOM、COP(コノコフィリップス)の保有があります。
現在原油は、62ドルほどと比較的高値圏にあります。
安い時は40ドル台でしたから、ずいぶん好転しましたが、原油市場も先行きを予測するのは困難です。
RDSなどは配当も高くて長期保有も魅力です。
どう考えるかは難しいところです。
長くなりましたので、個別株のリスクについてはまたの機会にします。
いつも通りとりとめのない記事で恐縮です。
それでは皆様のよい投資を!
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