チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

私が債券を検討する理由。

米国株投資家のみなさんこんにちは、チンギスハンです。

2018年3月2日(金)記 暖かい

2日続けてオハギャーでしたね。困ったもんです。2月といい、月初めは荒れるようになってしまいましたね。

パウエルさんは功をあせったか。

先日の議会証言はやはり初めてということで張り切りすぎたのかもしれませんね。

3月の利上げだけでなく、4回の利上げも織り込ませようと無理したために市場が「こいつ見かけと違ってタカ派だな」と警戒しての下落だったと思います。

今度はトランプの発言です。最もこちらは公約通りではありますが。

自由貿易を揺るがせかねないかもしれません。

パウエル氏が中立的なら、1回の大幅下落で済んだのにと残念です。

影響の大きさが見通せないので、素人投資家としては今回も「何もせず」です。

つい、80%くらいはうまくいくといわれる「ナンピン買い」「逆張り」で買いたくなります。

でも、影響の大きさが全く分からない現状では「リスクを拡大する」行動は控えます。

といって逆にあわてる必要も全くないです。

バブル化を心配していたが、逆に「腰折れ心配」モードか。

パウエルさんがイエレンさんよりハト派で、トランプが利上げを嫌うとなると、バブル化の確率は相当に高いなと感じていましたが(50%くらい?)

現状ではその心配はほとんどなくなりました。長期金利が3%に近づいたことで大幅下落し、さらにパウエルさんの想像よりタカ派よりの発言で、またしても大幅下落になりましたから。

今後は、長期金利が3%を超す、3.5%に近づくといった節目ごとに下落の可能性があります。

そうなると今度は、過去のほとんどの中央銀行が陥った「引き締めによる腰折れ」が心配されます。下はS&Pチャートです。

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何もなければ、パウエルショックがだんだん消えて、50日線を上回ってくる感じでしたが、トランプショックで、先がわからなくなりました。

幸い200日線まではまだだいぶ余裕がありますから、大丈夫だとは思いますが。

でも今後の展開は全く不明です。

「安い!」と飛びつくと、さらなる下落がくるとあわてるかもしれません。

 

債券を考えます。

当分見守るしかないので、今日は将来に備えて「債券」の勉強をしたいと思います。

安全資産と思い昨年の10月に買ってあわてて売った経験があります。

買ったのは、バンガードの主力の債券ETFのBNDです。iシェアーズのAGGと並んで、ロボアドなどにも組み込まれる代表的な債券ETFです。

どちらも年間経費0.05%と最安です。政府債が40%ほど、平均残存期間6.1年です。

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今年に入って急落しています。昨年中に売って何とか難を逃れました。

債券は上がる時はゆっくりだけど下げる時は急激という特徴があります。

私が、債券が大きく組み入れられたシニア用のバランスファンドに難色を示すのはこの点があるからです。

バンガードの回し者ではないですが、バンガードの債券ETFを整理してみました。

利率の高い方から並べてあります。

5y%は5年前からの増減率です。(配当は入れず)

3,2 種別 残存年 対象 株価 増減% 年配当% 5y% 1y% 1m%
VCLT 長期 14.1 社債 90.3 -0.23 4.07 -2.7 0.9 -1.9
BLV 長期 15.3 政府40% 89.75 0.21 3.84 -5.3 0.3 -0.8
VCIT 中期 6.5 社債 84.69 -0.18 3.26 -4.6 -1.5 -0.9
VGLT 長期 17.3 国債 73.46 0.72 2.63 -3.6 -0.3 0.5
BND 中期 6.1 政府42% 79.52 0.17 2.58 -6.2 -1.4 -0.4
VCSH 短期 2.9 社債 78.41 0.12 2.26 -2.7 -1.4 -0.5
VGIT 中期 5.2 国債 62.75 0.35 1.7 -4.7 -1.7 0.2
BSV 短期 2.8 政府67% 78.35 0.12 1.65 -3.4 -1.4 -0.3
VGSH 短期 1.9 国債 59.98 0.08 1.1 -1.5 -1.1 -0.1

固い方から、国債、混合、社債となっています。金利は逆になります。

長期でみるとBND10年です。SBI証券。

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(1)10年くらいのスパンで見ると株式と比べて安定していると言えるのでしょうね。持ってると、相当スリルですけど。
(2)下げる時は急なので、見張っておく必要があると思います。昨年の暮れに急落しています。

(3)上下さえなければ、2.5%の金利(毎月もらえる)でちょうどインフレをカバーしています。

(4)まだ大きな変化があったばかりなので手が出せないが、落ち着けば投資の魅力もあると思う。

(5)BNDで今年に入って2%の下落です。債券は機関投資家の保有が多いです。

債券でかれらはかなりの損失を出したと思われます。(ヘッジしてるかも)

BNDと似ていて長期のBLVの10年チャートを見てみます。

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配当は1%強多くなりますが、その分変動は大きいです。

ただBNDよりも下げ止まっているように見えます。

現在はとても、将来の金利の予想などできませんが、下げ止まれば、ドルの避難場所として使える可能性はあります。

最近のを拡大すると、BLVです。

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とりあえず下げ止まった感はあります。

(まとめ)

(1)「債券は株式と逆の動きをするので入れておくとヘッジになる。」といわれるが、今回の大幅下落ではそうなっていない。安易に考えるのは危険と思う。

(2)知らずに組み入れられているのは問題だが、承知で買って見張っていいるならOKと思う。

(3)新興国などは利率も高いが変動が大きいので全く候補に入れていない。買うなら米国債券、のBND、BLV、VGLTあたりが候補になると思う。

(4)まだ、価格が安定したとは言えず、買える状態ではないと思う。

私が債券を検討する理由。

実は昨年ドル転したドルがあります。

円高の今となっては高い買い物だったのですが、今後の方法としては

(1)円に戻す。

(2)ドルで保有する。

(3)株式を買う。

(4)債券を買う。

の候補があります。

為替の先行きを予想するのはやっかいです。そこで、円転はなしにすると

ドル、株式、債券の選択肢になります。株式ですべて運用できれば理想ですが。

今回債券を取り上げました。生ドルより有利ならOKという判断です。

以上です。今日は金曜日で、何もなければ、先日売った分の代わり(VGT、AMZNとか)を一部買おうと思っていたのですが、動けなくなってしまいました。まあじっくり行きます。

それでは皆様のよい投資を!

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