チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

シンプルな投資法でも投資リテラシーはやはり必要だ。リタイアへの投資を考える。

米国株投資家のみなさんこんにちは、チンギスハンです。

2018年2月16日(金)記 暖かい

S&Pは1.21%の上昇でした。

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昨年秋からの上昇しすぎを修正して、ちょうど50日線にもどったところです。まるで何もなかったかのようです。

 さて一昨年の秋から、米国株投資を始めました。

当初は「配当目的」で参入し、「配当フリー」に代わって現在に至っています。

まさに迷走ですが、事情や、目標が変われば手法が変わるのも仕方のないことです。

もし、私が始めた時点に戻ったとしたら、リタイアに向けてどんな投資が最適か見直しました。これからリタイアに向かわれる方の何かの参考になれば幸いです。以前の記事と重複する部分もあります。

1 シンプルな投資がいい。

 特に事情がなければ、わかりやすいものがいいです。これは、いざというときのことも考えておかなければならないからです。

(1)不利でなければ円建てがいい。

 昨年秋から、「楽天Vシリーズ」など使いやすいものが登場しました。

 本場の米国と比べてもそんなに手数料が高くありません。新規に投資するなら候補に入れたいものです。

(2)儲けるわけではない。大きなマイナスがなければ十分。多少のマイナスは仕方ない。

 あくまで、将来へのリスクヘッジです。

パフォーマンスを競うわけでも、自慢するためのものでもありません。

※些細なことのようですが、投資での収入があるというのは年金が多いのと同じく嫉妬の対象になります。思わぬとばっちりを受ける可能性があります。口外するのはとにかく気をつけて。奥さんくらいまででしょうか。

(3)投資からは直接収入がない方がいいと思う。(個人の意見です)

リタイア後の収入が心配です。週刊誌等でもいろいろ書かれていますから。

私も、何とか公的年金以外の収入が欲しいと思った一人です。だから高配当株を買ったのです。でもその必要はなかったなと考えています。

理由は以下です。

年金の額はそれぞれですし、家賃等の有無もありますので一概には言えませんが、「基本的な収入はギリギリでいい」と思うからです。

リタイアを機に様々なことが変わりますし、「変えられます」。

年賀状や、中元、お歳暮のやり取りも、やめたいならいい機会です。

「林住期」や「田舎ぐらし」に近い暮らし方をしたいなら、すべてを変えることもできます。

そんな時に「多めの予算」があることがプラスに働くとは限りません。

幸い、時間はたっぷりあります。奥さんと一緒にスーパーを回って、安くておいしい食材を探すこともできます。経費の掛からない暮らしを構築するチャンスです。

新しい生活に必要なのは「新鮮な気持ちとやる気」です。要らないのは「見栄と、めんどうくさい」という気持ちです。

トライしてみて、どうしても、毎月の現金を増やしたいならその時点でそれに合うように変えればいいと思います。収まる可能性も大です。

臨時の出費は保有株を売れば大丈夫です。でも売るのは惜しいから節約になります。

2 多少のマイナスは仕方ないと考える理由。

 誰しも、投資では損はしたくありません。でもリスクヘッジの場合は仕方ないこともあります。

例えば為替です。現在、円高に振れています。113円くらいで投資したものはマイナスになっている可能性があります。

こういうのは仕方ないと思います。為替はどちらかに動くのですから。そして見通すことはできません。

だから海外投資では、日本円を基準にして考えると、マイナスが出る場合はあるし仕方ないというコトになります。

先日の下落で、ウエルスナビの解約が相次いだそうですが、円を基準にみると下落幅が大きいので驚く気持ちはわかります。それほど、為替の影響は大きいです。

3 投資の規模は小ぶりのスタートからでいいと思う。

 リタイアしてから、どこかに相談に行って「いくらありますか?」からスタートすると、投資自体の規模が大きくなりやすいです。

本人のリテラシーや、生活の実感とはかけ離れているかもしれません。

先々週の下落は為替を入れると、15%ほどになります。

3千万の投資では、450万のマイナスです。一時的なのですが、多くの人の許容度を越えていると感じます。でも含み益が積み上がっている段階なら許容できるでしょう。

気長に時間をかけて投資していけば、含み益も増えてそれに比例して「許容度」も大きくなります。

為替を含めて25%程度の下落は起こりえますから、それに耐えうる範囲が「初めの投資額の限度」と感じます。

いついつまでに、いくらしなければいけないということもないのですから、無理のない程度でゆっくりでいいのではと思っています。

4 具体的な内容と額は?私の考える案です。

投資分野は株式だけでいいと考えます。これから先、会社が一番存続の可能性が高いですから。

楽天V全世界と全米を毎月5万ずつなら、(たとえばの話です)年120万の投資ができます。10年で1200万。(他のでも構いません)

株式は平均するとインフレ率よりも高い伸び率ですので、実質的には10年後の価値は1200万以上になります。

リタイアの前から始めれば、リタイア時にはかなり投資が進んでいることになります。

残りの半分ほどを日本円で保有すればリスクヘッジになります。

日本円はインフレ率だけ減価しますから10年では15%前後減価しています。海外投資の分と合わせるとインフレ率を差し引いてもプラスになるのではないでしょうか。

投資している間にリテラシーと経験値が増しますから、さらに海外投資の割合を増やすのはOKだと思います。

5 インデックスのようなシンプルな投資でも「十分な投資リテラシーは必要」

毎月買っていくだけなら、証券会社のサイトで自動でセットできます。だから、特にテクニックや経験が必要なわけではありません。

でもバイアンドホールドはシンプルですが、なかな続けるのが難しいです。

途中やめするからです。今回のロボアドの件が示してくれました。

「大幅下落時」に「何もしない」というのは、実は大変なことなのです。

高い時には「どうしても買いた」くて、安い時には「どうしても売りたい」のは人間の遺伝子に刷り込まれた行動原則です。

これに耐えるには、相当の勉強と経験が必要です。

6 シニアになると我慢強さが大幅に低下する。

 人にもよるでしょうが、私は大幅に低下しています。

リタイア時に近ければ近いほど、この点は考慮する必要があると思います。

あまりにも負担になるようなら、むしろ投資はしない方が精神的にはいいかもしれません。ストレスは、いろいろな病気を誘発します。特にシニアは。

あとがき

偉そうに書きましたが、私のは残念ながらまだ整理ができていません。「こうしてたら楽だったなあ」という願望です。

以上です。それでは皆様のよい投資を!

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