3月のFOMCまでは波乱が続く可能性がある。冷静に見守るのが一番か。
米国株投資家のみなさんこんにちは、チンギスハンです。
2018年2月12日(月)祝日の振替
今回の下落について、いろいろ書いたので、少し整理しておきたいと思います。ここ最近の記事のまとめです。くどいところはスルーしてください。
長期投資家にとっては悪いことではないこと。
(1)一番の懸念であった、バブル形成とその崩壊の懸念がぐっと遠のいた。
今後、FRBが直接手を下さなくても、その雰囲気を出すだけで、市場は反応する。
(2)今回少し調整することで、急すぎた上昇分が解消された。
(3)今後も息の長い上昇が期待できる。
プロとアマでは利害が違うこと。
(1)プロは下落局面でも稼げるので、その立場での「ポジショントーク」もあるかもしれない。
(2)プロは波乱に強い、アマは弱い。
今後の展開は
(1)FRBは株式が下がりすぎたと思っていない。むしろ資産バブルが防げて幸いと思っているだろう。
(2)今年3回の利上げ予定が変更されることはないだろう。
(3)3月20、21日のFOMCでの利上げについては、FRBは直前まで「しない」とは言わないだろう。それまでは神経質な展開か。
(4)パウエル体制の1回目なので、結局は見送りになると思う。見送りになれば株価は反発。実施されれば下落。
投資行動については
(1)現在がそう安いわけではない。最高値の91%の水準。(S&Pで)
(2)今後下落の半分くらい戻すのが一番確率は高いと思う。でも決めつけるのは危険
(3)長期投資では保有で全く問題ないと思います。
(4)3月のFOMCが終わる(日本時間22日朝3時に声明発表)までは波乱は続くと思う。したがって買いはリスクあり。
(5)引き締めの懸念が消えれば、好業績株を中心に1Qの決算発表に向かって上昇すると思う。
債券の下落が大きい。(関係ない人はスルーお願いします)
リーマン以降の中央銀行の緩和政策では、株式と同時に債権も買われ、「債権バブル」とも言われていました。
(1)今年の1月からの下落率は、米国中期債券ETF、AGGorBNDで2%、円建てでは7%に達します。
新興国債券ではその2倍の4%の下落、円建てでは9%になります。
下は、新興国債券(国債中心)ETF、EMBです。
(2)特にシニアの方は、債券=安全は疑った方がいい。
バランス型ファンドに組み込まれていて、「株式と逆の動きをするので入れておくと動きがマイルドになる」とかの但し書きがついています。そういう時期もあったのでしょうが、今は逆相関でないことが多いです。今回は株式と同じ動きになっています。
シニアの方は、債券多めのプランを奨められることが多いです。(ロボアドでも)
シニア向けの保守的なプランだと思って、多めの資金を入れておくと、今回のケースでは、債券部分で年初の100万円は、93万円になります。株式部分は円建てでー13.5%ほど。決してリスクと無縁ではありません。
(3)リスク資産は株式だけでいいと思う。予備出動資金は日本円で。
変動資産はどうしても気になりますから全体を小さくした方がストレスは少ないです。だから、リスク資産は株式に絞り、あとは日本円での保有が動きがとりやすいと考えます。(個人的意見です)
日本円からでも、楽天Vとか投資が楽になりましたし。
以上です。今晩に注目ですね。
それでは皆様のよい投資を!
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