チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

ピンチでは幅広い投資リテラシーが役に立つ。

米国株投資家のみなさんこんにちは、チンギスハンです。

2018年2月8日(水)記

実は私は、先週投資行動をしなかったことを反省しています。

セルオールのチャンスだった。

教科書に載っているような売りのチャンスだったのに、逃してしまったことです。

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RSIが86もありそれがピークアウトして、MACDもクロス、最後に株価もピークアウトしています。モデルケースのような売りのチャンスです。

私は売るという投資行動をほとんどしません。というか、むしろ避けています。トレードについては「無能だ」という自覚は十分にありますから。

<銘柄入れ替えの必要性があった>

昨年11月からの長期金利上昇で、まず保有の債券ETF、BNDが下落しました。なんとか買値で売って切り抜けました。さらにハイテクに投資したりして、ポートフォリオがこんがらがっていました。

投資規模を拡大せずに、入れ替えを計画して、検討したレポートも挙げました。

問題は、わたしがこまめでも、器用でも、正確でもないことです。

「こんなことなら、あっさり全部売って入れ替えた方がはるかに楽だな」とも思いました。マイナスの銘柄もありましたがトータルではプラスなので問題ないとも思いました。

しかし思うは易し、実行は難しで、「セルオール」は出来ませんでした。シンプルな組成にするチャンスだったので残念です。

セルオールという文化が私になかったことが原因。

実はツイッターで「Market Magazin」という方の記事をその頃見ました。1月末です。BP、RDSという英国の株を全部売ってらっしゃいました。へー売ってる人もいるんだ。とチャートを見ると、確かに売りサインが出ています。(ほとんどの株がそうだったけど)

海外在住の凄腕の投資家で、記事も面白いです。でも、自分とはかけ離れた世界の人で、同じ海外投資とはいっても「次元が違う」と思って、真剣に全記事を読まなかったことです。動かすお金も桁が2つ(3つかも)くらい違うし。

米株ではバークシャーとアマゾンに集中投資をされています。

投資リテラシーも幅広い土台が必要だ。

私、というか日本人はきちんとした投資教育を受けていません。

それどころか、「決して関わちゃあだめよ」とタブー視されてきました。

私たち投資をしているものはこのような風潮や、意見に反発しますが、ある意味当たっているかも知れません。

きちんとした教育を受けずに、投資に関わるのは「カモ」になる可能性が高いからです。

いくら金利が安かろうが、タンス預金にしようが、100万円現金は1年後も立派に100万円です。厳密にはインフレ率だけ目減りしていますが、いわゆる投資での減り方とはケタが違います。

だから「株はしない方がいいよ」というのはある意味正しいと思います。

もっと細かく言うなら、「きちんとした教育を受けてリテラシーを高めてからにしなさいね」もしくは、「自分は能無しということを自覚してリスクを取らないようにしなさいね」というところでしょう。でもたいてい守れませんから。

きちんとした投資を学ぶ場所はどこにあるのだろう?

学校での「性教育」がなかった我々の年代では、「性」は「宇宙」や「神」と同じように、わからないがゆえに魅力的な存在でした。

先輩たちが、卑猥な笑いとともに教えてくれる知識は、話者の主観や興味が必要以上に入り込みおよそ知識とはいえないようなものでした。

またそのような、偏った知識をもった若者がその後の異性との付き合いを円滑に進められなかったのは仕方がないことです。私が奥手だったのにもちゃんと理由があるのです。

でもそのような教育状況に育った人たちが政治家として日本を導いているのです。なぜセクハラといわれるのかわからないおじさんは多いと思います。文化でしたから。

鳥たちは初めて見る動物を自分の親と思うそうですが、初期の教育の大切さは半端ないなと感じます。

投資も異端であったがゆえに、きちんとした教育の場所や機会がない。

株式投資が異端視されていることは、インタビューでもわかります。

今回のように株が下がると決まって「我々の年金がこんな危ないものにつぎ込まれて危険にさらされている。心配だ何とかしてもらいたい」と堂々とNHKで言っていることです。

しかも、たいていサラリーマンです。株式会社に勤めているはずです。

社会がタブー視するところでは、きちんとした教育は行われない。

ですから私たちはそれぞれが我流で「株式投資」を学習し、実践します。

テキストは書店の株雑誌になります。評価はいろいろあるでしょうが、基礎を重視したものでない方が良く売れるのは確かです。

遅まきながら、幅広く学習したいと思う。多様性は必要だ。

この米国株のブログでは、「バリューかグロースか」などが話題になります。

相手があって成長できるのですから、どちらもあるのはとてもいいことだと思います。

ところで、推奨株や買い時、あるいは決算についての充実ぶりと比べて、「売り時」や「売りの実践」は少ないように感じます。

長期投資家が主流だからかもしれません。

でもかのバフェット氏もかなり頻繁に銘柄を入れ替えます。当然ながら買いも見事なら、売った時期も見事です。(あとでわかるだけですが)

さすがに一日とか1週間の単位での売買はついていけませんが、1年単位、四半期単位での売買などをなさる方の意見は参考にしたいと思います。

「売り」はほとんどの素人投資家の苦手科目。

ゴルファーのバンカーのごとく、素人には苦手というジャンルがあるものです。プロでは草地よりむしろバンカーに入る方を好む方も多いそうですから。

「売り」を苦手とする日本人の素人投資家は実に多いです。(私もですが)かの孫さんも苦手とおっしゃってました。

私が米国のおばさんのところに短い期間ですが「居候」させてもらっていた時、近隣の人たちで株式投資をしているのが普通なのに驚きました。さらに

近所の小学校の先生をしている奥さんはショートが得意でした。「だってリスクは同じでしょ、アメリカじゃあ普通よ。」と平然と言われました。

株式投資が文化として根付いている米国では、リテラシーの幅も深さも大きくなりやすいのでしょうね。

外部者排除バイアスは目を曇らせる。

日本に限らず部族社会では、自分たちと違う人種や文化のものを受け付けないバイアスがあると言われています。ネトウヨの中韓たたきは典型です。

でも相手を評価しないことは、頑迷につながります。

私にもそのような傾向はあると思います。

「自分と同じスタイル」には安心感と連帯意識を覚えます。でも、違和感はあっても「違うスタイル」に触れて「引き出しを増やすこと」「技を磨くこと」は投資家には必須だと感じます。

以上です。今日は雑記風で失礼しました。米国市場は引き続き見守ります。だんだんと落ち着いてくると思っています。

底からの立ち直りの過程で、これから伸びる銘柄とそうでない銘柄が判別できるのではないでしょうか。

「マーケットマガジン」氏のアマゾンとバークシャーには私も注視しています。

まだ買い行動は時期尚早と感じています。(アマゾンの1株買いはするかもです)

以上です。みなさまのよい投資を!

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