チンギスハンのブログ

投資歴40年。2006年に大台突破。リーマン時は1株も売らず追加投資も。年金10万で生活。昨年3月リタイア。66歳。広島県地方都市在住。一緒に成功しましょう。投資とブログがライフワークです。

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カジノ必勝法とナンピン買いは、反論が難しい。米国株ではナンピンは不利。

米国株投資家のみなさんこんにちは、チンギスハンです。

2018年1月30日(火)

昨日は久々の下落でした。その中でもアマゾン、NVDAは上昇と強い株は強いです。

アマゾンはずっと強いですが、NVDAなんかはつい1月ほど前にはコテンパンに売られて180ドルも切ったのですから、わからないものです。現在246.85ドル。

AMZN(2/1決算)は利益を出さないように工夫して経営しているので、今回波乱を生んでいる「繰延税金資産の減税による減算処理」は関係ないでしょうから、好決算の予感がしますね。

さて、カジノ必勝法で「マーチンゲール法」というのがあります。

丁半ばくちみたいな、バカラで使う方法です。負けない方法として知られています。

1 前回の2倍の金額を張る。2 今まで負けた分を張る。などいくつかのパターンがあるようです。

「いつかは偶数が(奇数)が出るはずだから、負けを一気に取り戻せる」と言われると、「そうだよね」と言ってしまいそうです。

「俺はこれで負け知らずだ」と言われると、「すごいですね」とつい言ってしまいそうです。

数学的にはどこかに落とし穴があるはずですがうまく反論できません。みなさんはどうですか?

<数学的な答えは> サイコロの偶数と奇数で確率はいずれも½とします。

1 いつの場合も偶数が出る確率は½で、その人が賭けているかどうかは関係ない。

2 それぞれの回数の事象は独立しており前の回に偶数か奇数かは関係ない。

3 9回も偶数が続いているからそろそろ奇数が出るはずだ、というのは錯覚に過ぎない。やはり10回目も偶数が出る確率は½ある。

得にならない理由は、

1 負けていれば回数ごとに掛け金を増やして賭けているに過ぎない。

2 賭けるお金は2の累乗で増えますから、10回目は1回目の1056倍になります。

実際のカジノでは、テーブルで掛け金の最大制限があるので、その時点で終わりになります。

<9勝1敗くらいは軽い>

この方法の優れている点は、ほとんどの場合はうまくいくというコトです。

7回までやってなお負ける確率は128分の1です。つまり7回までやってうまくいく確率は128分の127になります。

ほとんどの場合はうまくいくので、「必勝法」と思い込むのも無理はありません。

実際は「おかしいな、そろそろ偶数が出るはずだ」とか言いながら大金をする人もいるそうですから実用にはご注意を。

なお、偶数ばかりに賭けようが、偶数、奇数、・・・など、どのように賭けようが、確率的には変わりはありません。

日本人が好きなナンピン買いが不利な理由は?

株式投資で「ナンピン買い」という手法があります。保有株が下げてきたとき追加で買って買いコストを下げる手法です。

理にかなっていていい方法に見えます。でも、「やめた方がいい」と株の本に書かれています。科学的には根拠はあるのでしょうか?

長い間、私にはわかりませんでした。当時はグーグルがなかったからです。言い訳せずにしっかり図書館で調べるべきでしたが。

みなさんはどうお考えですか?

<具体的に考えると>

今トヨタ自動車は7629円です。これを2016年11月に7000円で買ったとします。その後、6000円に下がりました。ここで同量買うと、買いコストは6500円になります。

そうすると、その後の上昇で十分な利益を得られてハッピーなように見えます。

どこがいけないんでしょうか?

ナンピンにはその銘柄に対する高度な読みと自信が必要

トヨタの株価は、その人がいくらで買ったかには関係なく動きます。(厳密には多くの人の買いコストは大きな要因になるけどここでは無視)

したがって、その人は、単に6000円の時に投資したということになります。

下落トレンドにある株に投資するのは「逆張り」で高度な手法です。

その後トヨタが戻してくるというはっきりとした読みがなければ実行できません。

数学的にはとりあえず有利でも不利でもありませんが、下落トレンドの株はやはり下落の可能性が高いですから、これは短期的には不利な投資になります。

また1銘柄への投資額を増やしてリスクを増大させています。

上記のカジノの例と同じです。回数がすすむにつれて投資額が増大してリスクが上昇しています。

カジノと同じでやはり必勝法ではありませんでした。

上級者には場合によってはアリかも知れないけれど、そうでない人は避けた方が賢明そうです。

やはり勝率の高さは魅力。

でも上記のバカラと同じように、うまくいかない場合の回数的な確率は低くなります。その分金額的なリスクが増大してバランスが取れているのですが、勝ち負けでいうと、たいていの場合はうまくいくことになります。

この「たいていはうまくいく」という点がとても魅力的に映ります。なにしろ気分がいいですから。

でも確率的に得にならないことはすべきではありません。

どうも説明がへたですみません。

日本人がナンピンが好きなのは、日本市場とも関係があるかもしれない。

日本人は「逆張り投資」と「ナンピン買い」が好きだと言われます。FXを見ると、円高ドル安に大きく動いた時などは個人は大きくドル買いをしています。つまり逆張りです。(ミスワタナベです)

日本市場は上下動が大きく、トヨタや三菱UFJといった超優良銘柄でも、びっくりするほど上下します。したがって株式でのナンピン買いは今まで報われてきました。この実経験が「ナンピン買い」が多い理由かもしれません。下はトヨタ自動車5年。

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米国株市場ではどうだろう?

長期的には右肩上がりの成長をしてきた米国株では、まず、ナンピンの機会は限られます。アマゾンのように一本調子で上昇する株は、いつも高値更新です。

全体が下落している局面では、下げている株を買うという判断はありだと思いますが、自分の保有株がベストとは限りません。だから、合理的ではないです。

その銘柄だけが下げている局面では、その株が①なぜ下げていて②復調する理由、という2つのことが明確にわかっていなければなりません。これはとても高度なことです。

米国株ではナンピンは不利だと思う理由。

日本が特殊なのだと思います。超優良株が信じられないくらい上下しますから。

一方米国では「Winner Takes All」の文化です。その分野の覇者が利益を総取りします。したがってそのワイドモートが続く限り株価は伸び続けます。

Vビザ5年

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クレジットカードで、MAとともに世界を牛耳っています。

上記のトヨタとの差が鮮明です。時価総額はどちらも25兆円ほどです。

それぞれの分野のトップ企業は、たいていその分野のETFよりパフォーマンスが優っています。例えばVHTよりJNJの方が優っています。

3つの場合分けで考えました。

ⅰその会社だけが下落トレンドにあるとき

その分野での優位性を失っている、得意分野が侵されている。→買うべきでない。

ⅱその業界が下落トレンドにある時

その業界のビジネスモデルが崩れている。→積極的に買う理由はない。むしろ避けるべき。

ⅲ 米国株全体が下落トレンドにある時

純粋に投資機会として見るべきで、自分の保有株の買値は参考にしない方がいい。また、選ぶ銘柄もまっさらの状態で考えるべき。

結論→米国株ではそもそもナンピンを使う局面が少ない上に、使用する必然性もないです。

自己満足には浸れる。最初の失敗を経験するまでは連勝が続く。

ただし、理論的には有利性はなくて、むしろマイナス面が多いと思いますが、「たいていはうまくいく」という特性があります。

「自分すごいぞ」「もしかしたら達人かも」という気分に浸れます。(かなり危ないことだけど)

さらに、チャートで買い増ししたポイントに印をつけて、誰かに見せたら、「よくこんなところで買えたなあ、底で買ってるじゃん」と感心してもらえそうです。

確率的には少ない「うまくいかないケース」にどこで出会うかですが、出会うまでは連勝が続きます。

16回やると数学的には1回失敗しますが、(単純に1回買い増ししたとして)それを除いた15回のチャートを見せると、「すごい!」と尊敬を受けそうです。

いい気分をとるか、リスクを避けるか、ですがやはり多くの方が強調されておられるように、「市場に居続けて」ナンボだと思います。15勝1敗でも退場するのはつまらないです。ましてやこれからは「投資」は人生の必須科目になります。

以上です。もうご存知の方には、「釈迦に説法」でしたが、私には長く疑問だったので記事にしました。

それでは皆様のよい投資を!

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