チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

ピンチは突然やってくる。考えられるリスクは排除しておく。仮想通貨格付けへの感想。

米国株投資家のみなさん、こんにちは。チンギスハンです。

2018年1月28日(日)記

「いやーびっくりしました」、コインチェックの件です。

私はコインチェックと、ザイフで取引とウオレットの使用があります。コインチェックでは、ネムは買ってませんし、預けてもいませんでしたが、イーサとビットコインなどがあります。

ネムのハッキングで全部が止まってしまいました。別に売るつもりはなかったけど、倒産すると、債権者ということになり、日本円でのバックになります。半分も戻れば上出来かなと思ってました。

コインチェックがネム保有者に日本円で弁償することで、今回の件は暴落もなく落ち着いたように思います。本当はネムの保有者はそのままネムで返して欲しかったでしょう。それだと何もなかったことになり、みんなハッピーだからです。

でもそれだと、ネムの価格が動くので、コインチェックの損失が確定しないのを嫌ったのでしょう。

<今回の件の収穫と今後の見通し>

1 ピンチは突然やってくる。備えは重要だ。早めに対策。

2 コインチェックがホットウオレットを使っていたのはほんとにびっくりです。ネットでも、「取引所は通貨の大部分はコールドウオレット使用」とあったし、事実そうでしょう。

その日に販売する分とかの在庫はホットもありえますが、全部置くとか、「どれだけ無神経、無防備、かつリスク管理意識なし」なの。とあきれたことでした。

3 コインチェックのミスは一つではありません。

①ホットウオレットに置いていたこと。

②分散していなかったこと。

③ネム側が推奨する「マルチシグニチュア」を採用していなかったこと。

代表は、「技術的に困難だった」「人手が足りなかった」と弁明していましたが、セキュリティ意識が個人投資家レベルだなと、多くの人が思ったことでしょう。

4 コインチェックがすんなり金融庁の認可をもらえるとは思えない。

 現在でも登録業者にはまだなっていません。匿名3通貨を扱っていることがネックになっているそうです。「匿名」というと悪者ですが「プライバシー保護」というと善玉です。どうとるかは紙一重ですね。イーサは取り入れていますし(実装はまだ)必要な技術だとは思いますが。今後も苦難の道が続きます。

5 結局はSBIとかの大手に収れんしていくだろう。

 小規模ベンチャーが悪いとは思えないけど。ここまで顧客の利益と離れて「自分の利益追求」が露骨だと、そして、信用の観点から、大手に少しずつ移っていくでしょう。中でも仮想通貨で先行しているSBIが多くのシェアを握ると思います。米国株と同じ図式です。自分も多分移ります。

せっかくの新天地もこうやって、大手が握っていく姿を目の当たりにします。

出遅れている楽天は、コインチェック買収のチャンスだと思いますが。本拠地のEコマースをアマゾンから守るので手一杯か。

6 自分のセキュリティーはどうする。

いつも読んでいる「マナ」さんから、「取引所は絶対に信用するな、盗られても自己責任」とあったので気にはしていました。

ハードウオレットはハードルが高い。

オフラインで保管できるハードウオレットは安全性が高いそうです。

説明書も英語らしいので自分にはハードルが高いですが、四の五の言ってられません。ネムは公式のネムウオレットを利用します。(正式にはnanowallet)

今設定をして、ネムをためしに送ってみたところです。こういうのに弱いので説明の記事を見ながら一歩一歩です。

仮想通貨の話題になったのでついでに「仮想通貨格付け」について

おおむね納得の仮想通貨格付け。

米国の格付け会社「Weiss Rating」が仮想通貨の格付けを発表して論議を呼んでいます。多くの予想とは大きく違ったようです。でも私は納得しました。

この格付けは「通貨の財産価値を評価するものではない」「今後の可能性や研究の進み具合の目安」という但し書きがありました。ただし、EとかFは手放した方がいいとアドバイスしています。

最上位のAは該当なし。

時価総額の上位通貨を見てみると

1位 BTCビットコイン C+・・・多くの人が不満だったようです。

2位 ETHイーサ B・・・高評価です。研究者が多いからでしょう。 

3位 XRPリップル C・・・高評価を得ました。

4位 BCH C-・・・ちょっと評価が低いと感じます。なぜでしょう。

5位 ADAカルダノ Bー・・・イーサ系です。

6位 XLMステラ・・・C+・・・リップル系ですがリップルより高評価を受けました。

7位 LTCライトコイン・・・C+・・・高評価です。

8位 EOSイオス B・・・送金速い、安い(無料)、2017年誕生の新しいコイン。

9位 NEOネオ B-・・・中国版イーサ。

10位 NEMネム C+・・・日本人に人気、コミュニティーが盛ん。

私推しのLISKはCでした。

(感想)

ビットコイン押しには不満だったようです。財産価値ではなくて、使い勝手が評価基準なので、私は妥当だと思います。これによってビットコインの財産価値が下がるわけではないです。

XRPリップルも安心しました。見方がわかれる通貨なので、もっと下にランクされてもおかしくなかったです。Cなら高評価と私は見ます。

一般にイーサ系が高評価なのは、通貨というより「プラットフォーム」なので公共の土台になりえるので、今後の開発と、貢献が期待されたのでしょう。私もそう思います。

今回話題のNEMもプラットフォームになり、また小回りも効くので期待しています。

仮想通貨の基軸通貨はイーサになる 勝手な予想です

現在の基軸通貨はビットコインです。しかしビットコインには使いにくい面があります。それは、「保有者の権利を重視したデフレコイン」という側面です。1%の保有者が90%のBTCを保有しているそうですから、どうしても希少価値があり、ドルに対しても、他の仮想通貨に対しても価値が高くなりがちです。(現在はちょっと低迷しているが、長期的には)

一方イーサは上限が決まっていないので、デフレ度が小さいです。ドルとBTCの中間に位置すると思います。イーサが基準になると他の通貨の動きも近いので、価値の上下がよくわかります。

実際私は、BINANCEのサイトでイーサ基軸で見ています。(GOOGL PLAYでダウンロードできる)

イーサやドルで見た方が各通貨の価値はわかりやすいです。

だから、そのうち、イーサとBTCの両立になり、だんだんとイーサに傾くように思います。

これは何もイーサの価値が上がってビットコインが下がるという意味ではありません。あくまで発行枚数の問題です。BTCの希少性は今後も価値を持ち続けるのは変わらないと見ています。

しかし、今後の仮想通貨の利用の面では、少しインフレが入る方が使いやすいと思います。

インフレ率で見ると BTC<ETH<ドル

という図式ではないでしょうか。BTCにはBTC系が全部入ります。

イーサの発行量が増えてくると時価総額でも首位になると思います。(イーサの発行数はこれからの議題、BTCは上限が設定済み)

仮想通貨というと、「何が上がるか」という投資(投機)の面で見られやすいですが、「私たちの生活にどう役立っていくか」という観点で見ると、株式投資にも役立つので有益だと考えます。

投資として見たときの対象となる仮想通貨

ついでに私の少ない経験では、「将来の壮大な計画」より「目先実現可能」な通貨の方が評価が高いようです。

この点は株式投資と似ているように思います。

その点では今回の格付けは一つのヒントになるように思います。

以上です。本当はハイテク株の入れ替えを書くつもりだったのですが、・・・

皆様の良い投資を!

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