早期リタイアのカギは「どうリタイア生活を送るか?」
米国株投資家のみなさんこんにちは、チンギスハンです。
2017年12月26日(火)記
今年も残り少なくなってきました。あわただしくお過ごしのことでしょう。
今日の話題は「早期リタイア」です。
このブログサイトでも目指していらっしゃる方が多いです。
私は今年65歳でリタイアしましたので決して早期ではありませんが、とりあえずリタイアはしています。
現在の収入をそのまま他で補うのは容易ではない。
だんだんリタイアの時期が遅くなっています。政府も奨励しているようです。年金の給付を遅らせたいからか、どちらが卵かニワトリかはわかりませんが。
65歳くらいが現在の標準になってきたように感じます。60歳で一旦引いて、給料が下がってあと5年というのが今のパターンでしょうか。
仮に、これを10年早めて、50とか55でリタイアする場合を考えてみます。
会社員だと中核を担う人材ですから、給料もそれなりに高いでしょう。負担はその何倍もあるわけですが。
仕事を辞めて、現在の収入をそのまま他で得るのは現実的ではないです。
仕事をしないのでその分支出も減るでしょう。税金も減ります(ただし最初の1年は住民税はしっかりかかる)。さらに貯蓄も必要ないとなれば、半分以下の収入でも大丈夫そうです。
でも、その金額でも、仕事以外で得るとなるとやはり大変です。
米国株の配当で考えると、月額30万円の手取りにするには、360÷0.035÷0.8=12857万円。表面配当3.5%の株を約1.3億保有する必要があります。(外国税は取り戻したとして)
たったそれだけ、と思える人は問題ないですが、かなりの金額です。
しかも30万円というのも結構ギリギリの金額でしょう。
まあ、2億くらいあれば、配当で生活というのは十分なようです。
収入を複数持つとさらに楽になる。
たぱぞうさんが提案・実践しておられます。収入源が3つとかあると、配当への依存は低くなります。
会社員の方にとって手っ取り早いのは、現在の知識や経験、人脈を生かして収入を得ることです。専門知識や資格や人脈が豊富ならかなりの収入の可能性があります。
但し問題は、会社員を辞めて、今の仕事をするくらいなら、今のまま社員としての立場の方が、看板も強いし、稼ぎやすいという問題です。
うっかりやめてフリーランスで苦労している話はよく聞きます。悩むところです。
ライフスタイルを変えればもっと少額でも現実的になる。
現在の環境をガラッと変えれば、相当に前進できます。
田舎暮らしとか、沖縄とか、東南アジアでの暮らしとかです。
アウトドアが趣味の方は、こちらの方が向いているかもしれません。
特に便利である必要はないので、住居とかの選択の幅はぐっと広がります。
同じ日本でも物価の格差はかなりありますから、東京の物価で考えない方がいいです。
よくテレビ局の地方巡りで、道の駅とかに寄って、地元の野菜や産物を冷やかす番組があります。すべてを東京の価格に置きなおして放送するところがおもしろいというかふざけているというか。
この前も、アケビを指さして、「これ東京じゃあ1つ千円は軽くします、ここじゃあ300円とか安すぎです」とかやってました。先日故郷に帰った時に、道の駅で、立派なのが3つ入ったパックが150円で山積みにされていました。
物価の価値観も現地に合わせる必要がある。
東南アジアでも、日本人は何でも安いと連呼していますが、現地の人はそれでも高いと思っているはずです。自分の価値観で、すべてを上から目線で見て、その地域に溶け込もうとするのは、逆の動きだと思います。
その物価に合わせた、現地の人の所得があるのです。そこに根を下ろそうとするのなら、物価の基準も現地仕様に切り替える必要があると思います。
田舎に行けば行くほど、住居にしても相場ができていなくて、流動的です。
家を借りるのにも、月に3万円とかいう予算を提示すれば、それなりの候補がでてくるでしょう。
でも、「お金があまりないので無料で借りられるところ」と希望すれば、役場やら何やらでも世話をしているし、立派ではないかもしれないけど、やはり見つかる可能性はあります。都会の不動産屋では追い出されるだろうけど。
つまり先にお金で押していかない方が、うまくいく。と思うのです。(個人的見解です)
そう考えると、大きくライフスタイルを変える場合は、お金の順位は下がります。
物価が安いところは稼ぎも安い。
田舎で働いて収入を得ようとすると、看護師などの資格をもっていたり、介護の仕事以外はなかなか難しいです。
でもこういうところこそ、配当収入はモノを言います。
上記の計算で言うと、半分の6500万円の投資で、月に15万円の収入になります。
節約したり、近くの畑で野菜をつくったりすれば生活は可能になります。
逆に困ることもあります。
第一に病院が少ない、近所にないことです。専門の治療が必要な病気を持っている人には向きません。
自分に合った場所、暮らしがきっとあると思う。
株式投資がうまくいって、2億3億と増えていけばそれはそれで素晴らしいことです。どんな形の早期リタイアも可能です。
でも、それなりの額でも場所やスタイルを工夫すれば早期リタイアは可能だと思うのです。
大事なのは、事前の準備です。いろんなところへ出かけて行って、シュミレーションしながら、自分に一番合ったスタイルを時間をかけて練り上げていくプロセスがいると思います。
景色のいいところにいって、一気に不動産を買ったり、たくさんのお金をかけて改造したりという行為はリスクが高いと思います。
結局は、そこにいる人々とのつながりの方がより大切だからです。お金があることを最初に見せるのは、警戒されて得ではないと思います。(カモにもされる)
早期リタイアを志される方は、一つだけに絞らずいろんな可能性を探って見られるのはいかがでしょうか?案外ローコストで可能かもしれません。
私も、タイで1年の内半分ほどを暮らす計画を立てています。ずいぶん物価も上がっているそうですから、来年の早い時期に様子を見に行きたいと思っています。
カミさんは、こちらに友達が多いので、「たまに立ち寄る」程度にしたいそうです。
以上です。目的があっての投資はやりがいがあります。
皆様のよい投資を!
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