ハイテク株、主だったところは下げ止まったようです。長期金利との相関は?
米国株投資家の皆さまこんにちは、チンギスハンです。
2017年10月7日(木)記
懸念されたハイテク株ですが、主だったところは下げ止まりが感じられます。
ただし、今週の金曜はメジャーSQが控えており、安心はできませんが。
昨日の状況です。個別銘柄は直近高値からの下落率の低い順に並べました。
予想PEはSBI証券です。
12,7 | 株価 | 増減 | % | 直近高値 | 増減% | PER |
S&P | 2629.3 | -0.3 | -0.01 | 2665 | -1.34 | |
DOW | 24141 | -39.73 | -0.16 | 24500 | -1.47 | |
NASDAQ | 6776.4 | 14.16 | 0.21 | 6910 | -1.93 | |
VGT | 162.31 | 1.03 | 0.63 | 168 | -3.39 | |
MSFT | 82.78 | 1.19 | 1.45 | 85 | -2.61 | 24.21 |
V | 109.74 | 1.16 | 1.06 | 113.5 | -3.31 | 26.85 |
AAPL | 169.01 | -0.63 | -0.37 | 175.93 | -3.93 | 14.9 |
FB | 176.06 | 3.23 | 1.86 | 183.5 | -4.05 | 29.6 |
GOOGL | 1032.7 | 13.12 | 1.28 | 1080 | -4.38 | 31.56 |
AMZN | 1152.4 | 10.78 | 0.94 | 1210 | -4.76 | 268.36 |
NVDA | 189.26 | 1.52 | 0.86 | 217 | -12.78 | 44.87 |
CGNX | 61.99 | -0.9 | -1.43 | 72.6 | -14.61 | 45.3 |
ブルーが大所です。アップル以外は上昇しています。
紫色がとがった銘柄です。NVDAは2日連続上昇です。
CGNXは数字的には下落していますが、一日のチャートは最初が大きく下げて始まり少しずつ値を切り上げていますので、形はいいです。やはり規模的に他と桁が違うので、保有層も違うのでしょう。大手に遅れて回復するように思います。(希望入り)
私はVGTとNVDAを少し買いました。VGTは50日線の線上にあり、NVDAは下方にあって買い時に思えたからです。
将来的にはVGTを増やしていく方針です。(シニアには四半期決算などのチェックがおっくうになる)
長期金利とハイテク株価の相関性
一般に長期金利が上昇するとハイテク株は売られるといわれます。(理由は私にはよくわかりません。ご存知の方は教えてください)
長期金利の1年のチャートを見てみます。SBI証券
次にハイテクETFのVGTの同じく1年チャートです。
6月末にハイテク株が下落したときには確かに長期金利は急上昇しています。
しかし今回は長期金利の上昇はそんなに顕著ではありません。しかしハイテク株は6月以上に急落しています。
これが先週私がハイテク株を買った時にそんなに長引かないのではないかと思った理由です。(言い訳がましいけど)
引き続き長期金利の動向には注意が必要だ。
GSは来年のFRBの利上げ回数を3回→4回に引き上げたそうです。
そうすると、長期金利がこのままだとFF金利との差が接近します。
長短の金利接近は相場の終わりの先行指標と言われています。
どうなるのでしょうか?ちなみに長期金利の3年チャートでは
今年の9月初め(北朝鮮ミサイル危機)以外は比較的安定しているように見えます。
結論
長期金利から見ても、今回のハイテク株の下落が長くない可能性が高いと思います。(筆者の見方です)
ハイテク株のカテゴリー分けについて
この米国株のサイトでも、ハイテク銘柄については見方がわかれるようです。
高配当再投資を志向される方は、ハイテクには高配当銘柄がないので、(マイクロソフトの2%が高い方)当然と言えます。
他のジャンルとの差は少なくなっている
前回のハイテクバブルの時などは、信じられないPERがついていたり、収益に疑問符が付くものも多かったです。だからバブルと言われ、崩壊もしたのですが。
でも、現在は、ハイテクといってもしっかり稼いでいます。予想PERもアップルなどは15で全平均よりも低いですし、アマゾンを除けば20~30の間にあります。
これは代表的なデフェンシブ銘柄であるKOコカ・コーラ 33.20、配当3.20%やJNJジョンソン 23.42 配当2.41%と比べて大して高いわけではありません。一番の違いは配当と言えます。
アマゾンは戦略的に利益を出さないので高PEになります。
NVDAのようにとがった銘柄でも45くらいで、しかも利益は伸びています。
むしろハイテク内部での差が大きい
ですから、アップルやマイクロソフトなどは、稼ぎ方が他の会社と近いと思います。
ハイテクというひとくくりで「特別なもの」としてとらえるのは問題ありと思います。
NVDA、CGNXなどが昔でいうハイテクに当たるような気がします。だから、ハイテク内部での差は大きいです。
ハイテクのくくりで動くので、利用もできるし、注意も必要
でも今回のようにハイテク下落の時には、多少の差はあれ、どの銘柄も下落します。
アップルはスマホ作りなのでハイテクっぽくないですが、まとめてくくりで売られます。マイクロソフトやビザも同様だと感じます。
これらの優良銘柄群は、つられて売られるので買いチャンスになります。
昔のように稼げないカッコばかりのハイテクと違い、現在のハイテク企業は巨額の営業利益を生み出しています。時価総額で上位を占めるだけでなく、稼ぎでも存在感があります。
ハイテク嫌いの人も多いが、柔軟な対応が必要だと思う。
小売りや、衣料品などを見てみると、大幅に下落する銘柄も多く、ハイテクだからリスクが高いとも言えないように思います。
ここ1年ではS&Pを大きくアウトパフォームしている。
ここ半年、1年の上昇率は VGTが14%、33% S&Pが9%、20%です。(ざっとです)
リターンがいいということは今回のように下落幅も大きいということですが、承知で保有するなら有力と思います。
私は特に「ハイテク押し」ではありませんが、投資対象には偏見や先入観は投資の目を曇らせると思っています。今晩に引き続き注目です。
では皆様のよい投資を!
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