最低10年はリタイア後を楽しみたいと思う。時間とお金の用意。
投資家のみなさんこんにちは、投資家・ブロガーのチンギスハンです。
2017年10月27日(金)記
日本株は今日も好調ですね。政権も安定したのでこの機会に有効な手を次々と打って本当に強い日本経済になってほしいですね。
昨日の登山の写真です。大きなブナも台風で倒れたのでしょうか。
ところで読者の投資家の皆さんは、資産を増やされることは大好きだと思いますが、それをちゃんと使い切ることを考えたことがありますか?
毎日読んでいる「リョウスケ」さんのブログに適切な記事がありました。(この方は、株関連の分析も素晴らしいですがそれ以外の記事も面白くて楽しいブログです。)
今の年金制度は平均寿命が65歳の頃にスタート・・・近い将来崩壊するのではないか? - リョウスケが米国株で億万長者を目指す
この記事によると
健康寿命の平均は男は70歳。
意外に早いですね。平均ですから90まで元気という人ももちろんいますが。まあ平均は平均として参考にはなります。
私なら65ですからもう5年ほどしかありません。
自分的には75歳と決めています。(平均よりは長く設定したい)
それでも10年ほどしかありません。この10年をどれだけ、「わがままに」「したいことをして」「がまんせずに」「しかし嫌われないで」過ごせるかが勝負と考えています。そのためにはどんな努力や出費もするつもりです。
お金の問題はいつくかのうちの一つ。リタイヤ者としては新米だが。
老後の問題としては「お金が足りない」というのがよく記事になりますが、それはすべてではないと思います。でも大切なことはもちろんですが。
大事な順に
「気力」「体力」「友達・仲間」「対人関係力」「金力」
「気力」
皆様方には信じられないでしょうが、本当に気力は衰えます。何かしらの、「目標」というか「意地」というか「執念」が必要です。
「体力」
同じ年寄りでも、信じられないほどの差が付きます。10月から近くのフィットネスに通っています。体の固さが半端なかったからです。おかげで今は人並みに近づきました。
「この人この年でこんなに鍛えてどうするんだろう」というようなシニアも多くいます。ほぼ一日、クラブで過ごしている人もいます。シニアになってからの体力差は現役時どころの話ではありません。
「友達・仲間」
これは、今いる友達を大事にするという能力と、どこででも新しく友達になるという2つの能力があります。もう一つ、友達がいなくても一人で楽しく過ごせるのも重要な能力です。
年金は当てにならない。どうせもらえなくなる。
という意見がネットなどを中心に多いです。このような不信感を与える、政治家と役所の責任は大きいです。将来不安は、消費活動をおおいに落ち込ませるからです。
しかし、「あまり悲観的に考えるのは精神的にもよくない」と思うのです。
年金制度は崩壊するという意見について
今の年金制度には2つの問題点があります。1つ目は、平均寿命がどんどん伸びていくということを考えていなかったこと。2つ目は、少子高齢化が進むことへの対応ができていないことです。日本の年金はご存知のように賦課方式ですから払う人が減ってもらう人が多ければ勘定が合いません。さらに、当初は現役時の60%くらいを払っていたそうですから、持続性が問題視されるのは当然です。
抜本的に解決するには、賦課方式をやめて、自分で払った分を自分で受け取るようにして、さらに開始年齢を遅らせ支給額も減らす必要があります。反対の多い改革ですからなかなか進まないでしょう。
年金制度がなくなることはない。
今の高齢者よりも条件は多少悪くなるでしょうが、国の制度ですからなくなることは考えられません。そこまで疑っていると暮らしていけません。
ただし条件は変わるでしょうから対策は必要です。
(1)開始年齢が遅れること。
これは大問題です。「70歳になってもその分その年まで働けるからいいや」と考えている人が居るかもしれません。しかし、リョウスケさんの記事にあるように、70歳といえばすでに健康寿命です。退職と同時に健康寿命がくることになります。「仕事命」の人は構わないかもしれませんが、人生仕事ばかりではないと考える人もまた多いです。
人生の最後にせめて10年は自分の人生を楽しみたいと思う人
は、自分の健康寿命の10年前には最低でもリタイアしておく必要があります。私は75まで元気に生きるつもりですから、今年リタイアしたのがギリギリでした。
60歳とか65歳では強引にやめる
しっかりリタイア後を楽しみたい方は、世間が何といおうと、風潮がどうあれ、60から65では辞めないといけません。これが第一条件です。
何億持っていても、自分の時間は買えませんから。
早期リタイヤするなら年金の支給開始の70歳までのお金は必要だ。
仕事を辞めてから、年金をもらうまでのお金は用意しておく必要があります。目安は子供にかかる費用を除いての、今の支出の7割程度で十分だと思います。
会社の飲み会も、職場の冠婚葬祭もなくなるのでかなりの節約が可能です。現役時代に月に40万使っていた人なら、28万で済むといえます。
住むところの問題がもっとも悩ましいです。マンションとか買って確保していれば、その分はかかりませんから20万もあれば十分でしょう。
無くても、これからの日本は空き家が増えますから、こだわらなければ安いところは増えるでしょう。
住居確保で10年で2千5百万(今の貨幣価値です)、住居なしで3千万と言う感じでしょうか。
医療や介護は国の制度で何とかなる。
今日は病院に行きました。薬代と一緒で5千円ほどかかりました。日本の健康保険制度のおかげです。健康寿命以降の医療費などはあまり心配はしていません。
日本はどの政党が勝っても、患者を放置しろという政党はありませんから、最低限の治療は受けられます。
年金開始から健康寿命まで。自分の趣味のお金は国に頼ってはいけない。
70歳で年金がもらえるとして、健康寿命を75とするとこの間の、最低限以上の「自分のための出費」は自分で用意する必要があります。
人によって年金の額は違いますが、これからは多くの人が少し足りないと感じるようになるのでしょう。具体的には、年金にプラス10万ほどでほとんどのことが解決するように思います。(これは5万かも知れないし、人によって違う)
大それた贅沢やギャンブルをしなければ、ほとんどの趣味がこの範囲で解決すると思います。
自分の好きな山歩きなどは、一回で数千円で済みます。地方ではゴルフでも5,6千円(昼食付き)なので、月に何十回も行かなければ足ります。
10万円×60=600万円。これが標準的な、70から75までにかかる「自分のわがままを通すための費用」といえます。
まとめると、
年金受給からは月に10万確保です。手段はなんでも構わないですが株式配当とか家賃収入だと、元本が減らないので、精神的には余裕があります。
70歳までのお金の見込みがついたら、体力・気力のあるうちにやめる方が人生は充実すると感じます。
※現在の日本の現実では、仕事をしている人の方が「充実アピール」しています。していない人は「することがない人」と思われていますが、そのうち変わると思います。
だらだらと長くなりました。終わります。
それでは皆様のよい投資を!
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