チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

新興国株式投資はeMAXISSlim新興国株式インデックスが手数料等でベスト。

米国株投資家、ブロガーのチンギスハンです。2017年10月18日(水)記

新興国株式対象の投信は今まで手数料が高かったです。しかし投信会社の競争で安くなりました。

この7月31日発売のeMAXIS Slim新興国株式インデックス(三菱UFJ国際投信)は、最強だと思うのでレポートしました。その理由は

  1. 手数料が最安である。
  2. ベンチマークが標準的
  3. その他

の3点です。詳しく見てみると

1 手数料が最安であること。

 買い付け手数料無料。まあ普通です。

 売却時の留保額0円。これはありがたいです。

 年間手数料0.34%(税抜きです)現在最安です。ifree(大和投信)が同率です。ただし、こちらはベンチマークがFTSE新興国インデックスですから注意が必要です。違いは下に書きました。どちらが優れているということはありません。好みの問題です。

これがどのくらい安いかというと、国内の投信で最安なだけではありません。同じ指標のNY上場の有名なETFにEEM(iシェアーズ新興国株式ETF)があります。これの年間費用は0.72%となっています。買い付け手数料や、ドルに換える費用も不要なことを考えると、大変安い経費と言えます。EEMの情報はヤフーファイナンス米国で見れます。

EEM : Summary for iShares MSCI Emerging Index Fun - Yahoo Finance

米国で買うと配当が1.32%ドルで払い込まれます。投信だと再投資する手間が省けます。 

2 ベンチマークが標準的なMSCI新興国株式である。

 最も一般的なインデックス指標です。もう一つ、FTSE新興国インデックスもあります。違いは、MSCIには韓国が入ります。FTSEは入りません。韓国にはサムスンやLGなどの有力企業もあるのでこの点は重要です。韓国を含めたかったら、MSCIがいいです。

3 その他 

 まずこの投信のホームページは以下です。私の広告案件ではありません。また、私は会社と利害関係はありません。

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 投資信託なら三菱UFJ国際投信

(1)歴史が長い投信の方が安定している。しかしこの投信は・・・

 投資家にとって一番困るのは、途中で運用がなくなることです。解約したくないときに解約することになり、税金も発生します。この投信は若いのでその点が心配です。

 しかし、この投信には兄に当たる投信があります。

 「eMAXIS新興国インデックス」です。こちらは2009年10月からの歴史を持っています。兄弟の関係は、会社に確かめていないのでわかりませんが、ほぼ同じものと思われます。元の投信はeMAXIS 新興国株式インデックス | eMAXIS

です。年間手数料が0.6%で留保も0.3%あります。純資産が355億円もありこの分野では最大です。スリムの方は11.08億です。元は同じと考えれば、安心感はあります。

(2)マザーファンドも同じ構成と思えること。

 同じだという記載はありませんが、9月29日の報告書の各銘柄の割合が双方で同じになっています。元は同じものを使用していると考えられます。

そうすると、スリムは、兄弟の投信が手数料だけが安くなったと考えられますのでお得感があります。

(3)東証上場1582ETF(米国のEEMの東証版)と比べると。

 ほぼ同じ指標のETFがあります。株式と同じように売買できます。年間費用は0.14%ととても安いです。(たぶん本国の経費は別だと思われる)ドルに換える必要もありません。

 私が気になる点は流動性がとても低いことです。今日の出来高で、(10月17日)1142株、716万円となっています。チャートがカクカクしています。気になる人には気になるでしょう。また、大きな額の投資には向きません。

(まとめ)

という理由で、新興国株式投信は、これが現時点では最強だと思うのです。

新興国株式は上げ下げが大きいです。(ヤフーファイナンス)<1582>の円建てのチャートです。

f:id:tingisuhan:20171017224737p:plain

今のように世界中で株式が上がる時には、投資先を求めて新興国に資金が流入します。今後大きく上昇する可能性があります。但し資金が逃げるのも速いので注意が必要です。ずっと保有するなら問題はありません。

以上です。それでは皆様のよい投資を!

追伸、前回と重なる内容がありました。

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