チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

前原氏の行動は理解できない。野党の混乱は日本の将来のリスクとなるか?

投資家の皆さまこんにちは。米国株投資家、ブロガーのチンギスハンです。

2017年10月6日(金)

NYは上昇が止まりません。このまま上昇する可能性が一番高いと思うのですが・・・

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ところで野党が混乱しています。

大いに失望しています。将来の日本の政治や経済にとってリスクかも知れません。

私はどの党の支持者でもまたアンチでもありません。しかし、最近の政治の動きは目に余ります。特に野党サイドの混乱がひどいです。混乱の原因は民進党に、特に代表の前原氏にあると思います。私は民進党の内情についてはくわしくありませんが、私なりの考えを書きたいと思います。

民進党代表の前原氏の一連の行動は全く理解できない。

1 自分で立候補して代表になったのに放り出したこと。

 代表選は9月です。翌月に早くも放り出すのは無責任でしょう。自分が背負いきれないと思えば立候補しなければいいだけの話です。選んだ民進党にも問題があります。

2 目標が「政権交代」という不可能な内容であったこと。

 5年前に民主党は政権を担当していました。そして、政権担当能力がないことが、国民に認識されて現在の状況があります。与党が好きでない人も、「民主に政権を担当させるのだけはカンベン」というのが一般的世論です。それがくみ取れていないとは、よほど、普通の国民の意識とずれがあるかということを示しています。

またそれを公約とした前原氏を代表に選んだ民進党にも同じく、ずれを感じます。

現実的な目標を掲げていれば今回の行動にはならなかったはずです。

3 「安倍政権を倒すためなら何でもする」というのは方向が違う。

民進党を選んだ有権者は、自分たちの利益を代弁してくれることを望んだはずです。アンチ安倍で入れた人もいるでしょうが、割合は少ないと思います。

投票で全権を委託されたわけではないので、有権者、支持者の意向を無視した行動は理解を得られないと思います。

「安倍政権を倒す」ことだけが目的なら、単なる「感情」と取られても仕方がありません。確かに安倍政権には強引な手法があったのは確かですが、それを判断するのはあくまで有権者のはずです。選ばれた理由や信任を無視して、勝手な行動に走るのは、有権者に対して誠実とは言えません。

4 まして党を分裂させたり、理念の全く違う党と組むのは明らかに暴走だ。

「安倍政権を倒す」ことを目標にするなら、そのあとのプランも必要です。

プランもなしに、政権打倒を叫ぶのは無責任です。

希望の党民進党が理念をすり合わせるというのは無理がありすぎます。

希望は自民のコピーに近いです。倒すと言っておきながら、コピーと組むのはつじつまがあいません。

ましてや、5年前まで政権を担当していた野党第一党が、対等合併すら果たせずに、バラバラで「入党検査」を受けるなど、支援者からしたら到底受け入れられるものではありません。(私が支持者という意味ではありません)

また、希望からは「理念が違う方は受け入れられない」とはっきり伝えられながら、「全員の入党をめざす」とか、傍から見ると、みじめで情けないを通り越して、「こっけい」でさえあります。

受け入れられそうにない方や、はじかれた方が、「立憲民主党」をつくったのは当然の流れです。でもそれなら、初めから党を二つに割って共存共栄を目指せばよかった道理です。

悪意に考えると、「全員合流」といっておいて梯子を外したと取られても仕方がありません。反対派のリベラルグループに意地悪をしたかの印象を受けます。

今回の選挙では、「立憲民主党」は一定の支持を受けると思います。枝野さんは、初めから前原氏の提案を蹴って筋を通せばカッコよかったです。追い詰められてじたばたした印象は政治家としてマイナスでしょう。

今度の選挙は与党の勝利は間違いない。

解散権は憲法で認められている内閣の権利です。

野党は常に準備しておくのが常識でしょう。

出来たばかりの「希望」が「もし政権をとったら」の仮定での話はもうたくさん。

選挙の直前に急ごしらえでできた党が直後の選挙で政権交代を果したら、「日本は終わり」です。現在の与党政権が余程国民から信任されていないことになるからです。そんな失政は見当たりません。失業率も最低の完全雇用です。またそうだとしたら、そもそも解散などするはずもありません。まあいくつか不人気の原因はありますが。

大切な電波を使って「希望が過半数をとったら、どうする」とか言っているマスコミにはうんざりです。もっと現実的な話題があるだろうに、国民をバカにしているのか。と思いたくなります。この話題が出ると私はテレビを切ります。ありもしない仮定の話を延々とするのは生産的とは言えません。

トランプ大統領の例もあるし、とか言う人もいましたが、全然状況が違います。トランプ氏は、確かに問題のある人ですが、きちんと共和党の指名レースを勝ち抜いた人です。また、ヒラリー氏との差も一けた台でした。

希望も自分たちが政権をとれないことはよく知っていると思います。でも表向き言えないだけです。それをマスコミが、視聴率のために煽り立てるわけです。聞かされる方はたまりません。

ちゃんとした野党が育たないのは、民主主義のリスクだ。

民進党がなくなった現在、健全な野党の候補は限られます。共産党は躍進するでしょうが、まあ限界があります。維新も地域性が強いです。

シンガポールのようにオール与党でも発展している国もあることはありますが、やはり力のあるしっかりとした野党の果たす役割は大きいと思います。

希望、小池たたきが激しいが、しっかりした野党は必要だ。

希望が再度分裂する可能性も高いです。マスコミ等ではパッシングが激しいですが、消えてなくなればそれはそれで困ったことです。むしろここはじっくりと成長を待つ方が国益にかなっているかもしれません。現状では自公との実力差が大きすぎますから。

以上勝手なことを書きました。ご意見、ご批判、コメント等お願いします。

日本はこれから世界に例を見ない少子高齢化を迎えます。政治家の方には、真剣に対策を議論して日本をリードしてほしいと思います。

経済についても、日本の景気が良くなったり株も上がっているのはいいことですが、短期金利マイナス、長期金利0%とエンジン全開で、緩和の出口さえ見えません。

同じ株高でも、ちゃんと利上げも資産縮小もしながらの米国とは大きな差があります。中韓と比べて「日本はいい」といっている人もいますが、真の競争相手は米国だと思うのです。打つべき手はまだたくさんあると思うので期待しています。

それではみなさまのよい投資を。

追伸 別ページでリンクを張っていたのですが不具合で見れなかったそうです。失礼しました。

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