失敗しない初めての海外投資(4)海外投資最大の敵、円高をどう考える。
投資家の皆さまこんにちは、チンギスハンです。2017年9月28日(木)記
海外投資で値上がりしても円高で、円建てでは利益が出ない、あるいはマイナスになるのはよくあることです。「海外投資もいいけど円高になったとき困るしなー」という人も多いでしょう。
円高対策を考えます。
ここ10年のドル円を考えます。
リーマン後の米国の金融緩和により、ドル安円高が進みました。(日本もしましたが米国の方が強力だった。)
2012年12月のアベノミクスの強力な金融緩和で米国に勝ち、円安が進みました。ここ最近のチャートは
108円から115円のレンジ相場にあるようです。ドル円とは別に、ドルの主要通貨に対するどうインデックスというのもあります。
トランプ大統領の誕生とともにドル高が進みましたが、欧州の安定化により今年に入って10%ほどドルは下落しています。その割には円高が進んでいないのは円も下落しているからです。
日本円とスイスフランは特別な通貨だ。
どちらも避難通貨と言われています。どちらも金利が低いので、調達先になるが、リスク時には、元に戻す動きが出て、円とスイスフランが買い戻されます。
これは学習され共有されています。だから、リスクの場所が当の日本でも円高になります。NHKでは「比較的安全とされる円に買いが集まり円高になった」と説明しています。他に言いようがないのでしょう。
この円高は、リスクが意識される時には必然的に起こります。
円高の時は海外投資のチャンス
円高の時は一般に株式は安いです。円高時に投資すると、二重に得ができます。世界の中でも恵まれている国民といえます。
今後円高がに進むのが怖いんだが?
今まで円高で苦しんだ時期が長いので、「円高恐怖症」の人が多いです。
米国の金融政策はわかりやすい。ドルは安定と考える。
リーマン以降長く続いた緩和を終えて、予定通りこの9月に資産縮小に着手しました。FF金利もゆっくりと上げています。米国側の政策はわかりやすくかつ予定通りと言えます。
さらに米国のエネルギー自給の割合が増えて、経常赤字の対GDP比が安定していることもドルの安定要因です。したがって長期的にみれば今後のドル円は日本側の対応が焦点になります。
日本側は緩和状態が今後も続く。
日銀は今の政策の変更は表明していません。金融緩和がこのまま続くと考えます。出口を模索する意見もありますが、アベノミクス推進派の人たちは、円安を望み緩和継続を望んでいます。
どうしようもなくなったら、ほんの少しの正常化は検討するでしょうが、基本的にはこのままと考えます。日本の経常黒字は膨大で、これは円高要因ですが、差し引きして
長期的にはゆるやかな円安が進むと考えます。
ただし、通貨そのものはどの通貨も価値が下落します。ドルに換えておいても価値は下落しますので、やはり投資が必要になります。
もう一つ「リフレ派」「アベノミクス応援団」の人たちの中に「ヘリマネ」を唱える人の記事を見ました。これは大事な兆候だと思うので、検証したいのですが、長くなりそうなので、別記事にします。
以上です。みなさまのよい投資を!
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