投資強者への道、出直し編(10)長期投資NG行動トップスリー
米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
2017年8月17日(木)
北朝鮮のミサイルは何もなしに終わるとは思えません。ミサイル発射では、下落必至だと思うのですが・・・
21世紀になって2回の暴落を経験しています。ITバブル崩壊と、リーマンショックです。これからも暴落は起こるでしょうから準備が必要です。
暴落時への対応を中心に長期投資のNGランキングと対処を考えました。
1位 暴落で売ること。
これはどなたも異論はないでしょう。下はS&P10年チャートです。
リーマン時の下落はインデックスでも50%を越えました。
平時にはだれも売ろうなんて考えていないし、自分がそんな行動をとるとは思っていないのですが。
暴落初期の売りはかえってリスクを小さくします。現金化でさらなる下落で安く買えます。だから売るなら早い方がいいわけです。がまんしていると、我慢できなくなった時は最悪のタイミングになっています。
2位 短期間で一気に仕入れること
長期投資の利点
長期投資を目指す理由は2通りあると思います。
(1)その方が投資の成績がいいから。
(2)その方が安全だから。
右肩上がりの米国株のような市場では、長期保有すれば何もしないでも簡単に利益が得られます。しかしそれは、「多くはそうなるはずだ」というもので、個々の場合を保証するものではありません。期間の取り方や、仕入れのタイミングによっては何年もの間マイナスに沈むこともあります。
長期投資に安全を求めるなら、効率は追求すべきでないと思う
理論的には、右肩上がりの場合は仕入れは早いほどいいといえます。バラバラに仕入れるよりも一気に仕入れる方が優れています。しかしこれは効率を求めています。効率だけを求めるなら、そもそも長期投資である必然性もありません。
大幅な安値の時を除いて、一気に仕入れるのはリスクを伴います。理論的には劣っても、時間をかけて何回かに分けて仕入れるべきだと思います。
3位 安値を待っていつまでも投資しないこと
バフェット太郎氏の「残念な投資家」です。私もこのブログサイトを知らなかったら、そして勉強しなかったら、永久に残念な投資家になっていたことでしょう。
年齢や収入の有無、目的によって大きく変わりますが、私のように安定的な運用を目指しての長期投資なら、効率や成績はあまり求めてはいけないと思います。
「安値で買いたい」と思うのは、効率を求めるからです。大幅な安値を待って時を無駄にすると投資機会を逃します。
ドルコスト法は優れている。
個人の意思と関係なく投資が増えていくこの方法は優れていると思います。自分も着実に買えないようなら採用しようと考えています。
市場に置くのは何%が適切か?
根拠はありませんが自分の場合は75%くらいが適切と考えています。フル投資だと、暴落時に買えません。自分は暴落前に売ることは無理ですから、25%の現金ポジションをあらかじめ持っていた方が動きやすいと思います。
キャッシュとしては、日本円やスイスフランが適しています。暴落時は巻き戻しによりこれらの通貨が高くなるからです。ドルも変事に強い通貨ですが、日本円やスイスフランには勝てません。自分は現金ポジションは日本円で保有の方針です。(要は何もしないことだけど)
逆に長期投資でしてもいいと思うこと
1 リスク回避の売り
長期投資の目的は売買回数を減らして、ミスを減らし、ロスをなくして結果的に高パフォーマンスをあげることです。安全度も高いです。
前述のようにバブル時には、リスク回避のために、売って現金化するのは路線から外れていないように思います。ただ、利益目的の売りとの区別が大切ですが。
2 リスク回避のための銘柄入れ替え
より安全度の高い銘柄への入れ替えは、OKだと思います。
このために多少の損が出たり、あるいは税金が発生しますが目的のための多少のコストは負担すべきだと思います。
自分へのアドバイス
まだ、十分な投資ができていません。途中で目的が「配当」から「配当関係なし」に代わったこともあります。暴落への準備は必要だけど、怖がって投資できないと、「残念な投資家」のままです。小さなロスには目をつぶって投資を進めたいです。
以上です。夏休み明けで仕事も大変でしょう。みなさまのよい投資を!
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