投資強者への道、出直し編(9)納得できる投資利回りは?
米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
2017年8月16日(水)記
戦争の可能性もないわけではないのに、そして夏にも関わらずすぐ値を戻す今年の米国株は、例年とは違う動きをする可能性が高いですね。
昨日は、私の年齢から、長期投資の見通しを検討しました。今日は、
長期投資で納得できる利回りの範囲について考えました。
1 12.5年後の現金保有の場合の利回りはインフレ率を考えると(インフレ率は予想です)
米国・・・年2% 2X12.5=25%
日本・・・年1.5% 1.5X12.5=18.75%
従って現金所有の場合の利回りは
日本円現金・・・名目0%、実質ー18.75%
ドル現金・・・名目0%、実質ー20%
2 ドル円は
現在は、政府・日銀の円安政策により本来の水準から20%ほど円安だと思っています。
(参考)2017年ビッグマック指数は(世界経済ネタ帳より)
日本 380円、米590円、英460円、独488円、オーストラリア499円
韓国 429円、仏529円となっています。
日本の外食は割安なので、その分を差し引いても、やはり10~20%円は安く感じます。
長期的には国力に比例すると考えると、人口減少、高齢化が進む日本は緩やかな円安が進むと考えられます。(名目レートはインフレ率が違うので若干違うかもしれない)
3 株式投資の利回りは?
米国株では、昨日の検証でほぼ2倍になりました。従って12.5年での利回りは100%。
実質的には100%-インフレ率25%=75%くらい
現金で持つ場合との差は歴然です。100%近い差になります。
暴落に出会った時の利回りは?
S&P50020年チャートです。
(1)この20年での最悪のタイミングを考えると。
2000年に一括投資した時です。ITバブル崩壊とリーマンショックの2回の暴落に逢っています。投資利回りは名目0%です。しかし暴落時に売りさえしなければ、買いタイミングが最悪時でも、利回りが現金を下回ることはありません。
長期投資では、買うタイミングよりも、「暴落時に売らない」という方がはるかに大切だとわかります。
ここまでのまとめ
1 通常では株式投資は12.5年で名目100%、実質75%程度の利回りだ。
2 暴落にあうと利回りが低下するが、現金投資よりも下回ることはない。
3 買い時のタイミングが最悪で暴落に直面しても、長期的には買値を上回る。(その間に配当も得られる)
4 暴落の初期段階で全部売却し、底値から立ち上がる時に買い戻せば投資効率は格段に上がる。欠点、暴落の初期なのか、単なる一時的な押し目なのかが区別しにくい。神経を使う。→自分には無理。
結論 暴落時での対処ができるのなら、株式投資は長期では現金保有より相当有利。12.5年で利回り0~100%。自分の最低の希望利回りはインフレ率以上です。いい場合も多くは求めません。
暴落時の2つの対処。(1)売らない(2)売って安値を買う。自分に合った方を選べばよいと思う。
暴落時の保持力
金融株、ハイテク株は下落幅が大きい。→長期保有が難しい。
デフェンシブ株、高配当株は下落が少ない。→長期保有がしやすい
インデックスETFはその中間→長期保有が可能
バブルへの対応
米国株も高い水準ですが、バブルとまでは言えないです。しかし、今後明らかに割高なバブルとなる可能性もあります。
投資がすすんでいる場合は、一旦一部分を利確してキャッシュポジションを高めるのは有効な作戦と考えます。残りの株の保持力が高まるし、安くなった株への投資余力が生まれます。(私は初期段階なので関係ないですが)
以上です。自分の希望の利回りをはっきりさせて、投資が迷走しないように確認しました。いつもながら自分勝手な記事です。それぞれの立場で変更してご参考になれば幸いです。
みなさまのよい投資を!
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(このシリーズの過去記事)