チンギスハンのブログ。シニアが米国株に投資

シニアが米国株に投資。地方に住む60代です。今年3月にリタイアしました。年金が10万円と少ないので、米国株で補います。勉強がすべてだと聞きました。一緒に勉強していければうれしいです。よろしくお願いします。

日本の金融緩和、出口はあるのか?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
       2017年7月20日(木)記
 米国企業の決算発表が続いています。平均で昨年比8.5%程度と好調のようです。今日は金融正常化を着々と進める米国に対して、日本の金融緩和の出口を検証したいと思います。

Q 2012年12月に戻れればあなたはどうしますか?

 2012年12月に自民党政権が返り咲き、安倍首相が大胆な金融緩和による円安を掲げました。それまでの民主党政権では、金融緩和が不十分で円高が進んでいました。ドル円は70円台でした。

 後になって考えてみれば、当たり前に思えることでも、その渦中にいる時にはなかなか本質を見すえて適切な行動をとることができません。何かがじゃまをしていると思われます。そこで今アベノミクスの出発点にもどって考えてみたいと思います。過去を検証して、来るべき事態に備えようというわけです。「タラ・れば」で遊ぼうというわけではありません。

 前任の日銀出身の白川氏に対して、財務省出身の黒田氏の金融緩和は「異次元」のものでした。ちゃんと「やるぞ」というアナウンスもありました。私たちはそれを体験しました。だから答えを知っています。つまり異次元緩和により
(1)金利が安くなる。・・・お金を借りて不動産に投資する。
 この行動は初期であればあるほど効果的でした。安くて魅力的な物件が多くあったからです。今考えれば、一般の人々が「疑心暗鬼」でいる間に、「サッと」行動に移すのがポイントのようです。手持ちのお金はなくても粘り強く交渉して、優良物件を手に入れた人もいます。こういう点は、たとえチャンスを見る目があっても「行動力」「信用」というものも成功には必要な要素だとわかります。「素人大家さん」が日本中でブームになりました。競争相手が増えるにしたがって、優良物件を手に入れる確率は減ったと思われます。途中からは外国の方も参戦しました。日本は安いというわけです。
2 円安になる。・・・ドルを買う。
 ドル円は70円台から2015年には125円まで実に50%以上円安になりました。これを利用するには、①ドル現物を買う。②ドルをレバレッジをかけて買う。FX。の選択肢がありました。3年で50%の利益ですから、いい投資です。実行された方も多いでしょう。

3 日本株高になる
 円安が有利な輸出株を中心に株高が進みました。

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 ちょうど2012年12月から半年で1.5倍になっています。その後伸び悩み、さらなる緩和で2万円を回復しました。2倍です。あとから見るとなんと簡単なんでしょう。実際はそう簡単ではなかったでしょう。その後2015年夏の中国ショック、2016年2月のサウジショックと下落し、昨年終わりのトランプ相場で2万円を回復しました。

 どうだったですか?フルに活用できたでしょうか?
 今後の日本の金融緩和の将来を考えてみます。ご存知のように米国は、金融緩和縮小から、現在は金融正常化(引き締めではないという意味なのでしょう)に向かっています。日本は緩和継続を堅持すると表明しています。

「金融正常化」のメリット。
 金利がゼロとかマイナスというのは理解しにくい状態です。デンマークなどでは、住宅ローンを借りると、マイナス金利で余分にお金がもらえたそうです。その異常さに比べると、リーマン前には戻らないにしても、金利がちゃんとある世界はまともに感じます。学校の教科書に書いてある世界です。金利を確保しておけば、コントロールが効きます。世界の中で唯一正常化しつつある、米国にお金が集まるのは当然でしょう。イギリス、カナダ、オーストラリア・・・と正常化にかじを切っています。EUは国が集まっていて動きがとりにくいですが、何とか緩和から抜け出そうともがいています。

日本だけが緩和を続ける理由は何だろう?
 米国を始め各国に同調して、金利正常化に追随する方が自然な選択に思えます。それでは困ることは何でしょう。
(1)日米の金利差が縮まり円高になる。
 金利差が縮まらないように、控えめに上げれば済むように見えます。
(2)日本の金利が上がると、不動産業などに悪影響が出る。金融機関の不良債権が増す。確かにこれはありそうです。
(3)金利が上がると日銀が保有している国債が下落して含み損が多くなる。
 現在10年国債(長期金利)をほぼ0%で買っています。10年保有し続けても、儲けはゼロです。ということは、10年より短期の国債はマイナスで買っています(高い値段で)から、満期まで保有すると損が出ます。現在でも含み損は数十兆円と言われていますから、金利が上がると、保有国債の含み損は増大します。米国のFRBは再投資をしない方針ですが、国債も不動産証券でも、満期までの保有で利益が出ています。
(4)政府の金利負担が増える。
 国債の金利が上がると金利負担は当然増えます。
どうも政府日銀にとっては都合の悪いことが多そうです。

一方、金融緩和を続けるとすると
<メリットは>
上記の問題が起こらない。
<デメリットは>
(1)日銀の抱える国債が増える。そして含み損も増大する。
 現在のように10年国債が0%だとどちらに動いても赤字が増えます。
(2)日本国債や日本円の信用が失われる。・・・円安が進みすぎる。

 アベノミクスの時の説明は、金融緩和で時間稼ぎしている間に産業を強くする。というものでした。しかし、日銀が必死になって支えているうちに、あとの政策はいつのまにか立ち消えになってしまいました。国民に負担を強いる不人気なものが多いからです。下野して浪人暮らしが身に染みた与党は、リスクを冒して政策を実行するパワーがなくなったのです。首相の本命もいつのまにか、経済よりも、「憲法改正」に移ってしまいました。

金融緩和がずっと続くと仮定するとどうなる?
積極的に利用する人たち。このまま緩和が続くという確信があれば、利用する人は多そうです。
1 日本の企業のM&Aとか海外投資が進む。
 今でも盛んですが、さらに加速します。
2 キャリートレードが増える。
 もう円高にはならないという確信があれば、円を借りて海外で運用すれば利益がでます。何かのショックで巻き戻しが起これば一時的に円高の場面が出現します。

身を守るには。
 リタイアの身としては、円安と物価高が続くと生活できなくなります。何とか身を守らなければなりません。防衛方法としては
(1)日本円現金での保有をしない。
 不動産とか株式とか金とかの保有が考えられます。
(2)海外資産で持つ。海外の株式・不動産・不動産リートを保有する。
 米ドルも減価するので、ドルの長期の保有は損です。

残された時間は? 5年~10年か。
 日本は世界で有数の経常黒字国です。分厚い経済力と外貨準備もありますから、円安はゆっくりと進むと予想します。もちろん一本調子の下げではなく途中では円高になることもあると予想します。
 昨日の日経新聞に、「2020年度の収支は8兆円の赤字」という記事がありました。大っぴらに公表するということは、「織り込ませようとしている」とも考えられます。つまり、「財政を立て直すことはしませんよ」という風にとれます。通常の方法で借金を返すという路線は諦めたようです。最終的にどのような形になるのかは想像がつきません。働いている人への影響は少ないようですが、私のように少ない年金で暮らしている身には影響は大きいでしょう。5年をめどに海外資産に移さなければなりません。

まとめ
政府日銀は緩和から抜け出さないつもりではないか。と見ています。そうならないにしても、海外投資しか私には道はないと身にしみました。
今日の記事は私の予想や見解も入っています。それではみなさまよい投資を!

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