チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

プロがド素人に勝てないゲーム。はてそれは?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
  2017年7月14日(金)記
 プロと素人の隔たりは思いのほか大きいものです。囲碁、将棋はもとより、スポーツでも差は歴然です。歯が立たないのはまだしも、相撲やレスリングでは本気で戦えば命の危険さえあります。そんな中にあって、ど素人がプロといい勝負ができる世界は?

 皆さま、もうお分かりだと思います。はい「米国株」の世界です。

 西も東もわからない、米国株ど素人AさんはわからないのでS&P500のインデックスファンドを毎月買っています。片や、英語をこなし、各四半期の業績もちゃんと英語で詳細にチェックするBさんは、独自の判断で優れた銘柄を選び投資しました。さて結果は?

 1つ選ぼうと、10つ選ぼうと、選んで組成したものはアクティブファンドと言えます。一方時価総額に応じてS&Pなどが計算したインデックスに基づいたインデックスファンドもあります。そして有名なデータがあります。インデックスファンドを上回るパフォーマンスを上げるアクティブファンドは20%もないという事実です。

 この事実が知れ渡り、ヘッジファンドは四苦八苦しています。何しろ高い手数料を取りながら、パフォーマンスがゼロコストのインデックスに負けていたんでは、立つ瀬がありません。プロもたじたじと言うわけです。もちろん、統計ですから、秀でたアクティブファンドは存在します。問題はそれをどうやって見分けたらいいか、という問題です。確実に見分ける方法がない以上、確率には忠実にあるべきです。

 これは個人についても言えます。
 インデックスETFを半分と、自分で選びに選んだ銘柄を半分買って成績を比べるとよくわかります。かけた労力は多分1:99でしょう。調べるとなるときりがありません。これで安心ということはなかなかありません。さらにどんなに調べても、それが将来までも保証してはくれません。

 努力は報いられないことが多い。
 そんなに苦労して選んだ銘柄が、インデックスを上回ることはあまりありません。私の場合はないと思っています。理由の一つは、ぐんぐん上昇するアマゾンのような銘柄を選べないからです。企業の業態を理解し、そして、業績を理解して、そしてPE100とか200とかを乗り越える将来性を見出す力は私にはないからです。株式投資はギャンブルとは考えませんから、十分に理解できない会社を買うことはできません。かのバフェット氏も買いませんでした。

ストレスゼロでアマゾンやグーグルが買える方法。
 一方、銘柄選びがわからなくてS&P500を買う人は、中身についてはほぼゼロ知識でしょう。またその必要もありません。アマゾンのPEが高いからS&Pを買うのをやめようという人はいないはずです。入っていることすら知らないかもしれません。つまり、銘柄に関する心配はゼロです。ストレスもゼロです。個別銘柄では決してグーグルやアマゾンを選べない人も、知らないうちに、時価総額が高いのでかなりの割合で買っていることになります。

個別銘柄投資をする意味はあるのか?
 それはパフォーマンスがいいからだよ。決まっているじゃないか。そんな人もいるでしょう。確率的には20%以下ですが。その他大勢は、わざわざ低いパフォーマンスを求めて苦労していることになります。意味はあるのでしょうか?

保持するだけでも、高いリテラシーがいる。
 これは私個人的な考えです。「心の底からインデックスが有利だ」と思える人というのは、相当なレベルだと思うのです。かのバフェット氏も、奥さんの資産運用は90%をS&Pでするよう遺言を残しました。私たちにとっては、「神様」ともいえる人が、愚かな判断をするとも思えません。彼は敵のすごさを知る人の一人なのでしょう。
 古代中国の兵法家の孫子は、「敵を知り我をしれば百戦危うからず」といいました。個別銘柄に苦労すればこそ、インデックスの素晴らしさがわかるのでは・・・と感じます。徹底的に銘柄研究することは、見かけのパフォーマンスには役立たなくても、「ここぞ」という困難な場面で「圧倒的な差」を生むと信じています。そして、「ここぞ」という場面は遠からず必ずくるのです。リテラシーが育ってなければ、せっかくの「金の卵」も最悪の場面で、弱気の雰囲気の中で手放してしまう可能性は大きいです。インデックスを毎月積み立てているだけではリテラシーは育ちません。半分は個別株で行きたいと考えています。

以上です。くどい記事でした。お許しください。
それでは皆様のよい投資を!

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