チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

シニアが嫌われる理由。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
                2017年6月20日(火)記
 いや昨日も最高値更新とちょっと違う世界へ踏み入れたかもしれません。FRBの利上げと資産縮小の予定が示され、米国は金融緩和の出口へはっきりと踏み出しました。本来なら、数々の金融緩和で上げてきた「金融相場は」いったん天井を打ったと見るのが普通です。しかし、それでも上げているのは、金融相場では説明のつかない事態が始まっているかもしれません。米国では金融緩和は終わっても、日欧は続けています。特に日本は金融緩和から抜け出すことは想像ができません。その分「キャリートレード」が積みあがって、米国に資金が供給され、(前回は新興国が中心だった)リーマン以前の、「いつか来た道」の世界株高と、その後の「大崩れ」を演じるのかもしれません。その場合は、やはりお決まりの、「巻き戻しの円高」になるのでしょう。 
 もしあったとして、それがいつ起こるのかはだれにもわかりません。ですから、私は採算を越した株高にならない限り、仕入れを続けていくつもりです。そして、ショックの時に運よく、手持ちのお金が残っていれば、全力で買います。なければそのままじっとしています。

 欧州当局から制裁金等のGOOGLも大幅下落を覚悟していたら何と、昨夜は上昇しています。大したことがないと見ているのか、私には理解不能です。「ハイパー愛生男」さんに関連記事があります。WSJでの発表は金曜の場の前だったんですね。

GOOGL(アルファベット)に対しEUの課す罰金: ハイパー愛生男の米国株投資ブログ

 今週は、VZ、PM、BAの買い増しを引き続き狙っていく方針です。

 さて、今日は、リタイアした者として、シニアとして避けて通れない、世代ギャップを考えてみたいと思います。

自分が若いとすると嫌いになるだろう、シニアの行動、存在etc・・・
1 態度がでかい
 何かというと戦後の日本の繁栄は自分たちが築いたと思っている。
 ①運が良かっただけ。②アメリカのあとをついていけばよかったので単純だった。
 ③その分の報酬は十分もらっている。
2 若い世代との待遇差が大きすぎる。
 ①年金が高い。20万30万ともらっている人が大勢いる。その年金額は本人の努力というより、どの組織に属していたかで有利さが決まっている。大企業とか公務員は3階建てで、中小企業は2階建て、自営業者その他は国民年金で1階建て。
 年金の高い理由は、利回りが5%以上の高い時に制度ができてそのまま存続したから。(政治家は常に強い者の味方で既得権者を守る。・・・票になる。)
「とても使いきれない」といって貯金している人も多い。
②社会保障が年寄偏重だ。
 将来の若い世代を犠牲にした、年金設計、社会保障設計になっている。
③たくさんの医療費を食う。
 何かあったら、「すぐ病院へ」という習慣がある。私の知り合いのシニアで通院中の人は、多くが、なぜか6種類の薬を出されています。(それ以上は問題があるのでしょう。逆に言えば、6種類まではOKってこと?)新たな薬を出さなければいけないときは、「うーん、じゃあこれをやめましょうか」とおっしゃるそうです。特に必要でなくても、上限までは飲まされるわけです。これはシニアの責任というより、制度の問題でしょう。
3 将来へ多額のツケを先送りにした。
 他国に比べて、「日本は税金が安く住みやすい」という調査がありました。しかしその分、毎年50兆円ほど、合計で1000兆円のツケの先送りがあります。
 江戸時代の藩はたいてい、「30年先、50年先の年貢米」を担保に入れていたそうです。薩摩藩は100年先まで借りていたそうです。あっぱれです。(250年の分割と言われています。踏み倒しましたが。)世界の歴史の中で、多額の借金が、特に国の借金が潔く返済された例は知りません。日本もハイパーインフレでなしにするというのが大方の見方です。
4 文化が違う。
①酒・たばこを愛用する。けむいし、酔っぱらいはうっとおしいし。若い人にもいます。
②ゴルフが好き。
 若い人はあまりしません。そういえばナイキもアディダスも用具から撤退しました。
③ITにうとい。
 スマホとかネットとか使えない。
④職業・学歴・年齢・性別等にこだわる。
 アメリカでは履歴書に、年齢と性別を書く欄はないし、その質問は禁止だそうです。そのうち日本もそうなるかも。でも、ゲイなどに対する差別は、老若合せて日本は強い気がします。
5 優遇されすぎている
 いろんなところで「シニア割引」があります。
 私は、交通費割引はむしろ若い人に必要だと思います。中学生までは無料、高校生、大学生半額くらいでいいのではと感じますが。活動が活発になり、見分を広めれば国の将来への投資ともいえるからです。
 お年寄りは弱者という、見当違いの理屈から制度が成り立っている。何十億も持っている人でも、医療費はほとんどいらない。

 ということで、腹の立つことはまだまだあると思います。これらのうちの半分くらいは、「シニアのせい」というより、制度の不備・不公平という気がしますが、それでも「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ともいいます。

 私はシニアになりたてです。五木寛之さんの本に、「年よりは若い人から憎まれている」「それを理解して努力し続けないといけない」というのがありましたが全く同感です。
以上です。今日の記事について、ご意見などもどしどしください。お待ちしています。
みなさまのよい投資を!

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