チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

リスク回避強まる。投資家は「含み損」にどう対応すべきか? 

米国株投資家の皆さんこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
 さて、米軍のアフガン空爆でリスク回避の動きがいよいよ強まってきました。シリア、アフガニスタンときて北朝鮮も意識されます。

 

 北朝鮮については、ブッシュ大統領の時に攻撃のチャンスがありました。対象は、イラク北朝鮮でした。北朝鮮の方が明確な核開発の証拠があったのですが、ブッシュは、目先の利益を優先して、イラクを攻撃しました。得に思えた、イラク攻撃も今となっては、証拠もなく、また問題を複雑にしただけで、根本的な解決にはなりませんでした。今から考えると、あの時は北朝鮮の核開発をつぶしていた方がはるかに勝る判断でした。多分、イラク攻撃の方が受けがよかったのでしょう。
 その後のオバマは自らの手を汚すことを極端に嫌いました。ノーベル平和賞をもらったこととも関係があるかもしれません。「きれいごとを言っても、真の姿は人殺し」というレッテルに耐えられなかったのでしょう。結局「優柔不断のまま、問題を先送りした無能な大統領」と言われてしまいました。そして、トランプ当選の影の立役者になりました。

 

 長期的に見れば、多少の損害は出てもこの機会に、「将来の禍根を断つ」のは良策に見えます。しかし、韓国などは首都ソウルを通常兵器の射程に入れられているので弱腰の姿勢に見えます。日本も人ごとでは済まされません。
 問題が片付くまではうっかり動けません。事態が変わってしまったからです。少し安くなったと喜んで買っていると、それこそ目先の利益を優先したことになり後悔します。
 NYダウも20453.25ドル▼138.61ドルで引けています。
 昨日決算発表をしたJPMも純利益64.48億ドルで+17%の好決算にもかかわらず、▼1.17%と売られました。これからはよほどの好決算以外は、決算発表で売られることを覚悟しなければいけません。買うのなら決算を過ごしてからの方がリスクが少ないようです。

 

 ほぼ全面的に売られていて、リスク回避と利益確定の姿勢が鮮明です。「やばくなる前に利確して市場から離れておこう」ということです。ダウの6か月チャートです。
 (by yahoo)

 高値圏で、何かのきっかけがあれば下落する素地はありました。米政府もFRB
も、米株と米ドルが高すぎるとも発言してきました。しかし、米国市場は底堅く推移して、ダウで見ると600ドルほどの調整に終わっていました。だからこの機会にいったん調整する可能性は十分にあります。目安は½押しの19500ドルでしょうか。そこまでは通常の調整の範囲ですから異常ではありません。いつもの5月高値が抑えられて、早めに調整したということです。

 

 「含み損」をどうとらえるか。
 投資する者にとって、画面を見て保有株の「含み損」を確認するのは嫌なものです。気分がどーんと下がります。どう対処したらいいのでしょうか。
 私たちが迷うのは、「買う」とか「売る」という場面です。一生懸命考えて決断しても、当然ベストということはありません。あとで、「あー買わなきゃよかったな」とか「売るべきではなかった」という後悔がついて回ります。
 特に「売り」は「買い」に対して考える要素が多いです。買いの場合は、どれだけ安く買えるかという一点です。ところが「売り」の場合は「買値」が問題になります。プロの場合は買値は気にしないといいますが、素人はそうはいきません。「損切り」ともなると大変な精神的苦痛を伴います。株価が買値を上回っているときには、「利確したい」という欲求が常にありますし、反対に、株価が下回っていると、「何とか、せめて買値まで戻らないものか」と切に願います。そして、買値で売り解消したときは肩の荷が降りた気がします。そんなときほど、その後どんどん上昇したりします。
 そんな投資家の心理を表しているのが平均線です。ですから、特に個別株の移動平均線は大きな意味を持ちます。

 

 私は、「永久投資」つまり「売らない」方針を建てました。能力がどんどん下がることを計算に入れて、シンプルな投資を目指したからです。
 始めて間もないですし、えらそうなことを言う資格はありませんが、「ストレスがうんと減った」ことは確かです。
 
 「売り」という手段が封じられるとどう変わるか。
 考えることが、半分以下になります。買値はあまり意味を持たなくなるからです。売ることができないので、「利確売り」はありません。「損切り」もありません。
 できる行動は、「何もしない」「買う」の2つしかありません。
 ですから、市場が下げても、買うか買わないかの判断だけすればいいのでとても楽です。これはやってみて初めてわかった経験でした。皆様の中で、私のようにストレスを嫌だと感じる方がいらっしゃったら、「売らない投資」をぜひお薦めします。 

 

 「含み損も財産だ」と考える 
 株価が思い通りにいかないのはよくあることです。想定外のこともおこります。だから私は、自分の方針に従ってしっかり考えてした投資なら、たとえ、逆に動いて含み損が出てもマイナスではない。と考えています。ギャンブルで外れたのとは違うからです。
 私たちが神でない以上、「百戦百勝」はあり得ません。まして、株式投資は、将来の何十年もの利益を現在に換算している以上、株価が思い通りにならないのは避けられないことです。でも、長期にわたって考えれば、米国株は必ず報いられてきたし、これからもそうなるはずです。「市場」はかなり短期的な視野で動きます。もし、何十年というスパンで、投資を考えているのなら、それらの市場の短期的な動きは気にする必要はありません。


 私個人的には、全体ではプラスですが、最近買った銘柄で、METやPRUの保険株に多少の「含み損」が出ています。でも保有銘柄の中には「いくつかはマイナスのもの」がある方がいいとも考えています。自分は調子に乗りやすいからです。そして将来、何かが起こって大きなマイナスになっても、「投資に前向きな気持ち」を持ち続けられるようにしておきたいです。

 

長い文をお読みいただきありがとうございます。
皆様のよい投資を!

 

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