チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

日本円は世界最強通貨、だから「円現金保有も立派な投資」といえる。投資は米国株が最適。

 米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久保有を目指すチンギスハンです。
今晩からの米国市場が気になるところですが、今日は現金の比率について考えてみたいと思います。                          2017年4月3日

 

 投資を勧める時の決まり文句に、「金利って低いでしょう。ここはひとつ投資を考えてみませんか?」というのがあります。それからお決まりの、投資信託などの勧誘に入ることになっています。腹立たしいのは、シニアは格好のカモになっていることです。

 

 現金で保有していることはそんなに「愚かなこと」なのでしょうか?
私は、日本円に限って言えば、「現金保有も立派な投資である」と考えています。

 

 ショックが起こった時は決まって円高になります。その時のニュースの解説に「安全資産である日本円を買う動きが強まった」というのがあります。こんなとき私たちは、「へーこんなにも財政赤字で困っているのに、安全資産なの?」と不思議に思います。
 それだけ頼りになる通貨が少ないということでしょう。
 安全な通貨の代表と言えば、昔から、①スイスフラン②ドイツマルク③日本円でした。このうちマルクはユーロに代わり(ユーロも先行き不透明でいずれマルクに戻るだろうけど)、スイスフランと日本円だけになりました。スイスフランもいいですが、交換に2度手間です。また、2015年1月15日に突如ユーロに対して売り介入をやめて信用に傷がつきました。リーマンショックの時を教訓にすると、安全資産の順に左から
スイスフラン>日本円>米ドル>金>ユーロ>資源国通貨>新興国通貨>米国株>ヨーロッパ株>日本株新興国株(金の位置は時によって変わります)
 でした。通貨では金利が低いほど安全度は高かったのです。
 ブラジルレアルなどは当時金利が10%を越えていました。豪ドルも7%くらいありました。金利が高い通貨はそうでなくても下落しやすいのです。インフレ率も高いからです。
 現在の日米の状況を見てみると(2016年世界経済のネタ帳より)
米国 長期金利2.3%程度(10年国債)インフレ率 1.19%
日本   〃 0%           ▲0.16%              
 となっています。米国はこれからインフレ率の上昇が見込まれています。日本は日銀が上げようと必死になっていますがなかなか上がりません。

 

 もし私たちの現金が米ドルの場合は、現金保有は賢明ではないといえます。インフレによって、目減りするからです。ですから、株を買うとか、借金してでも、家を買うとかの方がインフレに対抗しています。特に不動産は米国では上がり続けていますから、いい投資対象でしょう。
 でも、日本円の場合は焦る必要は全くないと思うのです。減価が少ないからです。ですから、じっくり日本円で保有しておいて、「リスク回避」の場面で、一気に投資するという作戦が使えます。リスク回避の場面では、「円高」と「株安」が同時に起こるから都合がいいのです。おいしすぎるので、ついそれを待ちすぎて、「残念な投資家」(by バフェット太郎氏)になる恐れはあります。

 

 「投資しなきゃ」と焦る気持ちからは、有利な投資はできない。
 現金は投資ではないと考える人たちは、他の人が投資で成功していることに焦りを感じます。そして、身近にある「非効率」「手数料高」「リスク多」「収入少」「出口なし」の投資にはまってしまうのです。でも、「世界最強通貨で運用している」と考える人たちは、じっくりと自分に有利な投資を選び、またタイミングを選んで投資します。

 

 安全資産の日本円からの投資は、米国株が最適だ。
 自分がしているから、ひいきして言っているのではありません。要約して再掲すると
(リスク少)日本円>米ドル>金>資源国通貨>米国株>日本株新興国株(リスク大)となります。
 日本円から新興国株に投資するのは(一時流行しました。自分もどっぷり参加していました)落差が一番大きいことになります。もちろん、その分リターンも大きいはずですが現在はそうはなっていません。日本株は、「景気敏感株」のカテゴリーに入っています。上下幅が大きく売買益ねらいの熟達者には便利でしょうが、一般人には、動きが大きすぎてついていくのが大変です。(私もその一人でした)
 その点、米国株は、株式投資の対象としては、①一番市場が大きく②動きが安定していて③株主への分配が大きい④ルールが明確という利点があります。
 米ドルに転換の手間を考えても、十分なアドバンテージです。(楽天証券からは、日本円から一気に買える)ですから、本当は大きなリスクを取りたくないシニアにぴったりです。「外国株」というくくりで、敬遠されていることが残念です。 

 

 日本人が投資に消極的なのも、日本円が安全過ぎるからかもしれない。
これだけ、保護された日本円の環境にいれば、投資に身をさらすのをおっくうに感じるのも当然です。「日本人が農耕民族だから」という説明以外に、通貨も関係していると思います。

 

今日のまとめ
1 日本円は世界最強通貨だ。
2 だから、現金保有は立派な投資といえる。
3 投資は、「自分に有利なもの」をじっくり選んで、「自分に最適なタイミング」で行えばいい。
4 日本円からの投資としては、米国株が動きが少なく、リスク少で一番向いていると考える。シニアにもお勧めです。

 

以上チンギスハンでした。みなさまのよい投資を!

 

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