チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

米国株の買いのベストのタイミングは?トランプ以降を振り返る。

米国株投資家のみなさんこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。

 

 私は、昨年の10月末から米国株を買い始めました。5か月が過ぎたところです。一つの区切りですので、今までを振り返って、激動のトランプ以降を振り返ってみました。

 

 投資の目的やスタイルはさまざまで10人いれば10通りあるでしょう。だから、こんな投資はいい、あるいはよくないというのはないと考えます。ですから、ここでは私の場合で考えてみたいと思います。

 

1 私の目的は年金を補うために「月10万円の手取り配当収入になる米国株を仕入れる」ことです。
2 米国株を選んだ理由は、
①長期的には上昇してきた。これからもそれは続きそうだ。下はダウの10年チャートです。

②市場が大きく値動きが少ない(日本に比べてという意味で)
③株式について長い歴史があり、投資家の立場が確立されている。従業員よりも優先される。一流会社の社員は尊敬されるけど、一流会社の株を持っている投資家はバカにされる日本との違いは大きいです。
④配当が高い。安定している。自社株買いも多い。株主に配る割合が大きい。
 200兆円も内部留保している、日本の会社との差は歴然です。
3 では米国株の買いのベストのタイミングはいつか? 
(1)一気に全部買う方法
 上記のチャートで、①リーマン前の高値で一気に仕入れていたとしても、5年ほどで抜いています。その間にも配当は支払われていますから、理論的には一気買いも問題ありません。
 ただ5年の間の精神的な苦痛は相当なものです。「失敗だった」と思ってせっかくの株を売ってしまうかもしれません。また、リーマンショックのような下落は将来のいつ来るかは誰にもわかりません。(少なくとも私には)だから、一気買いは、精神的なストレスは相当にありそうです。
 ②ここが底だと思うときに一気に買う方法。
 下はダウの2年チャートです。

 2015年の8月の中国ショック、そして2016年2月のサウジショックでは16000ドルを割り込んでいます。そんな「底値の時で一気に仕入れできたら最高だ」という「たら」が私たちを迷わせます。
 実際にそんな天才たちもいるようです。中国ショックでは、日本の、「CIS@株」という方は、日経平均先物やらオプションやらを「ショート」して30億円かの大金をゲットしたという記事を読みました。ツイッターでも読みました。「ロマコンティ」を家で普段に飲むそうです。まさに天才です。雲の上の存在というしかありません。
 また、JPMのダイモンCEOはサウジショックで自社株を底値買いしました。
 雑誌にはそういうサクセスストーリーが多く乗っていてます。
 幸い私はシニアですから、もう資産を増やそうという気持ちはありませんからそういう、「キラキラした雑音」にとらわれないで済むという利点はあります。
 結論としては、一気に全部買う方法は、理論的にはアリでしょうが、精神的な負担が大きく自分には向いていないです。
(2)毎月決まった額を買う方法。
 ドルコスト平均法とも言われます。毎月決まった額を投資できる方には、おそらくベストの投資法だと思います。S&PやダウなどのインデックスETFとの組み合わせは欠点がないように思えます。あのシーゲル博士や、かのバフェット氏も勧めています。「安全」「確実」「ストレス少」です。米国株のブログで毎日愛読している、「バフェット太郎」氏が独特の方法を実践されています。
 しかし、私の場合は、配当が少ないという点で、ETFには難があります。そういう理由で、自分で選んだ「黄金の14銘柄」を買うことにしているのです。
(3)今の自分のやり方の欠点は何か?
 毎月同じ銘柄を、同額買うという方法ができないので、「割高でない株を適宜仕入れる」という方法をとっています。このやり方に欠点はないのでしょうか?大いなる疑問がわいてきました。
 それは、昨年のトランプ以降、いわゆる「トランプノミクスを十分仕入れできなかったのではないか」という点です。バフェット太郎氏がよくいわれる「残念な投資家」になっているのではないかという疑念です。氏がいわれる「残念な投資家」というのは、「リスクを過剰に恐れて投資をしない投資家」のことです。トランプ以降を見てみます。
(4)トランプ周辺で思い切った投資ができなかった理由。ダウ6か月チャートです。

 話はそれますが、本当はダウは、30社のエリート軍団で米国株の動きを忠実に表しているとはいえません。算定方法も、単なる「足し算」で、GSはGEの8倍くらいの影響力があります。ちょうど日本の日経平均と同じですが、銘柄が30と少ない分より強烈です。ですから、S&P500の方が指標としては向いていると思いますがよく知られているので便宜上ダウを使います。指標としては難がありますがパフォーマンスとしてはダウはいいです。ダウを上回るのはプロでも簡単ではないです。「なら、ダウ連動ETFを買えばいんじゃない」という声が聞こえそうです。確かにそれは強力な選択肢だと思います。DIAダウ連動ETF経費率0.17%、東証1546ダウ連動野村、SMTダウ連動投信経費0.54%などがあります。
 話をもとに戻します。大統領選挙の前は、「トランプがなったら暴落だ」という見方がほとんどでした。結果は逆になったのですが、それは後からわかったことです。ですから、大幅下落に会わないために、大統領が決まるまでは動かないというのは正しい選択でした。
 トランプ以降はどうでしょうか?
併せてドル高も進みました。ドル円です。

 重ね合わせると、12月まではドルも上昇しているので、手持ちのドルがあれば別ですが、円からの投資はどんどん難しくなっていきました。もちろん、はやくしっかり投資しておけば問題なかったわけです。ここは私の大きな反省点です。私も投資はしましたが、目標額に対して小さすぎました。

 

まとめと結論
1 私の今の方法は「バフェット太郎氏」の唱える「残念な投資家」になる可能性があるので、少なくとも毎月しっかりと投資する必要がある。
2 細かいことにこだわらずに、今まで以上に大きくとらえて投資に臨む必要がある。
3 いったん調整・足踏みしている今の状態は、買場の一つだと思う。

 

以上自分中心の記事でしたが、皆様の投資の参考になれば幸いです。いつもながら長い記事をお読みいただきありがとうございます。
皆様のよい投資を!

 

追伸
 今日は今までの反省をしましたが、すべての原因は自分の投資リテラシーが低かったことにあります。このブログに参加させていただいて、少しづつリテラシーが高まっている実感があります。シニアの私にできたのですから、投資家の皆さんはどんどん参加されたらいいとお勧めします。そして本音の意見を交換し合いましょう。

 

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