チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

保有株が値下がりしたときの対処は?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
 さて、ドル円が110円ほどになってきていますね。米国株も一時より買いやすくなります。もっとも私は、2月に200万円を113.5円でドル転してしまっています。これよりドルが高くなると、米国株がやりにくいので、当面のドルを調達したのですが、今となっては少し早すぎたことになります。今買うのと比べて6万円ほど損したことになります。

 

 今日は、この「損した」「しくじった」という気分への対処について考えてみたいです。
 
 常に最上の状態と比べてしまう。
 買った時が底で、翌日からぐんぐん上がるときっと気分がいいと思います。それは自分が「うまくやった」ということが実感できるからだと思います。反対に買った時が天井で翌日からどんどん下がり続けると、「なんてばかなことをしたんだろう」と自分がいやになります。そういうことが何回か続くと投資に対する意欲が、うんと減退します。
 でも長いスパンで考えると、特に米国株では、高値で買ったことはそんなに問題ではありません。しばらく待っていると、その高値を抜いていくからです。ですから、そんなに落ち込む必要は本当はないのです。
 そうはいっても、その時は「落ち込んでしまう」のは、「最上のやり方と比べている」からだと思っています。でもベストのタイミングが常にわかるのなら、それはまさに「神」です。人間ではありません。ところが、私は神どころか、「スーパースター」や「上級者」ですらありません。凡人中の凡人です。

 

 だから私は、最安値では買わないように心がけています。(もっともそう思っても買えないというのもありますが)理由は、一度それを経験すると、次も狙ってしまうからです。自分の能力を超えた望みをねらうと、結局は自分に帰ってきます。だから、底値でなくても、そこそこならOK。そして、たとえ高値で買ったとしてもそれはそれでいい。と思うようにしています。
 
 保有株が値下がりすると、「いやな気分」になるのはなぜ?
 私は、ヤフーファイナンスで「保有株」というポートフォリオをつくり、株数、買値、その時のドル円を記入しています。それで、その時の保有額がわかります。私は「売り」はしないので、本当は下がった方が買いやすくなってうれしいはずですが、下がって真っ赤な画面を見ると嫌な気分になります。なぜなんでしょう。

 

 きっと「自分のした行動が正しいことを確かめたい。」
んじゃあないかな。と思っています。株を買うという行動が正しかったのなら、それは上がっているはずだからです。だから下がっているということは、それが一時的な現象だとしても、そしてそれがたとえ実現していないとしても、嫌な気分にさせるのでしょう。今は「売り」はしない方針なので、それでもまあ軽く流していますが。

 

 永久投資でストレスは、7割は減る。
と感じています。まだ、「売り」はしないと決めて、それを実行してから4か月ほどですが、自分にとってのストレスの軽減度は7割くらいかなと感じています。売り時を探す必要がないからです。見る銘柄は買い候補の中で、タイミングが近いと思えるものだけです。私はシニアで、さらに病気もしたので「ストレスは大敵」ということで、この方法にしたのですが、仕事が忙しい方など、投資のストレスを避けたい方にはお勧めできます。

 

 市場も感情で動いている。
 私たちが、感情に左右されるように、市場参加者もまた感情で動いています。「儲けたい」「損をしたくない」という気持ちです。とりわけ、「損を避けたい」という気持ちが強いことが立証されています。これらの参加者のそれぞれの立場と気持ちは、移動平均線で読み取ることができます。「迷ってるだろうなー」「困ってるだろうなー」「儲かってていい気持ちだろうなー」と想像してみることができます。それで、そう優位に立つことができるわけではありませんが、チャートの動きに納得することはできます。

 

 感情に支配されないように、なるべくシンプルな投資にする。
 感情に支配されてパニックになるのは避けたいです。そのためには私は①ベストを求めないことに加えて②シンプルにすること。を心がけています。
 それならば、VOO(バンガードS$P500連動ETF)を毎月15日に〇〇円買うといった積み立て投資が一番いいのでしょうが、私の場合は、年金を配当で補うという目的があるためそうもいきません。VOOでは、1.84%の配当ですから、手取り月10万円を得るには8152万円もの投資が必要になるからです。しかし、できうる限りシンプルを心がけています。だからセット銘柄は1つとして10銘柄に絞っています。

 

 相場は動きたいように勝手に動く。 
 という考えがあります。つまり、上がったり下がったりすれば人々はその理由を知りたがるけど、相場は勝手に動いているだけで理由なんかいらないという考えです。(若林英四さんの本にあります)
 私は一理あるなと思っています。すべてに説明を求めるとわからない時にはストレスになるからです。今回の下げも、今まで4か月も上げてきたので、その反動での単なる調整だとも思えます。アナリストたちは「トランプ政権の政策の実施に疑問符が付く」とか「オバマケアの代替法案が議会を通らなかった」と言っていますが、何かのきっかけがあれば下る土壌はあったと思います。だから、あとからつけた感も強いです。もし起こる前からバシバシ予想を当てる人がいればすごいと思いますが、たいていは後付けの説明ですよね。だから、大まかな動きをしっかりとらえて、枝葉末節の動きは気にしないで大丈夫だと思います。

 

今日のまとめ。
1 保有株の値下がりについては、気にならないように心がけたい。
2 永久保有で売りをしないとストレスが7割減る。(と感じている)
3 できるだけシンプルな投資にしたい。
4 すべてに理由を求めるとストレスになる。

 

いつもながらここまで長い文をお読みいただきありがとうございました。
皆様のよい投資を!

 

追伸 昨日の「新黄金銘柄」の記事中の、GEとBAの予想PERの数値が違っていました。訂正版を載せました。申し訳ございませんでした。

 

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