来るべき下落時=買いチャンスの方針とワナ
米国株投資家のみなさんこんにちは
2018年7月5日(木)記
ブログの記事が「たまに」になって申し訳ありません。
米国株はダウが依然として200日線を下回った状態、S&Pが50日線を割った状態でさえない展開です。
一日の動きを見ても、引けにかけて大幅に下げる展開で、「弱い」と言わざるを得ません。
今後789月は例年弱い時期でもあり(昨年はそうではなかったが)当分さらなる弱い展開も覚悟しておいた方が良さそうです。
この機会を利用して、私の過去の株式投資を振り返っています。
現在のレベルの高い状況からすると幼稚でお恥ずかしい限りですが、当時としては全員がそんな中にいたので、私だけがレベルが低かったわけではありません。
しかし、それを差し引いても反省の余地があるのは確かです。
特に、リーマンショックのような大幅に下落して「何もかもが買い時だった」時期での投資には大いに改善の余地があります。
リーマン時には私はほとんどの株を売却した後で、投資できる資金もふんだんにありました。
チャンスと見て買ったことは買ったのですが「不満の残る内容でした」
何より規模が小さかったことが不満です。
荒れ狂う相場の中では誰しもが「おおらかな気持ち」になれなかった点はありますが。
反省を踏まえて今日は買い時について考えてみたいと思います。
1 今後来る大幅下落の規模や時期はわからない。
いつどのくらいの規模で、それがどのくらい続くかは私には予想がつきませんし、予想すべきではないと思っています。
それは「予想すること」が大きなリスクにつながることがあると思うからです。
2 下落幅で判断すべきではないと思う点。
高値から20%下げた時点で投資家は飛びつきやすいと言われています。
私にも経験があります。
買いたかった株が20%も下げると「買い得」に見えます。
多くの場合は実際に買い得になるのですが、大幅下落の場合は、下げトレンドで買ったことになり投資はうまくいきません。
この場合、自己ルールで損切りラインを決めて速やかに損切りすれば、それ以上の損は防げます。
しかし、会社に惚れていると、さらに以前の高値の印象が強いので、なかなか5%とか10%とかのラインで損切りができません。
そうこうしているうちに買値から20%以上も下落すると今度は損が大きすぎて損切りができません。
ほとんどの人に経験があるのではないでしょうか。もちろん私にもあります。
3 市場は常にオーバーシュートする。
上にでも下にでも市場は常に行き過ぎます。
高すぎた基準から見て「安くなった」と喜んでも意味はないわけです。
4 結局市場を基準にするしかない。
自分の判断を基準にすることが、リスクが高いとなると結局は市場を基準にするしかありません。
5 最安値にドカーンと投入を夢見てはいけない。
リーマン後からの株価を今振り返ると、アマゾンで15倍ほどグーグルで10倍強と大幅に上がっています。
もっと手堅く見える、ビザやマスターでも10倍を超しています。
さらに、VGTでも5倍を超しています。・・・
そんなのを振り返ると、「あの時にドカーンと買っておけば今頃は・・・」というのは投資家の誰でもが妄想することではあります。
でもそんなことはあり得ないし、してはいけないと決めています。
それは、「その時点が大底だ」なんてわからないことだからです。
6 結局は市場の機嫌をうかがいながら慎重に投資を積み重ねるしかない。
明確に大底が確認できれば問題はありませんが、そうでないことも多いです。
「買いチャンスだ」とチャートで判断したら、小さくても買いを入れます。
そして様子を見ながら買い増して積み上げます。
この方法は買いコストが上がりますから、最初にドカーンと買うより不利ですが、リスクもまた減ります。
7 ベストである必要はない。アバウトでいい。
リーマン後に戻ったとして、アマゾンを一本買いするなどできませんしする必要はないと思っています。
そうでなくても大幅下落時の買いには考えることが多いです。
「いつ買うか」「何をどれだけ買うか」・・・
そんな中で、素人がベストの解答ができるとは思えないし、行動が鈍ってしまいます。
まとめ
個人的には、SPインデックスと下落幅の大きいVGTでいいと思っています。
そして含み益を得たら、少しずつよりベターな銘柄に置き換えます。
もちろんより有利な個別株が初めから買えればそれに越したことはないですが。そう都合よくいくとも限りませんし。とにかく欲をかくとろくなことがありませんから、満足のラインを決めておくのは有意義と思います。
これで前回の「規模が小さすぎた」点は解消すると思っています。
でももう年なので、そんなに大きな投資をするつもりはありませんが。
あとがき
米国株は今現在微妙な位置ではありますがまだ余裕があります。しかし中国など新興国はすでに年初から25%ほどの下落になっています。
そうすると、米国株がこれから20%ほど下落すると新興国の下落幅は50%近くに達して、相当な暴落の水準と言えます。
個人的には大幅下落はこれから数年のうちにいつ来てもおかしくないと感じています。
以上です。それでは皆様のよい投資を!
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ピークアウト、トレンド転換、大幅調整の時期をどうやって知るか?
米国株投資家のみなさんこんにちは
2018年7月1日(日)記
先日私の投資方針で「下落トレンドの時は市場を離れる」と書いたら
「下降トレンドになることなどプロでも難しいのにどうやって素人がわかるのか」というコメントをいただきました。
おっしゃる通りです。過去のITショックやリーマンショック時には素人だけでなく機関投資家も大きな痛手を被った事実があります。
プロでも暴落を予測することは難しいとわかります。
しかしプロとアマは立場が違います。
プロの投資家は「危ない段階に差し掛かったな」と察知できたとしても、「早めに撤退しておこう」ということはできないからです。
常に市場にとどまり、利益を最大化するのが彼らの役目です。ギリギリまで市場に居続けようとするでしょう。
一方、アマにはそんな制約はありません。
「危ない」と思えば、市場を離れて待っていても、何の問題もありません。あるとすれば、投資機会を逸失することです。これとリスクをどうするかの綱引きです。
そうは言っても、大幅下落があったとして、それが下落トレンドの始まりなのか、一時的な調整なのかの判断は至難です。過去の例で検証してみたいと思います。
ダウの10年チャートです。
(1)リーマンショック時は別格として、それ以外にもかなり大きな調整があります。
しかし長期上昇トレンドは継続しました。
5年を見てみます。
(1)2015年夏はチャイナショック2016年2月は原油の大幅安でした。どちらも相当深い調整であわてるには十分な大きさです。
(2)トランプ当選以降は上昇の角度が急になり、昨年の後半から今年の1月にはさらに加速しました。
(3)今年2月から数度の調整と復活を経て元の上昇軌道に戻ったようにも見えます。
(4)このまま株価が調整すれば、今年の1月が天井だったということになる。
(まとめと現時点の状況は)
1 過去十年は調整でも持ち続ける戦略が有効だった。
このことが、下落に対してあまり関心を払わない、あるいは今後の下落時でも保有持続を決めている方が多い理由だと思う。
2 現状は上昇トレンドが崩れたとは言えないが楽観もできない。予断を許さない。
(現時点での作戦は2つに大別できる)
1 上昇トレンドが継続していると判断して持ち続ける。
あるいは下げたところは買う。→強気戦略
2 上昇トレンドの継続は確かでないと判断して一旦市場から離れる。
今後少しの下げでは買わない。調整しきれば別。
どちらを取るかは個人の判断なので、どちらがいいとかは言えません。
あともう一つ、超長期戦略の立場から
3 株価に関わらず買い続ける。という戦略もあるでしょう。
私は2の立場です。深追いはしないつもりです。その理由は
1 相場の上下変化が大きい。・・・相場終盤の特徴。
2 買われるセクターが目まぐるしく変わる。
今年前半は例えばJNJが特に悪いところもないのに売られたりしました。デフェンシブセクターからハイテクセクターに機関投資家の資金が移動したと思われます。
そして、現在は原油高でエネルギーセクターや金融が注目されています。
このような速い動きについていけるプロや熟達者は問題ないですが、そうでない人は振り回されて「後追い」になる危険性があります。
3 1Q決算で内容がいいにも関わらず株価が反応しない銘柄が多くあった。
ピンポイントでトレンド転換を察知することはできないとしても、注意は払って置き、また、そのときどうするかをあらかじめ考えておくことは、とても有効と考えています。スポーツと同じでディフェンスは大事ですから。
以上です。それではみなさんのよい投資を!
追伸 最近の方々の投資へのリテラシーや関心の高さはすごいですね。
うらやましい限りです。さらに高めて投資に強い国になってほしいものです。
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ピークアウト、下降トレンド入りの時どうする。私の出口戦略。
米国株投資家のみなさんこんにちは。
2018年6月30日(土)
とうとう今年も前半が終わりましたね。
米国株も昨日は大幅高で始まったのに終わってみれば小幅高と弱い展開が続いています。
中でもダウは相当に弱い展開です。
200日平均線上にあります。昨日やっと抜け出したかに思えましたが、味の悪い形で終わっています。
トレンドについては、いくつかの方法があるようです。
トレンドラインで見る方法、移動平均線で見る方法。
まだ2月4月5月の下値を下回っているわけではありません。
しかし、200日平均線割れも弱い兆候の一つです。安心はできません。
S&Pやナスダックはまだそうではありませんが、過去のトレンド転換では、主要指標の1つが先行して弱気を示してやがて他の指標も追随するケースが多く見られます。
他にマイナスのリスクを点検すると
(1)中国経済が弱くなっている。株式も大きく下落している。
選挙対策でトランプは中国と貿易でやり合っていますが、中国経済が先に落ち込んでしまうリスクがあります。
(2)トランプの選挙優先の姿勢が嫌気を起こさせてしまう懸念。
貿易戦争は、どの国も勝者がなくマイナス要因です。
多くの人が「落としどころに落ち着くだろう」と見ています。
しかしこのコンセンサスがもし狂うことがあると弱気トレンド入りのきっかけになります。
米中間選挙が終わるまでは何ともわからない。
現時点では、強気トレンドが継続しているとも、弱気トレンドに転換したともどちらとも言えません。
米中間選挙が一つの区切りになるように思います。
出口戦略について
株式投資の出口は人によって様々です。
これから何十年も投資を続ける人にとっては、この先、10%や20%の下落があっても、長期的に見れば「一つの雑音」と考えて、そのまま投資を継続することも考えられます。
また、下降トレンドに入ったと判断すれば、一旦手放して、再度インする方針の人もいるでしょう。
どれがいいと言えるものでもないです。
しかし、どちらにしても、自分なりに考えて、準備しておいた方がいいテーマに思います。
自分の対応
私は、下落トレンドと判断したら、できるだけ速やかに市場を離れる(つまり売る)つもりです。(といってもかなり小ぶりの投資ですが。)
これから長くて20年少しの寿命ですから、何倍にも増やそうとする目的があるわけではありません。
つまり、我慢して持ち続ける理由はないのです。
また、下落していく株価を「小さなこと」と笑って済ませられる度胸もありません。
とりあえず離れてリスクをなくしておくのが無難と判断しています。
準備と方針とこころづもりがなければ直面したとき行動できない。
10年以上も前に、私は中国株一本で、ほとんどフル投資をしていました。
新興国で勢いがあり、配当も高かったからです。
しかし、一つ問題がありました。出口戦略です。
新興国の株価はオリンピックでピークを迎えるという、ジンクスというか、セオリーがありました。
それを信じることにして、北京オリンピックの前年の2007年までには売ろうと方針を立てたのです。
結果は、2007年の3月がピークで4月には崩れ始めました。
何とか大部分を処分しましたが、少し時期を逃した面はありました。価格的にもピークよりも10~20%安値で売ったのです。
しかし、リーマンショックでは指数でピークの¼になりましたのでうまく売り抜けたとも言えます。
あらかじめ作戦を立てていたのが奏功しました。
さらに大幅調整時に投資を小さくしておくメリットは他にもあります。
それは次のチャンスにいち早く対応できるという点です。それについてはまたにしたいと思います。
あとがき
10年も強気相場が続いているので、強気派の方が多いのは当然でしょう。
そのような方から見れば私などは「何と意気地のない」「損が嫌なら投資なんかしなければいいのに」と思われる方も多いでしょうし、実際そのようなコメントもいただいております。
しかしリーマンショックのような大幅な下落を経験すると(私自身は株式の保有は多くなく被害も軽微だったが)、大損に見舞われた方は知り合いにも多くいて中にはすっかり人生が狂ってしまった方もいました。
だから無邪気に「投資はイケイケだ」という気持ちにはなれないのです。
次回は下落からの再生時の投資についてです。
それでは皆様のよい投資を!
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シニアの米国株投資、私のルール
2018年6月25日(月)記
自分なりの株式等へのスタンスとルールを決めました。
よしぞうさんが、ルールを書かれていたので刺激を受けて自分なりにまとめました。
自分のための覚書のようなものです。自己中で恐縮です。
自分はシニアでリタイア者なのでその面の条件も大きく影響しています。
くどいところや重複もあります。ご容赦ください。
<全体としては>
1 株式投資に感情を持ち込まない。
研究したり、分析したり、売買の判断をするのは一日のうちの決められた時間だけ。
それ以外の時間には株式については「考えない」「見ない」
感情によって、適切な投資ができなくなるのを防ぐためです。
自分は相当に感情に影響されやすいことがわかりましたから。
2 投資資金は小ぶりにする。
大きく増やすのが目的ではありません。
金融資産の25%を上限とします。
大きな下落が起こって半分くらいになっても、(その前に市場から離れるつもりだが)受け止められる水準です。
3 不利な時には投資しない。
市場全体が長期的に上昇トレンドの時に投資します。
市場全体が下降トレンドだったり、過熱して、大きな下落が心配される時には避難します。
4 大きな流れで考える。
長期投資をめざします。何事もなければそのまま投資を続けます。
<投資対象>
1 全体が長期的な上昇トレンドにある時。
2 インデックスまたは順風にある業界。
3 投資対象はインデックスまたは業界ETFまたは個別株。
個別株では、業界を代表するメジャーな企業で、時価総額が20兆円以上あることが望ましい。ワイドモートを持っていること。
メジャーな企業に投資する理由。
日本でも報道されやすく異変を知りやすい。
動き、特に下落時の動きが緩やかである。
特定の投資家に影響されにくい。
4 個別株は、インデックスよりしっかり有利なものに限る。
<投資するタイミング>
買いタイミング
1 全体が上昇トレンドの時。
2 企業であれば、業績、将来性の見通しが明るいこと。
3 チャートを利用して、適切な投資タイミングで参入。
買い増し
4 買い増しタイミングでは、逃さず買い増し。2.5~3%上昇で1回目の買い増し。
5 初めは小さく、上昇に従って投資を積み上げる。
6 極端な買い増しで、平均株価をつり上げることは慎む。買い増しは、既存累積の25%まで。エクセルできちんと管理して、平均買いコストを把握する。
(証券会社が1つの場合は、口座管理でわかるけど)
7 調子に乗って買い増しを大きくしない。RSIが80を超える過熱場面では控える。
8 50日線から大きくかい離した場面での買い増しはしない。
9 四半期業績が良くないときは、買い増しはしない。
<含み益、売りタイミング>
1 含み益の拡大を目指す。
2 安易な利確はしない。利確のための利確はしない。
3 該当銘柄それぞれで20%以上の含み益を目指す。
売り
1 全体が下降トレンドに転換したとき。
2 該当銘柄の四半期決算が不調の時。
3 50日線からの大きなかい離。
4 上方チャネルラインからのはみ出し。
5 RSIが85付近までの過熱。
6 他の銘柄への転換の時。
損切り、見切り売り
1 新規参入銘柄
5%、最大8%
2 含み益20%未満
平均買いコスト
3 含み益20%以上
含み益10%ライン
<キャッシュポジション>
1 100%でも構わない。
<その他>
1 毎日勉強、研究する。チャートを見る。インデックス→個別
2 とにかく勉強してレベルアップ
3 自分ではどうにもならないことは考えない、悩まない・・・決められた時間以外には考えない、悩まない
4 確率的に、うまくいかない時もあると割り切る。→成功の%を上げるように努力する。
あとがき、まとめ
シニアなので保守的な内容になっています。
上昇のパフォーマンスよりも下落に対する耐性を重視しています。
限られた能力・時間を有意義に過ごすために、株式投資への比重は限定的です。
10倍株、20倍株の発掘は目的にしていません。
今残された時間をどのように納得のいく形で過ごすか、奥さんとも話し合って模索中です。
テキパキとはできないので、(能力的に、年のせいもあり)投資について資金や労力を限定することにしました。
とりあえず、親の家の片づけがもうすぐ終わるので(売却予定)その後のやりたいことを整理しています。
今日はフィリピンから帰国中の先輩と話してアドバイスももらいました。
先輩はゴルフがうまくて、今も夢中なようです。(週3、4日はコースへいっているそうです)
僕はそこまで夢中になれるものはないです。うらやましい限りです。
ミンダナオ島で農業をしている日本人の話をききました。治安もよく物価も安くて快適だそうです。自分的には外国での一時滞在はタイが本命なのですが(チェンライあたり)何人もの日本人が居るそうなので一度話を聞きに行こうと思っています。
自分は農家出身だけど、できるかどうかは全くの未知数です。でも家庭菜園くらいなら何とかなるかも。
以上です。それではみなさんのよい投資を!
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今からハイテク株に参入する時の注意点は。
米国株投資家のみなさんこんにちは
2018年6月22日(金)記
最近、ハイテク株の上昇が大きいです。
このブログ村でも、うらやましいほどの好成績の方も数名いらっしゃいます。
そうなると、矢もたてもたまらず、ハイテクに投資したくなるのが人間の性です。
ちょうど、ハイテクに長い経験と実績のある「よしぞう」さんがこのブログサイトで記事をあげておられました。
グロース株に人気が集まっている : よしぞうの投資ライフ(億超えの次へ)
とても参考になる内容でした。
これから参入するとしたら何が問題でしょうか。
私は昨年の夏からハイテクを買いはじめました。
最近、最初から勉強しなおしを始めました。
新規参入と変わらない立場なので、私なりに、問題点をまとめてみました。
1 新規参入者がハンデがあるのはどれも同じ。
以前から参入して経験と実績がある方とはハンデがあるのは仕方ないと思います。
これはバリュー株でも、高配当株でも、インデックスでも言えることです。
第一に、含み益の差があります。
現在グロースの代表のように言われている、アマゾンAMZNは1740ドルほどです。
でも1年ほど前は1000ドルしませんでした。
800ドルほどの時から買い続けてきた人と、今から買う人では当然含み益の差は大きいです。
2 含み益がなければ何が問題か?買うタイミングによっては損切りラインにかかる。
下落して含み損を抱えても構わないという方法には賛成できません。
だから、一定の幅の「損切りライン」を設けることになります。
グロースは「右肩上がりならいつ買っても問題ない」とも言われますが、そうとも限りません。
グロース株と言えども、全体が調整の時には合わせて下落しています。(下落幅は違うけど)
買うタイミングによっては、損切りラインにかかり売りを余儀なくされる可能性もあります。
含み益が十分ある方は、そんな下落時はむしろ買い増しのチャンスになります。
3 損切りを避けるための2つのタイミング。
(1)全体が下落トレンドのときには投資できない。
上記の2月と4月の下落が一時的なものだったと、今ではいえますが、現在進行形の時はそんなことはわかりません。
全体が下降トレンドにある時はインは避けるべきと思います。
でも将来全体が調整するかどうかはこれまたわからない。
だから計算できないリスクがあるのは仕方ない。
(2)過熱しているときは避けた方が無難か。
チャートの教科書には買いのポイントが示されています。
上記だと、(私なりにですが)、4月半ばの1450ドル~1500ドル周辺と、5月終わりの1600ドルでしょうか。
でもピッタリの買いポイントはそんなに都合よく来ないし、神経質にならなくてもいいのではと個人的には思っています。具体的には
①下落中でない時
②あと、RSIが75とかを越えていて、平均線から上方へのかい離が大きい時、
は売りのタイミングともとれるので、避けた方がいいかなと思っています。
上記のチャートでも、2つの条件を満たしたときは損切りにかからずに済んでいます。
4 今後の動向
(1)市場全体の動向
市場全体が調整すると、いくら当該銘柄の業績、将来性が順調でもやはり低迷を余儀なくされます。
全体が低迷しているときに安く仕込んでおけば、全体が上昇に転じたときには、より大きく上昇するので、利幅が大きいという考えもありますが、それは危険と思います。
なぜなら、全体が回復するかどうかはだれにもわからないからです。
それなのに回復に懸けるのは「賭け」になってしまいます。
市場全体の上昇を待ってからでも大丈夫と個人的には考えています。
現時点では貿易戦争の行方がわかりません。ハイテクには直接関係ないですが、影響は大きいと思います。
(2)買われすぎている面もあると思う。
常に投資を強いられる機関投資家の立場で考えると、貿易戦争もあり、どうしてもハイテクにお金が流れやすくなっています。
株価の要素の一つである、「需給」で見ると、今も将来も買われすぎの可能性が高いです。バブルになる可能性もあると思っています。
プロは逃げ足が速いので注意が必要です。
5 まとめと私の方針
グロース投資は、出口戦略としての「売り」、危機回避、損失限定としての「損切り」という行動がセットになっています。
それらの行動がきちんと実行できるかどうかの実績は自分にはありません。
今は少額、小ロットで、それらの経験値を積むことが先決と割り切っています。
本格投資はそれを確かめてからでいいと思っています。
正直まだ売りタイミングについては理解できていないですし。
さらにいえば、相場も終盤ともとれます。(まだまだ続く可能性も当然あるけど)
そうだとすれば、今あせって無理に参入すると逃げ遅れて損する可能性もあります。
遅れて参入して、短期間に「ごっそり利益を」というのも虫が良すぎます。
ここはじっくり取り組みたいと思っています。
それではみなさんのよい投資を!
まとまらない記事をお付き合いくださいましてありがとうございます。
具体的な銘柄等についてはまたの機会に。
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投資の条件がそろうことはまずない。
米国株投資家のみなさんこんにちは。
2018年6月19日(火)記
昨日は米国株は下落だと思って寝たのですが、ハイテクそれもクラウド関連は軒並み少しですが上昇していましたね。
トランプが貿易戦争の矛先をなかなか収めないので、投資先がとても限定されているような気がします。
私自身はクラウドは詳しくないです。他の方のブログにあった関連銘柄の業績などを整理しました。赤字企業でも株価は相当上昇しています。
アマゾンのPERが一時は300程もあって、近寄りがたかったのですが、赤字でPERが表示不可の銘柄よりは(現在は140ほど)ずいぶん安全に、手堅く感じられます。
比べる対象にもよるんですね。
さて今日は投資の最適解についてです。
一生投資と関わらずに暮らすのもOKだと考えています。
仕事が気に入っていて、安定感があり、将来性もあるなら、投資とかいう面倒なことには関わらない方が人生楽しいかも知れません。
しかし、自分の境遇に不満を感じていたり、将来の資産形成をしておきたいなら、投資は誰にも開かれた大きな武器です。
若い時期の方が投資効果は高い。
投資の有利性は、時間がたつほど現れますから、投資時期は早い方が有利です。
しかし、若い時期は仕事面でも覚えることや経験を積むことが多く忙しいです。
投資できるお金も少ないです。
だから大変さはあります。
投資を一生のことと考えると、若い時期の経験値は大きい
忙しい時期ですが、ベースとなる知識や経験値の差が出るのもこの時期です。
最適な投資にはどんな条件が揃えばいいのだろう。
1 投資リテラシーや経験
2 投資するお金
3 投資環境、景気やトレンドなど
4 投資を研究する時間や余裕
5 投資に適した資質
すべてが揃った時にだけ投資はするものだろうか?
私自身は全体が下落トレンドの時には投資はすまいと思っています。
だから、投資環境は関係があるといえます。
でもいろんな投資法があるし生かし方がある
私たちは簡単で、シンプルで大きな効果を上げる方法が好きです。
それらは時期によっては、大きな成果を出します。
しかし、楽で効果的なダイエットがないように、あらゆる投資法も万能ではありません。
楽で簡単でない方が、対応力が高まるように思う。
投資で大切で、素人がミスしやすいのが「出口戦略」です。
利確や、損切りがこれに当たると思います。、
多くの投資法がこの「出口戦略」に言及していません。
確かに、ずっと持ち続けるのもいい戦略です。
でもそれは本人がそれを確認し、実行しなければなりません。
出口戦略を検討した結果であるべきだと思うのです。
不自由な中で、工夫することが投資力を高める。
順風でやりやすい時には、だれでも投資を成功させることができます。
しかし、投資環境が悪化すると、成功率は下がります。
でもそんな中でも工夫して、自分に最適な投資を見つけ、実践し、工夫することは、やがて来るであろう、大幅下落時の行動力を高めるのに役立ちます。
安易な方法に乗っかって油断していると、思わぬ事態であわてることになります。
その意味では、よくある「簡単な投資法」というのは、本人のリテラシーや感性を鈍らせる可能性があります。
むしろ「楽でない投資法」の方が将来的には役立つ。
のでは、と考えています。
過去を振り返って考えると、「今は時期が良くないな」と思っていたことがありましたが、実は自分の思い込みと「持っている武器の少なさ」が原因だったなと今ならわかります。
これからの投資人生が長い方々が、「自分の可能性」を限定せずに「広い視野」で投資の可能性を追求して、大きな成果を得られることを願っています。
私自身は年齢的には限定もされるのですが、それでも、自分なりに納得のいく投資を追求したいと考えています。
まとまらない記事でしたが、みなさんのよい投資を!
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買いタイミングについて
米国株投資家のみなさんこんにちは
2018年6月15日(金)記
先日の記事にコメントをいただきました。
ていさんより
「売り」が難しいのはもちろんですが、「買い」も確実な上昇タイミングなんてわかるんですか?私にはわかりません。
絶好のタイミングを捉え、含み損を抱えることを絶対に避ける、そんなことできる人、いるんでしょうか。私には無理です。
だから含み損が絶対に嫌な人は、そもそも投資なんですべきではありません。
おとなしく銀行に預けるべきです。
ありがとうございます。
誤解を生む記事だったかも知れませんので少し確認しますと
1 様々な投資法があり、どれがいいといっているわけではありません。
例えば、割安だと思った株を買ったら、市場がそれに気づくまで辛抱強く待つのが正解です。その場合は含み損がいやだとかいうのはおかしいです。
2 私が目指しているのは、上昇トレンドにある銘柄を買う「順張り法」です。
この場合含み損が一定の割合を越えると(私は8%)損切りしますので、含み損が出ることは、銘柄選びか、買うタイミングのどちらかが良くなかったことになります。
一旦、その銘柄の投資は失敗になります。だから避けたいわけです。
3 買タイミングについて
これも投資法によって異なると思います。
私が採用しているのは、より損切りしなくてもいいタイミングで買うことです。
底で買うことを目指しているわけではありません。
市場の将来は誰にもわかりませんから、あくまで確率として少しは上がるかなと思っています。
いくらタイミングを図っても全体の市場が下落すれば、ほぼすべての株は下がりますから、その意味では、確実と呼べるほどのものではないと思います。
4 市場が「タイミングを共通認識していれば」起こる確率も高まる。
例えばRSIという指標があります。70を超えると買われすぎと言われています。
多くの割合の人々がこの指標を使っていると思います。
だからRSIが80を超えた、1月末などでは利確して市場から離れた投資家、特に機関投資家は多かったと思います。
買いのタイミングも、共通に認識された有名なものは、やはり影響を及ぼしていると考えます。
5 上昇基調がわかっていれば買いのタイミングはそんなに重要ではない。
タイミングを探るのは、より安全を目指すためのものだと思います。
先日の記事の通りです。
<私が参考にしている買いタイミングは>
いずれも長期の上昇トレンドにある株で、いずれも出来高を伴って
(1)グランビルの法則にある
平均線にタッチして(あるいは下に抜けて)から反発するとき
(2)前回の高値を抜いた時
の主に2つです。それ以外にも本にはたくさん書いてありますが。
実際のチャートで見てみると(私が実際に買ったわけではありません、研究は最近始めたので)。また買いタイミングは、業績等がOKとしたと仮定してのものです。
チャートは、モバイル決済のSQスクエアです。6か月チャート日足です。
移動平均線は25日、50日、75日です。
比較のためにハイテクETFのVGTを載せます。
(1)底値買いを目指すわけではありません。
(2)1月初め、平均線をした抜けして反発して平均線と前回高値を上回った38ドルくらいは買いタイミングに思えます。出来高も急に増加しています。
(3)2月初めの下落は全体の下落に伴うものです。でもVGTより浅い調整で、75日線を下ぶれたのは1日しかありません。したもその日は高めに引けています。
この50日線からの立ち上がりの40ドル前半は買いタイミングに思えます。
(4)3月末から5月にかけては市場の調整に合わせています。
VGTもWボトムですが、SQのWボトムの方が右側の底値が低くいい形とされています。
(5)50日平均線をうえに抜ける、50ドル前後は買い場に見えます。出来高も多いです。
(6)横ばいを経て、出来高減少にもかかわらず株価をキープして、上昇軌道に入り、前回高値を抜いた58ドル付近も買場に見えます。
チャートを使うかどうかは、タイプによると思う。
この株は買いと思ったら、少々のことに気を取られずに即座に実行される方もいます。
こういう方の方が順張りには合っていると思います。
実際、好成績の方を複数存じています。
しかし、何かの数字的な裏付けがないと動けないタイプの人もいます。
私もこちらに入ります。
理屈っぽいというか、行動力に乏しいというか、・・・
まあDNAですから仕方ありません。
そういうタイプの人が自分に勇気を与える手段としてはチャートは優れているのではないでしょうか。
チャートの見方で心がけているのは
1 値動きだけでなく、出来高により注意を払うようにしている。平均線も
2 日足だけでなく、週足も見るようにしている。より大きな観点から判断できる。
3 平均線は、取り方によりいくらでも種類があるので、自分なりに決める必要があると思う。ちなみに私は日足では25日、50日、75日、週足では50日、200日です。
まとめ
このように過去のチャートで検証するととてもうまくいきますが、現在進行形でどれだけうまくいくかは未知数です。
訓練と経験で少しずつうまくいく確率は上がるとは期待していますが。
結局は、自分に合った方法を使えばいいのではないでしょうか。
売る場合は、特に上昇中の株を売るのは、感覚で判断するのはとても難しいので、チャートが有効だと期待しています。
それについては、自分がもう少しわかれば記事にします。現在はまだ勉強中です。
追伸 偉そうにわかったようなことを書きましたが、実際に実行できるかはこれからです。また、状況を報告します。
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シニアの安全第一米国株投資
米国株投資家のみなさんこんにちは
2018年6月14日(木)記
親が家を処分するというので、毎日片づけに行ってます。
「戦後のモノのない時代を経験しとるからな」と母親は言います。
そのせいか、物置やら収納にはもれなく、贈答品やら、袋やら、ガラクタやらが、時系列順に詰め込まれて、地層を形成しています。
使う可能性がコンマ1%でもあれば保存したのでしょう。
最後は業者に委託するようになるでしょうが、とりあえずできる範囲で片づけて、ごみ処理をしています。
もとは多少なりとも価値のついたものだったのでしょうが、現時点では、区別は、「燃えるか燃えないか」の2択です。
印象的なのは、「急須を買ってきてくれ」というので、数年前にホームセンターで中国製の安いのを買ってきて使ってました。
物置からは未使用の、萩焼やら、有田焼やら、美濃焼やらの(贈答品なので大したものではないでしょうが)茶器セットが7、8セットほども出てきました。
「取っておく」というのと「実際に使うの」とは距離があると感じさせられました。
「いいもの、気に入ったものは普段から使い倒す」のが正解だと痛感しました。
さて、現在株式投資を一から勉強中ですが、自分に合った投資をとりあえずまとめました。
自分の立場は
1 シニアなので大きく資産を増やす目的はない。
2 含み損を抱えながら投資する気にはなれない。
※平気な人もいるようですが、わたしは気になります。
したがって安全第一となります。
迷走しながら模索してきて、4月に大幅に整理したので現在は投資は小ぶりな状態です。
シニアでかつ投資弱者という点を踏まえて方針を立てました。
1 投資対象国は米国を中心に。
2 大半はETFあるいは安定した大企業にする。
多くても5、6銘柄に留める。
チャートの勉強をして、いくつかの収穫がありました。
1 全体が上昇トレンドの時に投資する。
基本的には上昇トレンドのバイ&ホールドが一番安全に思います。
全体が逆風では、難度が一気に上がります。逆風時は休みます。
2 業績、将来性ともOKの有力な株でも、全体が軟調な時には合わせて調整する。
3 しかし、全体が上向くと立ち上がりは早い。
4 従ってベストな買いタイミングは、全体の調整が終わって(今年の2月のような)、底を打った時に、上昇銘柄を仕込むことになります。
5 長期上昇銘柄は、長期的には買いタイミングはさほど重要ではない。
銘柄選びの方がより重要と思います。
でも買いタイミングを逃さず買えれば成功率はより上昇します。
6 株価が上昇するだけでなく、過去3年の業績の裏付けが必要。
各四半期の決算は要チェックです。
7 買い増しを着実に実行する。
初めのインがうまくいったら、すかさず買い増しします。その後も、買い増しタイミングは逃さず買い増しします。
過去の成功銘柄のチャートを見ると、買い増しの重要性を感じます。
自分にとっての最上の銘柄はインするときにはわからない可能性もあります。
「伸びた銘柄がいい銘柄」と考えます。
うまくとらえた銘柄はとことん利用して、利益を最大に積み上げたいものです。
8 売りのタイミングでは売る。
売りのタイミングはなかなかわかりません。
上方チャネルラインとかは、引き方の少しのずれで見方が変わります。
でも、間違えて売ったとしても実害はないし、再度上昇トレンドが確認されれば買いなおせば済みます。
9 最初の買いがうまくいかないときは損切りを確実に実行。
問題点など
全体が下落したとき、それがトレンド転換なのか、一時的な下落なのかの判別が難しい。
底を打ったと思って買っても、再度下落もある。そうかといってあまり安全を見ていると株価が急上昇するので、高値でインすることになり、タイミングを逃す恐れがある。
1900年頃からの、急成長した銘柄のチャートを見てみると(まだ途中ですが)
1 上昇する銘柄にはその時点での、社会の強烈なニーズがあるようだ。
業績もさることながら、「その会社が人々を便利にしているのか」という視点でも選んでいきたい。
2 四半期EPSの順調な上昇にも関わらず、全体が調整時には、伴って調整している。
3 当時の人々にとっては、それなりに割高感とかあって買いにくい事情もあったのだろう。
4 現在に置き換えると、その銘柄に絶対の自信や見通しがあれば別だが、通常は無いはずなので、チャートを見ながら、適宜買い増していくよりないと思う。
以上、まだ勉強途中、実践も臨床試験の段階ですがとりあえず自分なりにまとめました。
「ちゃんとした実績を出してから言ってくれ」と言われるかもしれません。
でも、市場は毎日動いているし、いろんな意見をもらいながらも意味があるかなと思い記事にしました。
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チャート分析って役に立つんだろうか?
米国株投資家のみなさんこんにちは
2018年6月11日(月)記
株式投資再勉強中です。
今いろんな本を読んでいます。
その中でチャートについての勉強もしています。
しかし、疑問に思うことがあります。
それは「果たして役に立つんだろうか?」
「どのくらいの効果があるんだろうか?」
という点です。
長期に渡って上昇することがわかっていれば、とにかくありったけのお金で買っていくのが最強です。
どの銘柄、あるいはETFを選ぶかが重要で投資のタイミングは関係ないように見えるからです。
以下はMSFTの2年チャートです。(SBI証券)
とりたててエッジの効いた成長株というわけではありません。
アマゾンと違い、ちゃんと利益も出していますし、配当もハイテク株としては多い方です。MSFT 101.63ドル、予想PE49.47、配当1.66%、ROE26.55(楽天証券)
そんな無難な銘柄でも、2年で2倍になっています。
今年になってチャートは荒れていますがそれまではほぼ無風状態です。
今日、買いポイントをチェックしました。
それなりにポイントはありましたが、無作為に買ったのと比べて、差があるようには思えません。
基本的にお金のある時に目いっぱい買い増しするのが最強の作戦だったように思います。
チャートをにらんでああでもない、こうでもないと買い場を探す必要は全くないように思えます。
個別株が問題なら、インデックスでもいいです。以下はS&P500連動のVOOです。
パフォーマンスはMSFTにかなり見劣りしますが、それでも30%ほどのプラスです。
蛇足ですが今年に入っての動きは、MSFTの方がS&Pより、より安定的です。
金利上昇懸念やら、トランプの貿易戦争の影響がいかに大きかったかわかります。
S&Pでは物足りなければ、ハイテクETFのVGTではどうでしょうか。
これなら2倍近くになっています。
今までをまとめると
1 大きな上昇相場では、買いタイミングはあまり関係がない。
とにかく、コンスタントに投資していた者が勝者となる。
2 パフォーマンスの優劣を分けるのは投資タイミングではなく、投資対象である。
3 投資タイミングに手間取って、投資を躊躇していたものが敗者となる。
大きな上昇相場では、単純に投資を積み上げた人が大きな成果を得ました。
理屈をこねる必要は全くなかったのです。
このチャートを2年前に入手できていたら、みんなありったけのお金を投資しているでしょう。
私たちはどう考えればいいのでしょうか。
私はひとまずの結論を次のように考えました。
1 上昇相場、強気相場での攻めでは、確信があれば、あるいは度胸があれば、チャートを利用してもしなくても、優劣はほぼない。しない方がむしろ優れている。
2 それを決めるのは個人の経験の差かも知れないし、本人のリテラシーの差かも知れないし、あるいは持っている性格の差かも知れない。
3 そこまでの確証や自信が持てない方は、あるいは場合は、チャートを利用して手堅く、効率は下げても、忠実に追加投資をしていくのがいいと思う。
4 チャートを利用していると、自分がどういう考えや根拠で売買したか、あるいはしなかったかが記録に残しておけばよくわかる。
→専用の売買ノートと、チャートノートを作りました。
そして後日見直して、自分の行動のどこに問題があったかを知ることができる。
5 要は個人の性格だと思う。感覚で動いてもうまくいく人と、理詰めでないと動けないタイプの人が居るということだと思う。
蛇足
チャートを見ていると、各買いタイミングでは、出来高、株価とも急に伸びて、多くの投資家(特に機関投資家?)は「チャートを用いてセオリー通りに売買行動している」と強く感じます。
以上です
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機関投資家の立場から見ると当分ハイテク優位は変わらない。
米国株投資家のみなさんこんにちは
2018年6月10日(日)記
株式投資出直し勉強中です。
今回の勉強の収穫に「機関投資家の立場に立って考える」という選択肢が増えたことです。
そうすることで、不可解に見えたことも、すっきりすることもあります。
今年に入って1月の高値、2月の金利上昇による大幅下落、その後の貿易摩擦による下落、そして合間を縫って上昇、このところのハイテクを中心に最高値の更新と目まぐるしいです。
「何でそこまで敏感に動くの?」と不思議に思っていました。
しかし、機関投資家の立場からすると当然で、自然な行動だったんだなと最近気づきました。
貿易戦争か?というおりにツイッターでマガジンさんが「これは実は大変なことなんだよ」との意味が今一つわかっていませんでした。やっとわかりました。
例によってご存知の方は既知の内容ですのでスルーお願いします。
<機関投資家の特徴、宿命>
1 常にフル投資を強いられる。
2 損は避けたい。
3 長期的なことは考えない。
4 資金が巨大である。
5 出来ればインデックス以上の成績を上げたい。
6 逃げ足が速い。→リスクに敏感である。
これらを踏まえてチャートを見てみます。S&Pです。
(1)2月初めの下落は長期金利が3%に近づいたことを受けてのものです。
「大げさな」と思っていましたが、実は1月末のRSIは90に近く明らかな買われすぎな状態だったので、売り場所を待ち構えていたのでしょう。
1月22日、26日の強い陽線で売りの確証をつかんだと思います。
(2)3月4月の貿易戦争の下落です。下落トレンド入りも考えられましたが、そうならずに三角持ち合いを上に脱して現在上昇トレンドを形成しています。
(3)相場を大きく引っ張ったのはハイテクです。
ハイテクETFのVGTを見てみると
(4)貿易戦争懸念の折に特に下落が少なく反発が強いのが見て取れます。
ハイテクは貿易戦争とは直接関係ないです。さらに、相手の中国はアリババ、テンセントなど独自のハイテクの独壇場で米国ハイテクの地盤ではありません。
相対的に影響が少なく買われたのです。
えらそうに言ってますが当時は、「そんなもんか」くらいの認識でした。もし、機関投資家の立場に立てていたら違った意識を持ったことでしょう。
<機関投資家の立場から今までを見ると>
1 金利動向は先が読めない。
→金利上昇に弱い分野は買えない。→デフェンシブ銘柄の売り。
→金利上昇に強い分野はあり。金融とか。
2 貿易の影響が大きいセクターは買えない。
→影響が少ないハイテクに資金が向かう。
3 全体の相場が弱い、あるいはトレンド転換の可能性場面ではリスクを避けて売る。
→2月、3月、4月の各下落
4 トレンド転換ではないことが判明すれば時間を置かずに買いに入る。
→下落と同じくらいのスピードで立ち上がっている。
通常は上昇のスピードは下落よりは緩やかです。
<機関投資家の立場から今後を予想すると>
1 全体の相場が順調ならば投資は継続。
2 トランプ大統領の言動は予想不可なので、政治的なリスクには近づけない。
3 金利動向はFRBの温和な政策でリスクは減りつつある。
4 貿易戦争の落としどころは不明→近づけない
5 消去法で、そして相対的に業績好調なハイテクに今後も投資は向かう。
時価総額が大きく、機関投資家の買いでも株価が大きく動かない、大手ハイテクは最適です。
予想PERはアップル以外は相当に高く割安感はありませんが、他の選択肢はありません。AMZN133 MSFT50 NFLX126 NVDA 36(SBI証券)
<いい点、悪い点>
1 機関投資家の参加が多いとチャートがセオリー通りに動き読みやすい。
2 チャートの振幅が少なくなる。
3 逃げ足が速いので、売りタイミングでは「逃げ遅れ」に留意する。
といったことが考えられます。
結論
とにかく、市場全体が上昇トレンドであることが前提になります。
業績好調の大手ハイテク、VGTは毎日チャートをチェックして買いタイミングを逃さないようにする。
売りのタイミングはまだよくわからないので(買いもちゃんとはわからないがそれ以上に)、まだ実験段階です。
感想
今まで疑問に思っていたことが、視点を変えるだけでガラッと氷解した気がします。
とはいえまだまだ本格実用には距離がありますが。
追記
このブログは、投資弱者の筆者が「自分にあう最適な投資を探す」ためのものです。熟達者や強者には物足りないでしょう。そのような方はスルーしてください。
また、実績うんぬんという段階ではありませんので、資産公開等はしておりません。
以上です。それではみなさんのよい投資を!
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