投資強者への道、出直し編(8)長期投資の期間について考えました。
米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
2017年8月15日(火)記
北朝鮮情勢が緊張を続けている中でも、米国株は強いですね。たった二日でもとの水準に戻りました。もうしばらく買場が継続すると思っていたのですが。
長期投資といえばどのくらいの期間?
長期投資を目指している人は多いです。でも、人により、定義は違うと感じました。私の場合は年齢制限があるので短いです。
私現在65歳ですから、最長でも25年くらいです。
中間点で12.5年です。77歳です。12.5年を目標として投資を組み立てようと思います。そして、中間地点で、うまくいっていたらあとはそのまま続けられます。
<12.5年後の状態>掛けて72の法則
というのがあります。投資年X年率=72で2倍になるという法則です。
12.5年では、年率5.76%が必要です。(インフレ率込)
過去のデータを見ると、ダウの株価の推移です。S&Pは見つかりませんでした(世界経済のネタ帳より12月末日)
年 | 1980 | 1981 | 1982 | 1983 | 1984 | 1985 | 1986 | 1987 | 1988 | 1989 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ダウ平均 | 963.99 | 875.00 | 1,046.54 | 1,258.64 | 1,211.57 | 1,546.67 | 1,895.95 | 1,938.83 | 2,168.57 | 2,753.20 |
年 | 1990 | 1991 | 1992 | 1993 | 1994 | 1995 | 1996 | 1997 | 1998 | 1999 |
ダウ平均 | 2,633.66 | 3,168.83 | 3,301.11 | 3,754.09 | 3,834.44 | 5,117.12 | 6,448.27 | 7,908.25 | 9,181.43 | 11,497.12 |
年 | 2000 | 2001 | 2002 | 2003 | 2004 | 2005 | 2006 | 2007 | 2008 | 2009 |
ダウ平均 | 10,787.99 | 10,021.57 | 8,341.63 | 10,453.92 | 10,783.01 | 10,717.50 | 12,463.15 | 13,264.82 | 8,776.39 | 10,428.05 |
年 | 2010 | 2011 | 2012 | 2013 | 2014 | 2015 | 2016 | 2017 | ||
ダウ平均 | 11,577.51 | 12,217.56 | 13,104.14 | 16,576.66 | 17,823.07 | 17,425.03 | 19,762.60 |
2005年からの12年間で1.9倍。
1992年からの25年間で6.9倍
1979年からの37.5年間で22.8倍
時代によって大きな差がありますが、平均的には12.5年で2倍には十分なるようです。
もっとも増えているときはインフレ率も高いので単純には喜べませんが。
S&P500の20年のチャートはこちら。
<12.5年で満足できる上昇の最低水準は>
とは言っても、何が起こるかわからないのが世の中です。最低ラインを考えました。自分の場合は、インフレ対抗が主目的なので、インフレ率2%X12.5年=25%です。あと為替の関係もあります。
精神的なタフさがどこまで保てるか?
今は何とか頑張っていますが、12.5年先は相当にあやしいです。
そうなると維持するのに精神的負担が少ない投資を選択するのがいいことになります。
同じ2倍になるのでも、S&Pとかで2倍になるのと、10銘柄保有で、内5銘柄が3倍、残り5銘柄が半分でも合計では2倍になりますが、精神的負担は全然違います。
半分インデックス投資があると相当にバランスがとれる気がします。インデックスETFの割合とその中身については今後の研究課題です。
今日はとりあえず、目標とする投資の期間と、パフォーマンスの予想と、最低ラインを考えました。
以上です。みなさんはより長い期間の投資が可能でしょう。精神的タフさも問題ないでしょうから、より幅の広い投資ができると思います。それではよい投資を!
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<このシリーズの過去の記事>
高校のクラス同窓会に行ってきました。
米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
2017年8月13日(日)
昨日15年ぶりに高校のクラス同窓会に行きました。5年ごとにあったのですが私が勝手に2回欠席していただけなのです。時期が悪くて12名の参加。先生は77でまだとても元気でした。
間抜けなことに日にちを間違えて、電話をもらって駆けつけました。1時間遅刻と、高校時代と変わらぬ失態をしてしまいましたが、温かく迎えてくれました。
「暇だから1時間早くいって手伝うわ」とか、幹事に言っていたのに、逆に1時間の遅刻で、連絡していた女の子に、「ずいぶん遅いですね。1時間早くいらっしゃるって待ってたのに」と言われる始末。
同窓会と言っても、高校卒業後47年も経っているわけですから、ほとんどが記憶にありません。でも、「おい覚えてる、ほら・・・」と手を握ってくる、情に厚いヤツもいて感激でした。「えっ昔そんなに仲良かったけ」と、思い出しましたがそうでもないようです。彼が社交的になったのでしょう。
47年も経てば性格もうんと変わります。私も高校時代はほとんどしゃべらないいわゆる陰キャだったのですが、その後「しゃべりすぎ、自己中嫌われキャラ」を経て、現在「やや普通の変人」になっています。今でも自己中ですが表に出さない技術を習得。
65歳ということで大多数がリタイアしています。リタイア後の生活はそれこそ大きな差があります。皆様には遠い将来かも知れませんが参考までに。
(現状の過ごし方の具体例)
今でも自営でバリバリ現役で働いている体力満点マン。しまなみ自転車レースに毎年出場。「忙しいんだろ」というと喜ぶ。
糖尿病になって健康に目覚め、ジムに通って、水泳の大会にまで出るようになった高校教師。今でも週三回高校で非常勤で教えているそうな。水泳は2キロは泳ぐらしい。
NPOをつくって理事長になり、地域活動をしているボランティア系の世話焼き人。
★カミさんの実家の農地を引き受けて、農業をやり、船を買って魚をつり、夜は卓球の指導をしている、もと会社員。
「一日が長すぎる」「テレビがつまらなすぎる」と言っている、元団体職員。
・・・
充実度が高いほどフレンドリーだ。
前述の、握手してきて、「久しぶりだなー、元気でやってる?」と声をかけてきたのは、★のヤツでした。顔も日に焼けて精悍です。脂肪もなさそうで、健康そのものです。
「フレンドリーなら実生活も充実する」もあてはまるか?
もともと、同窓会に出ようとすることがポジティブです。私も仕事に追われているときはその余裕がありませんでした。(日取りが合わなかった)
きっとその元会社員は会社社会で、性格がポジティブにフレンドリーに変わりその延長で、リタイア後も元気なんだと悟りました。今の彼の性格だとどんどん知り合いの輪が広がりそうです。高校の時は私と同じ陰キャだったと記憶していますが。
卓球も、初めは夜にポツンと一人で参加したそうです。そのうちに数か所から頼まれてコーチをしているそうです。
会の後、親友と2人で、(★とは別人)「この年になると、男も女も差が極端よな」と話したことでした。
「原因は何かな?」と僕。「やはりこれっていうものをしっかり持って生きているかどうかだろうな」と親友。やはり、充実者はいうことがポジティブ。
自己犠牲とか「尽くすタイプ」の人は、地域にうまく溶け込めている。
シニアの暴力とかの問題が多いですが、基本的には年齢とは関係ないのかなと感じます。わがままな人は若いときからそうだったろうし、ただ、目立たなかっただけで。シニアになると自分から努力して関わっていこうとしないとどんどん孤独になります。逆に何かの役に立とうと努力している人は、やはりそれなりに頼りにもされ、地域や友達との関係も深くなります。・・・反省です。
リタイアの準備は、お金がやはり第一だけど、嬉しいのは、付き合いの多さらしい。
ラインやツイッターの友達や「いいね」を競う若い人が多いそうです。シニアになるとその数の桁が1つか2つ少なくなりますが、少ないなりに、いるかいないかが、「幸せを感じる」大きな要素みたいです。
と得ることの多い会でした。今後もあらゆる機会に参加して、刺激を受けないと。同年代に負けていると情けないですから。
余談 高校時代に好きだった女の子にも(もう子ではないけど、孫もいるし)会えました。当時は緊張して話もろくにできなかった(もちろん告白とかいう神秘の儀式は通過していません)のですが、時というのは恐ろしいもので、今は何のこだわりもなく話せます。当時は、あまり話さない子だったのですが、社交的な性格になっていました。「いろいろ話したよね」とか言われましたが、そんな積極的なことをした記憶はないのですが。どちらかの記憶違いでしょうか。
年よりの後悔の第一位は、「あの時、思い切って〇〇しておけば良かった」というものだそうですが、私にもこのことは当てはまります。〇〇はもちろん告白です。
今日は、投資とは全く関係のない話題でした。しかしアーリーリタイアを目指している方は多いので、本物のリタイア者の話題も参考になればと書きました。
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コメントいただきました。(3)
米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
2017年8月13日(日)
来週は北朝鮮のグアム周辺へのミサイル発射の通告時期ですがどうなりますか。有事に備えての準備が必要と考えています。証券会社へお金をいれたり。
コメントをいただきました。はてなブログでの返信が難しいので、ここでお返事とお礼を言わせていただきます。
<kootarochinさんより>2017-08-12 10:47:06
おはようございます。VOOを買われたんですね。 私は高配当のディフェンシブ銘柄のみに投資しています。 株価の動きは鈍くS&P500に負け続けているのでお気持ちは分かりますが、私は過去の実績と今の状況を信じて引き続き貫こうと思ってます。 最終的に何が正解なのか分かりませんが、お互い自分の考えを信じて資産成長を実現させましょう。
(お返事)
コメントありがとうございます。高配当デフェンシブ再投資戦略は優秀だと今でも思っています。それに長いスパンではS&Pに劣るとは思いません。(詳しいデータはわからないけど。少なくともシーゲル博士の研究ではオーバーパフォームしていました)
私が難しく感じ、またストレスで限界を感じただけです。続けられる方は全く問題ないと思います。
お互い、スタイルはともあれ勉強を続けて頑張りましょう。また、ご意見をお待ちしています。
コメントありがとうございます。私も毎日読んでいます。自分には決してできない売買をパシッパシッと決められる様は気持ちがいいです。特に今回のMOアルトリアの件では、先に売っておられたことはともかく、残りの株もスパッと66ドルで売られたことには感心しました。自分が売れる立場でも売らないだろうからです。その時の「リスクに対する考え」が、新鮮でした。
初心にかえってみれば、もともと「米国株」を選択しているのも、「大きな流れに乗ろうとして」のことです。だから、米国株の中でも大きな流れに乗るのはごく自然なことです。「順張りで十分成果が上がる市場が米国市場」ということを教えてもらった記事でした。
<同種の過去の記事>
tingisuhan.hatenablog.jp
投資強者への道、出直し編(7)今までの反省と今後の方針
米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
2017年8月12日(土)記
お盆休みの連休に入られている方も多いでしょう。
(コメントありがとうございます)
teamKAKA,Mutchonさんありがとうございます。気づいてなくて申し訳ありません。気をつけてチェックするようにします。これからもよろしくお願いします。
米国株投資を始めて10か月。以前の記事と重なる部分もありますが良かった点と反省すべき点を整理しました。
1 当初の目的と行った投資
配当金目的。ETFは配当金が低いので、高配当個別銘柄8~10を買う。シーゲル流
結果→本で読んだり、他の方のブログでは自分にもできそうに思えたがレベルが高すぎた。
(1)高配当銘柄と言えども、道のりは平たんではない。将来性や業績など心配することは多い。また、今回のタバコ株のような避けられない、困難もある。買って保持するだけと思えるが、実際には気になるし保持するのが大変。・・・やはり相当なレベルが必要。
(2)個別株は自分にはまだ力不足だった。しかし経験やリテラシーの向上には役立った。
(3)今回の出直しでは、インデックスETFを中心に投資を組み立てる。個別株については、的を絞りはっきりした買いチャンスでは買い増しする。
(4)買いタイミングについて
チャートなりいろいろ研究して買った。ミスは少なかったが買い逃しは多くあった。
(5)買うスタイルについて
安値を待つ癖が抜けず、上昇する銘柄を買い増せなかった。例ボーイング
今までのまとめ
自分の力の範囲で投資すべきことがわかった。他の人にはできても自分にはできないことはたくさんある。理論的にはうまくいってもストレスのたまることもある。
多くを学べた。特にブログを書いて自分の気持ちを整理できたのは大きい。他の方のブログも熱心に読むようになった。(本当にレベルが高いです。感謝でクリックしてます)差は大きいけどそれでも少しずつレベルが近づいていると感じる。
ブログを書くのはとても勉強になります、お勧めします。
これからの投資方針
配当金目的でなくなったので自由度が増した。
ETF・・・配当が低いので投資していなかった。今後投資。
低配当株・無配当株・・・投資可能
以前より自分の投資の力は増したのでマッチングが良くなる。
以前 投資力 低い X 投資対象 個別株、難しい
今後 投資力 向上 X 投資対象 ETF、簡単
結果・・・背伸びせずに、無理なく投資できると期待。
とりあえず、北朝鮮問題がグアムに飛び火しています。これが収まるまでは買いやすい展開だと思います。
米国株が今後9月末まで買いやすいと思う理由
例年安い時期だから
北朝鮮問題が解決しそうにないから
今までずっと上昇してきて、少し冷やす必要を感じている人が多い
先行指標のダウ輸送株が下落しているから
ETFを初めて買いました。
VOOを少し買いました。
とりあえず少しリバウンドしています。北朝鮮のミサイルが撃たれるまでは買いやすい展開が続くと見ています。もう少し下がる可能性も高いです。50日線の下では買おうと思っています。といっても高値から1.6%しか下げていないので、いつ買うかは気分の問題です。手数料はかかりますが、少しづつ買う方が、いろんな事態に対応できます。慣れることも重要ですし。
ドル円が下がっています。109円くらい。平均を下げるチャンスです。さらに下げる可能性もありますが、それでもいいタイミングと思います。換えている方もお見受けしました。的確ですね。(どにゃるどさん)
以上です。自分中心の記事で恐縮です。読んでいただいてありがとうございます。先日の自己ルール破りにも関わらず、励ましの言葉もいただき、うれしいです。
それではみなさまの良い投資を!
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<このシリーズの過去の記事>
投資強者への道、出直し編(6)とりあえず買いのチャンスが来ました。VOOを買う予定です。
米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
2017年8月11日(金)山の日祝日
北朝鮮リスクで世界の株価は急落しています。リスクオフということで、例によって円も買われ、109円台前半に入っています。
ミサイルが日本上空を通過するにも関わらず、円が上昇したことで、「地域に関係なくあらゆる危機で、円は上昇することが確認できた」ことは大きいと思います。
米国株が「高いので買えない」「早く買場が来ないかな」と待ち望んでいた人には朗報と言えます。
インデックスETFの保有がないので買いのチャンスの1回目と思う
下はS&P500準拠のVOOです。
(1)50日平均線を割り込んでいます。RSIも39台です。
(2)前回の安値より1.5%高い水準ですが、底値を切り上げて上昇トレンドにあるので、仕方ないと思います。
今後さらに下がる可能性はあるか?
下は2年チャートです。
(1)2016年1月(サウジショック)をボトムにきれいに上昇トレンドにあります。
(2)2016年6月英国ショック、2016年トランプ大統領誕生で長期平均線に接触または割っています。
(3)今回、このチャートでは13週平均線に接触していますが、長期平均線まで下落するかどうかは今の時点ではわかりません。
北朝鮮に関する紛争は起こるか?
A 脅しあいだけで、実際の紛争は起こらない。
と考えれば、今回の下落は買いのチャンスになります。どこかでもとの上昇軌道に戻るでしょう。
B 戦争の可能性もある。
と考えれば、「動かないこと」が賢明になります。さらなる下落で買えばいいからです。
私はどちらもあり得ると考えます。しかし、確率としては、今まで通り、戦争には発展しない確率が高いと思います。米国の動きようが難しいからです。韓国や日本という人口密集地の同盟国が近すぎます。ですから、さらなる下落にも備えつつ、とりあえずこの安値を買う作戦で行きたいと思います。
今日は金曜日で、利確やリスク回避が出やすい曜日です。週末をリスクを離れて過ごそうとするからです。バカンス中の機関投資家もリスク回避の売りを出しているそうです。今日はその動きが加速する可能性があります。買いのチャンスではあります。
米国の個人投資家は5月から、米国株の売り越しに転じているそうです。高値を警戒してのことでしょう。かれらが今度どう動くかはわかりませんが、ある程度のガス抜きは出来ているようです。
まとめ この機会に今まで保有のなかったS&PETFをとりあえず買いたいと思います。不思議なことにダウは50日線をまだ割っていません。
<追伸>
今回自己ルールをあえなく破って「IBMを売ったこと」について多くのコメントをいただきました。ありがとうございました。またお騒がせしました。
誰が考えても得ることのない愚かな行為と言えます。まず売ることによってパフォーマンスにはほとんど影響しません。信用も無くしたでしょう。「自己ルールも守れない投資家のブログなんて読む価値ナシ」と見放した方も多いと思います。
私がブログを毎日書いている目的は「投資リテラシーを高める」ことにあります。みなさんの前に、自分の考えていることや、実際の行動をさらして、自分にカツを入れることです。
今回のことで多くのコメントをいただき2つの記事にしました。考えさせられる深い内容でした。思い切ってさらした甲斐があったと感謝しています。
今回お分かりいただいたように、自分はミスも多く、また「いろんなことをやらかす」人間です。しかし、ブログのおかげで10か月前より格段に進歩したと感じます。それにこれでもミスは減った方だと思います。
これからも、ミスは必ずあるでしょうし、ある意味避けられないことだと思っています。その時は、報告しますので、ご意見いただければありがたいです。
それではみなさんのよい投資を!
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(このシリーズの過去の記事)
コメントをいただきました(2)
米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
2017年8月10日
今日の「自己ルールを破ってIBM株を売却」についてコメントをさらにいただきました。ありがとうございます。例によって、はてなブログのコメント返信ができないのでこの場をお借りして、ご紹介とお返事を書きたいと思います。
(米国株初心者さんより)
こんばんは。 6月から米国株に投資を始めたばかりの初心者です。 IBM売却されたとのことで驚きました。 私もIBM保有しているので、現状売りたくなる気持ちはとてもよくわかります。 私は保有する8つの米国個別銘柄は、全て含み損というヘタクソですが、高配当ディフェンシブ銘柄への長期投資なので、長い目で見れば報われるはずと信じて継続保有しています。 ブログ主様の売らないルールは、長期投資の下落局面では有効なルールとして注目しておりましたが、やはり含み損に耐えて保有し続けることの難しさを垣間見た気がします。 ところで、今後も条件次第で売却されるのであれば、売らないルールを公言する必要はないのではないでしょうか。 その時々の状況に応じて、投資判断するのは自然なことですし、売却自体を否定するわけではありません。 ルールとするなら、明確なものでないと運用に耐えませんし、存在意義もないように思います。 ルールというより、なるべく売らない投資方針といった感じでしょうか。 私も目指すところは、なるべく売らずに、なるべく長く持ち続けたい、と思ったいます。言うは易し、ですが。。。 米国株始めたばかりの未熟者の身で失礼な物言いがあれば申し訳ありません。 今後もブログ記事楽しみにしています。
(お返事)
「売らない」と公言しておきながら、勝手に自分でルールを破っているのですからどうしようもないです。
IBMについては買った時からミスを感じていて、すごくストレスになっていたので、思い切りました。
確かに2Qの決算が良くて値上がりしていればそのまま保有していたでしょうから下落が売却の最大の原因です。
リスクに弱くなっているのは確かです。年齢かも知れませんし、病気の影響かも知れません。これに対抗できる手段として「売らない」を自己ルールにしてきたのですが、今回限界が来てしまったということです。
正直なところ、今回の件は例外として「売らない方針」を続けたい気持ちはあります。より大きな含み損が出ている銘柄もあります。(GEとMO)保有で問題ないと思っています。
今後も売るようなら、「売らない」という方針はウソになりますから変更します。売る場合の条件が明確に決まればそれで行きたいと思います。
最近ご参加されたとのこと。私も数か月しか違いません。今後も意見を交換できればうれしいです。よろしくお願いします。
(HHさんより)
ある意味参考になります。 一般的な投資家心理の指標みたいです。 そろそろ、買ってみようかな。
コメントありがとうございます。「損切り」した立場ですので、何とも言えません。
以上です。みなさまのよい投資を!
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(元の記事)
コメントをいただきました。
米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
2017年8月10日(木)記
限界がきて自己ルールを破り、IBMを売る。にコメントをいただきました。
とおりがかりさんより。
いつも拝見させていただいています。 今回IBMを売られたとのことですが、今回売った理由は買った時も同じ状況だったように思いますが、本当にそれが理由なのでしょうか? 結局のところ、単にダラダラと下がる株価を見ていることに耐えられなくなったのではないでしょうか? 原因は、買う際の銘柄選定根拠が、事業内容ではなく株価水準の高低になっているからだと思います。 底値で帰ることなどあり得ない以上、このままではこの先遅かれ早かれ全て売らなくてはならなくなるのではないでしょうか? 余計なお世話で失礼しました。
コメントいつもありがとうございます。
全くご指摘の通りです。
私のミスが何度もありました。
へー
IBMについては有名な銘柄なので詳しく書かなかったのですが、
(1)バフェット氏が⅓を売却したことが明らかになり大幅下落しました。私は130ドルまで下落するかと予想していましたが、結局150ドル台で踏みとどまりました。バフェット氏の売却理由は、①ライバルが強くIBMが勝ち抜けるとは思えない②経営陣はがんばっているが他により良い投資先がある。
ここで私は135ドルくらいまでの下落を予想しましたが、そこまで下がらず150ドルほどになりました。・・・へーIBM強いな。少々が業績悪くても、回復を待つファンに支えられているな。・・・このペースでの業績悪は織り込んでいるな・・・2Q決算で少しでも改善の見込みが立てば株価は持ち直すだろう・・・買い
全くの「勝手読みです」。バフェット氏が理由もなく売るわけはないのです。業績が当分持ち直さないのを知っていて早目の売却を進めたのです。→これが私の第一のミス
2Q決算が、1Qに続けて悪かったです。→大幅下落・・・せめて2Qの決算を確認してから買うべきです。→これが2つ目のミス
下落の後リバウンドもなくそのままずるずる下落。・・・投資家はIBMの業績に期待していて失望売りがやまない。→即座に売却すべきです。・・・何とか保有の道を探る。(ムダなこと)
ご指摘のように、事業内容で選定すべきです。IBMの事業内容については、このブログの中でも数名の方が詳しくレポートされていました。ワトソンが期待の割には伸びていないこと。クラウドなどは他の有力会社(アマゾン)などに押されていることなど。・・・
PEが12ほどで配当が4%というのはそうそうあることではないですから、業績がままならないことも織り込んでいるだろうという、勝手な判断が招いたことです。
業績の先行きが不透明な会社は他にもある。
困ったことに、会社の事業内容や将来の見通しを確信せずに、買ってしまっている銘柄は他にもあります。上がっているのもあれば損が出ているものもあります。
全部清算で来たら楽だとは思う。
ご指摘のようにこの際すべての保有株をいったん売却する選択肢もあります。スッキリします。売却益が1万数千ドル出ますが税もかかりません。(申告済みの繰越損失がある)しかしその方法はとらないことにしました。
仕方のないのもあるが、ほとんどは意義があると思う。
確かにインデックスと比べて、「パッとしないな」と思うのもいくつかあります。しかし、「海外投資を増やす」という第一の目的は達成しています。なるべく残す方向です。今回の売りは例外とするつもりです。
具体的には将来性がはっきりしない高配当銘柄は、石油株XOM、通信株VZ、機械株GEなどがあります。石油と通信は会社というより、業界の問題です。
GEはマイナスが出ています。バフェット太郎氏の記事で、あやしい決算ではあります。しかし、やり手のCEOに交代するそうですから今後長期的には変わる可能性もあります。また、シーメンスやUNXユナイテッドテクノロジーなどの強力なライバルはいますが、ジェットエンジンや電力事業はトップレベルの技術と実績があり利益率も高いです。
最後に
自分の目的が優先すると、「投資すること」が先走りして、内容吟味がおろそかになります。個別株をちゃんと買っていくには、力量不足だっと感じています。今後は、半分はETFを中心にして組み立てる方針です。個別株でバランスをとる必要はなくなるので、個別株は「どうしても買いたい」銘柄に絞る方針です。
以上です。自分のミスが皆様の参考になれば幸いです。皆様のよい投資を!
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元の記事
投資強者への道、新規出直し編(5)限界がきて自己ルールを破ってしまいました。
米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
2017年8月10日(木)記
今日は報告です。
「売らない」という自己ルールを決めていましたが、限界がきて今回破ってしまいました。
売ったのはIBMです。売値 141.4ドル 15株 買値153.4ドル損失2万円
(買った理由)バリエーション的に安く思えた。予想PE12、配当4%、下落余地も限られていると考えた。
(売った理由)Ⅰ 業績が悪い。
Ⅱ 将来の業績が良くなる見通しがはっきりしない。
Ⅲ 株価のさらなる下落余地がある。
チャート的にはRSIが29と売り込まれている状態です。底を売ったかもしれませんが、そのまま将来性を確信できないのにそのまま保有するストレスを考えると、損切りも仕方ないと判断しました。今の私の力では保有する忍耐力がありません。
<売らない投資を決めた意味を確認しました>
もともと売らないルールを自分に課したのは
(1)投資を単純化したい。ストレスを最小化したい。
単純化によりストレスは大幅に減りました。売買の回数が減りますからミスも減ります。
(2)安易な利益確定を防ぎたい
利益確定を目的とした売りは今後もしません。
(3)下落時でのろうばい売りを防ぎたい。
今回のは違うと思っています。
(4)もともと売りは上手ではない。
メリットが多くうまくいっていると思います。今後もこの方針は続けたいです。ただ、今回のように、条件が3つ揃うと売るのも仕方ないと考えています。
他にも、候補はありますが、じっくり調べて、どうしても保有が難しければ売ります。
短いですが、今回は以上です。引き続き新規出直しの勉強を続けています。それでは皆様のよい投資を!
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<このシリーズのバックナンバー>
投資強者への道、新規出直し編(4)買う時期について考えてみる。
米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
2017年8月9日(水)記
暑い中お仕事ご苦労様です。日本の夏が過ごしにくいのは以前から指摘されていましたが、近年拍車がかかっているようです。熱帯地方の高原が年中過ごしやすいと言われていますが日本も高原地帯は見直されるかも知れませんね。
この記事は、自分を始め投資強者を目指す方のためのものです。前回、投資対象は、S&Pとダウ両方のインデックスを基準にする。というところまででした。
今回は投資の時期と買うタイミングについて考えます。
数学的最適解と、精神的安心感は違う。
よくあるアンケートに、「五分の一の確率で一千万円もらえるのと、確実に百万円もらえるのとどちらを選ぶ?」というのがあります。さてどうしましょうか。
数学的には、前者の期待値は200万ですから、後者に明らかに勝ります。しかし、アンケートの結果は、100:0ではないと予想します。多分50:50くらいではないでしょうか。もらえなかった時の残念さが大きいからです。当たらなかった時に、私のような人間は、「あー何で俺は、確実な方を選ばなかったんだ。」と後悔するに決まっています。つまり理論的には正解でも、精神的にダメージがある方法は、人によっては採用できません。私がそうです。
インデックス投資の理論的な最適解はできるだけ早く買う。
再掲します。S&P5年チャートです。長いスパンでは上昇トレンドです。
(1)数学的な最適解は早く買う
私たちの誰もが、将来を見通すことができない以上、バフェット太郎氏も述べておられますが、「買うタイミングを選ぶことに意味はない」といえます。上昇トレンドの場合早めに投資した方が有利です。投資を遅らせて、下がる確率よりも上がる確率の方が高いからです。
(2)普段私たちは大きな動きを感じている。
遠くから見ると優雅な富士山も、登山者が歩く道はゴツゴツです。登っている最中の登山者は遠くからの富士山は見ないのです。
同じように、株式投資もほとんどの人が毎日チェックします。とても、5年とか10年のスパンではみません。1%の上下は相当な動きと感じます。
同じチャートがゴツゴツ見えてきました。直近安値2410とその前の大との差は1.6%です。その前は1.9%です。長い目で見れば誤差の範囲です。10万円で千数百円の差です。
精神的に楽な方法としては、選択の余地をなくす方法があります。
毎月決まった日に同額を投資する方法。(ドルコスト法)
長い上昇トレンドの市場では、有利性が証明されています。一般には、大幅下落時に安値で買うことが大きく成績を上げると説明されています。しかし、精神的に負担が軽いことも大きな長所と思います。
(具体的なやり方)
①毎月どのETFにいくら投資するかを決めます。②毎月の日付を決めます。③NISAなら手数料無料。④円建てなら投信を用いて自動設定も可能。
自由に購入する方法で自分を納得させるには
一方、額も時間も自由に投資することにすると、行動しても、しなくても後悔する可能性が高まります。そんな中で自分を納得させる方法としては
(1)25日(50日)移動平均線を割った。
(2)RSIが50以下。
いわゆる押し目買いになります。しかし上記のように、その差は10万円でうまくやったとして千円ちょっとですから、労力に見合うかは疑問です。経験値の向上には役立ちそうです。自分のように暇人にはいいですが、本業が勝負時の方にはお勧めできません。
まとめ
その人の事情によるが、毎月の投資が可能なら、インデックスETF+ドルコスト法の組み合わせは強力だ。経験値を積みたいなら、月の中でいつ買うかを自由に決める方法もある。
全く自由に買う方法では、自分を納得させるために自分なりのルールを決める必要がある。
以上です。自分もETFはまだ買っていないので未経験です。どの方法にするか急いで決めます。それではみなさまのよい投資を!
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コメントありがとうございます。
2017年8月8日(火)記
はてなブログでのコメントへのご返事が難しいため、本文の追伸を利用させていただいておりましたが、紛らわしいので別の記事にすることにしました。
<コメント・ご質問>太郎さん(24)よりいただきました。ありがとうございます
チンギスハンさん こんにちは。 いつもブログ拝見致しております。 当方、社会人3年目の24歳です。 株式投資の未来、ウォール街のランダムウォーカー、敗者のゲーム等の書籍を読み米国株投資をしようと考えております。 投資を始めるにあたり、S&P500に連動するETFを買い続けるか、高配当株5〜10銘柄でポートフォリオを組み配当を再投資するかで悩んでおります。 投資開始金額は120万円、今後は年120万円+αは投資にまわす予定です。 アドバイス等頂ければ幸いです。 宜しくお願い致します。
(ご返事)
アドバイスというより、私が若返ったらという設定で書かせていただきます。
文面からすると、どちらか一方への投資という意味でしょうか?
(1)S&Pインデックス投信へのドルコスト平均法と理解していいでしょうか?
インデックス投資は有利なことは立証されています。また、ドルコスト法も長期的に上昇する市場では有利なことは実証されていますから、理論的には全く問題ないと思います。NISA口座を使えば月10万円投資するとすると、ピッタリ年120万円はノーコストで買えます。
(2)高配当株の再投資は、シーゲル博士の本にもありますが、私は実行していないので何とも言えません。ただ、この10か月、高配当株を多く買いましたが、保有には相当なストレスを感じました。例えば、今話題になっているタバコ株などです。どうとらえていいのかに迷います。
個人的には、この方法は簡単に見えるけど、相当投資力や忍耐力に自信がある方でないと、ストレスが強すぎると感じます。社会人3年目というと仕事面でもストレスがかかってくる時期でしょう。S&Pインデックスの定期買いとの精神的負担の比較は、1:5くらいと予想します。
投資開始資金というのがよくわからないのですが、投資枠が120万円ということなのでしょうか?それとも初めにそれだけ投資する予定という意味でしょうか?
勝手に解釈して進めますと、120万円は投資すると枠を決めてしまうと、自分を追い込んでしまうので、自由度がなくなると思います。
120万円の資金枠があり、その中で投資を考えると理解すると、現在はポートフォリオのキャッシュポジションが100%ということになります。私は現金も立派な投資と考えています。そのうちの何%を市場で運用するかを決めることになります。
このブログの達人の中で、今の高値の中で売って、キャッシュポジションを確保していらっしゃる方を多く見かけます。来るチャンスに備えておられるのでしょう。
最高値圏にある米国株です。投資するというのを止める理由もないですが、「チャンスだ」とすすめることもできません。方針が未定なら、多くの方がされているように、キャッシュポジション高めで、じっくりとチャンスを待つのが現時点ではベストに思えます。
経験値を高めるために幅広くチャレンジしてみるのはいいと思います。額は関係ないですから、少額投資で自分のエリアを広げられるのは賛成です。
以上です。あまり答えになっていませんが、現在の自分ではこれが精一杯です。今後もご意見をください。一緒に勉強しましょう!
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