チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

高値でも何とか買う、安値になれば喜んで買う。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
              2017年6月27日(火)記
 シェルを少しNISAで買いました。希望していた53ドルを下回りませんでしたが、とりあえず購入。
 今の水準をじゃんじゃん買っていく勇気がありません。しかし買いは少しずつでも継続していきたいので、「バフェット太郎氏」の方法を使わせていただくことにしました。ただし、額は小ぶりです。銘柄については、これも小ぶりに6銘柄にしました。前回検証した銘柄から選びました。

    4月1日 5月20日 6月24日 現PER 予想PE 配当
1 BA 176.86 180.76 202.23 24.78 19 2.85
2 GOOGL 991.86 996.12 986.09 34.48 28.77 0
3 95.04 96.15 95.58 38.23 32.09 0.7
4 JNJ 124.55 127 136.43 22.93 20.75 2.47
5 PM 112.9 114.74 119.56 26.45 24.44 3.48
6 NEE電力     143.14 17.46 20.64 2.77

1~3は強力なワイドモーとを持つ銘柄です。4~6はデフェンシブ銘柄です。①景気に左右されにくい。②デフレに強そうという基準で選びました。
(1)6銘柄のうちJNJ以外は保有量が少ないです。
(2)毎月下位2銘柄を10万づつ買います。
<意図・方針>
1 現在全体が高く「割安銘柄」を探すのが難しい。しかし、買いを止めていると、買い時になった時に「動き出せない」。
2 現在高いことは承知で買う。
3 近い将来、10%~20%の下落を想定。下落時には、買い増す。多めに買うことで平均買いコストを下げる目的。
4 超長期的には、現在の高値も、一つの過程に過ぎないと考える。

以上です。参入が遅かったので高値で買うのもやむをえません。しかし、この経験は将来に生きると信じています。皆様のよい投資を!

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「リタイア後の生活費は現役時の7割」は意味不明。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
               2017年6月26日(月)記
 今日はリタイア報告、生活費編です。
 マネー雑誌に、あるいは「老後の生活」特集に、よく「リタイア後は現役時の7割は必要」とかいう意味不明の記事があるので、投稿しました。
 現役時の68%が必要というのは、ヨーロッパ(ドイツ)でリタイアした人の生活費の統計をとって、それに基づいて年金計画を立てているかららしいです。つまり統計上の数字だったわけです。しかも欧州の。それをもとに、学者やらが、親切心かおせっかいかで、「現役時の7割」という記事になった模様です。年金でその金額に足りない人は貯金で準備するようにも勧めています。年金で足りない人には、圧迫感のある数字です。現役時に年収600万の人は年420万かかることになります。よほど恵まれた人以外はこんな年金はありません。それこそアパートでも所有しようかということになります。

ちょっと待ってください。
「こんな何の根拠もない数字に振り回される必要は全くない。」と思うからです。

1 現役時を基準にすること自体が間違っている。
 現役時に自分の、時間的にも精神的にも70%くらいを占めていた仕事から離れるわけです。生活が全く変わるのは当然ですし、変えなければいけません。それなのに、現役時を基準にして計画を立てるのは、よくない方向へ進む可能性があります。

2 すべての基準を作り直すべきだ。
 リタイアを肯定的にとらえるのであれば、リタイアは「今までのしがらみとストレスから解放されて本当の自分を実践するチャンスだ」と言えます。そうであれば、今までの、基準を一旦捨てて、新たな自分なりの基準で自分の生活を築いていく必要があります。その基準に、いつまでも現役時の影響が色濃くあるのなら、その人のリタイア生活は現役時の延長と言えます。ただの「仕事がない現役」です。そんな人は、「〇〇会社の元部長」という肩書で残りの一生を生きていきます。

3 枠を決めるとコストチェックが甘くなる。
 リタイアしても使い切れないほどの収入がある人以外はコストを洗いなおす必要があります。その時に、現役時の6割とか7割というのでは、「予算」となってしまいます。30万をどう使おうかという話になって、コストカットができません。費用も新たに、考え直すべきです。

4 リタイア後は「効率」は考える必要がない。
 何しろ時間はあるわけですから、お金を使って要領よくする必要は全くありません。そう考えると、必要なお金は限られます。
(1)住居費・・・仕事場から近い必要はない。車が要らない程度の郊外が最安か。地方は家賃は安いが、車が必要。車には費用が掛かる。本体月1万、車検、保険、税金その他で月1万、燃料費月1万=合計月3万円。軽なら少し安くなります。
(2)食費・・・暮らし方による。我が家は食べ物にこだわりはないです。
(3)その他。お金のかかる趣味はないのでほとんどいりません。
<結論>私の場合は、食費・光熱費・・・・を奥さんと出し合って、それが月に5~7万。それ以外に、自身の外食やらコーヒーやら・・・で月3万程。合計で10万ほどです。年金の範囲に収まります。ただし、今年は現役時の市民税が来たので、結局、税やら国保負担金やらが最大の支出です。

5 何かあったらいけないので・・・→そんな「何か」はない。
 指南書には、「何かあったらいけないので余分にお金を用意しておきましょう」とあります。余計なことです。お金があれば人間使ってしまいます。なければ使いません。オレオレ詐欺にもかかりません。節約には持たないのが一番です。(米国株で持っていれば使わなくていい)
 多分、病気や死んだときのことでしょう。病気は健康保険があります。それで足りなくなれば、「公的扶助」という日本の誇る制度があります。もちろん家とかの財産を先に処分することになりますが、最終的には医療費は心配いりません。
 奥さんより、私の方が100%早く死ぬと思っていますが、私は葬式等はしないことを明記して遺言書にしています。体は地元の大学病院に寄付済みです。灰はそのまま破棄してもらえればいいのですが、私の自治体ではまだ認められていないので、ある寺に送ります。墓はもちろん要りません。もちろん、個人の信条次第ですが、私にはなんのこだわりもないのでこれらの費用は不要です。つまり、「何か」に備える必要などないのです。

6 早く現役時を忘れる方が早く自分を構築できる。
 人にもよるのでしょうが、私は仕事を辞めて3か月ほどですが、仕事のことを思い出すことは全くありません。私の中では、あれほどストレスに感じていた仕事の占める割合はもはや0%です。
 倉庫や物置は、何も置いていない空っぽの方が、新たにモノが入れられるので自由度が高いです。人間もリタイアで一旦、自分を空っぽにした方が、新しい自分を入れられるので便利と感じます。

7 必要な費用はライフスタイルがすべて。→現役時の生活費とは関係がない。
 私のつまらない例を出しましたが、すべては暮らし方次第です。年金を含めて収入の範囲内に収まれば大丈夫です。一度、計算されたらどうでしょうか。

(補足) 持ち家は、タダのように見えますが、築年が古くなると修理にお金がかかります。我が家も、一昨年雨漏りを起こし、いろいろ修理すれども解決せずに、大掛かりな修理なら数百万円という見積もりをもらって青くなりました。探しに探して、知り合いの業者に、20数万で完全に直してもらいました。妥協せずに探す努力がいると痛感しました。保険がないので、むしろ人間より家の方に積立金が必要かもしれません。

(まとめ)リタイア後の収入が十分な人は問題ないですが、年金はもらう直前には増やすのは難しいです。私のように年金が少ないと、今回のような「無責任」な記事で心配になる方もいらっしゃるかもしれません。一足先にリタイアした者として「心配ない」という気持ちでレポートしました。

今日は投資に直接関係ない記事でした。みなさまのよい投資を!

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「米国株はどのくらい割高なのか」実績PERで他国と比較する。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
               2017年6月25日(日)記
 「米国株はすでに割高」という記事が良くあります。それは、どの程度なのかを各国と比べてみました。(私のインデックスより。元のサイトは

世界各国のPER・PBR・時価総額(毎月更新) |ETF・インデックスファンドなら!『わたしのインデックス』です)

国・地域 PER PBR 配当 時価総額
  実績 実績 兆ドル
新興国 14.7 1.6 2.82 3.8
アジアパシフィック 14.7 2.44 2.82 5.9
全世界 19.6 2.2 2.42 41.6
先進国 20.3 2.3 2.38 37.8
ヨーロッパ 20.7 1.9 3.19 1.9
韓国 12 1.2 1.63 0.73
台湾 15 1.8 3.55 0.57
日本 15.3 1.4 2.01 3.4
ドイツ 17.7 1.9 2.56 1.3
カナダ 20.2 2 2.98 1.1
米国 21.9 3.2 1.99 21.6
オーストラリア 24.4 2 4.17 0.98
英国 27.2 1.9 3.64 2.6

地域別にPERの低い方から、国別にPERの低い方から並べました。※韓国・台湾は新興国に分類してあります
(PERを見ると)実績PERです。
1 確かに米国は高い方ですが、さらに高い国もあります。
2 米国は世界平均を少し上回る程度です。
3 先進国の中では日本は低い方です。
(PBRでは)
1 米国は高いです。
2 日本・韓国は低いです。
(配当では)
1 英国、豪国、台湾が高いです。
2 日本・米国は同じくらい。
(時価総額では)
台湾が韓国と変わらないくらい多いことに驚きました。半導体製造など地位を確立しているせいでしょうか。そういえばTSMCはインテルを時価総額で抜いたという記事
もありました。
(総合的に見れば)
1 米国だけが高いという感じはないです。新興国も他の国も、安くはないです。一旦売られる時には、新興国から、PERの低い国から売られることを考えるとPERが低い国が安全とも思えません。
2 FRBの資産縮小は過去に例がないので、どの地域が影響を受けるのかは未知数です。普通に考えれば、ドルを絞るので、新興国へのマイナスの影響が大きいと考えます。当の米国の影響が一番少ないと考えます。
3 米国株は、過去に比べれば、高い水準にあることは確かだと思う。しかし、他の地域が割安とは言えない。むしろ下げる時は、新興国>アジアパシフック>ヨーロッパ>北米の順に影響が大きいと思う。

(結論)
1 「過去に比べて高い」と言われるが、過去というのが曲者です。公定金利が5%以上だった時の常識は当てはまるとは限りません。FRBはゆっくりと金利を上げる方針ですが、(現在1~1.25%)高くしても、3%以上にはしないというFRB高官の発言もあります。(しないというより、できないと言い換えた方が実情に近いけど)もう先進国が、過去には居心地のよい巡航速度だった5%ほどに戻ることはないと考えます。(社会の構造が冷戦当時とは変わってしまった。高い利益は優れた先進性を持つ少数の大企業が独占するようになった。高い付加価値をつけることができる数社に利益が集積している。・・・)
2 いったん収まったとはいえ、欧州は流動的です。アジアは地政学的に永久投資は難しいと判断します。消去法で投資するなら北米しかないと考えます。
3 現在の世界の株価が割高とみて、新規投資をSTAYという判断はありだと思います。しかし、特に米国株だけを避ける根拠はないと考えます。むしろ、下落があるとすると、新興国への影響の方が大きいと思われます。(米国の景気腰折れから株価下落が起こるとすると、資源国や、米国への輸出依存度が高い国の株価下落が大きい。日本もキャリートレードの巻きなおしにより一時的に円高が進み株価下落が起こる。)その時は米国株も当然下落するが、下落幅は一番小さいと見ます。また、下落が終わっての立ち直りは一番早いと考えます。(FRBが緩和的に変更するから)
4 私の方針。これから先の一時的な下落幅を最大で20%くらいと見ています。それを織り込んで少しずつでも米国株投資を続けます。理由はやめてしまえば、リテラシーの向上は見込めないからです。また、「海外投資の割合を増やす」という最優先目標からも外れます。投資先は、下落幅が小さい高配当デフェンシブ銘柄、社会に必要なワイドモートをもった銘柄、ETFを有力と見ています。

以上です。高値圏での買い方針の持続という自分には、能力を超えたテーマですが、自分なりに納得しました。難しい時期ですが、今の苦労は将来の下落時の買いのエネルギーになると信じています。皆様のよい投資を!

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今後の投資の方針+投資候補を整理しました。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
               2017年6月24日(土)記
 米国株を買いはじめて早いもので8か月がたちました。そしてこの3月にリタイアして、専業投資家(年金生活者というよりかっこいいかなと思いこう名乗ることにしました。)になりました。シーゲル博士の本を読みました。感銘を受けて、主に高配当な銘柄に投資してきました。配当とPERが基本的な基準でした。
 しかし、今米国株は誰がみても高値圏にあり、通常のそのような物差しだけで割安株を見つけることは困難になっています。何とか「割高でない」株を探してきましたが、ここらへんで、今後の投資の方針を冷静に考える時かなと感じます。

1 米国株の配当は再投資する方針です。
 年金で足りない部分を配当で補う方針でしたが、①そんなにお金が必要でない。②海外資産を増やしたいのに、配当→円転は効率が悪いこと。に気づきそのまま米株に投資します。税金の30%は仕方ありません。
2 高配当銘柄は割り切って投資します。有利と思われる時に限る。
 成長性はあまり期待せずに配当目的で投資します。3つの銘柄に絞りました。

高配当 4月1日 5月20日 6月24日 現PER 予想PE 配当
RDS.B 55.83 57.24 54.02 23.66 18.54 6.99%
VZ   45.42 45.39 16.63 12.53 5.09%
SO 49.78 49.88 49.84 19.38 16.91 4.61%
平均           5.56%

①RDS.Bシェル 石油世界2位。NISAはシェル専用にしました、理由:NISAだと税金が全くかからないから。原油価格に影響を受けやすいので、原油価格が安い時に購入します。(今は安い時期にあたります)
②VZべライズン。通信業界トップにもかかわらずこの不人気さです。「ダウの犬」の一番手です。③SOサザン電力。永続性は十分です。
3 「配当再投資+成長性」=利益 が長期的に優れているものに投資します。
 ただし、当方成長性の予測については、はなはだ力不足です。とりあえず業界一位銘柄でワイドモートに優れていると思われる3つと、デフェンシブな7つを選びました。

    4月1日 5月20日 6月24日 現PER 予想PE 配当%
1 BA 176.86 180.76 202.23 24.78 19 2.85
2 GOOGL 991.86 996.12 986.09 34.48 28.77 0
3 Vビザ 95.04 96.15 95.58 38.23 32.09 0.7
1 JNJ 124.55 127 136.43 22.93 20.75 2.47
2 MO 71.42 70.9 76.49 10.34 23.16 3.19
3 PM 112.9 114.74 119.56 26.45 24.44 3.48
4 KO 42.44 43.9 45.25 31.64 25.07 3.23
5 MCD     154.64 27.27 24.2 2.43
6 NEE電力     143.14 17.46 20.64 2.77
7 PG     89.42 24.98 17.12 3.1
候補 WMT     74.84 17.01 17.29 2.57
候補 UNH     185.25 23.72 20.19 1.61
候補 HD     151.31   21.48 2.29

青字は「バフェット太郎氏10銘柄」に入っているもの。他はVZ、IBM、XOM。
1~3はワイドモート銘柄で、現在保有高が少ないです。いずれも高値にあるので、買う時期は今後の課題。
1~7はデフェンシブ銘柄。いずれも業界トップクラスです。JNJは確定ですが、それ以外の優劣は今後の課題です。候補は、まだよく調べていない有力銘柄です。WMTウオールマート、UNHユナイテッドヘルス、HDホームデポ
4 候補は絞りこめれば絞り込むほどいいと思うが、個性もアリか?
 バフェット太郎氏は、きちっと10銘柄に絞ってルール通りに投資して、成果を上げておられます。「リョウスケ氏」も4銘柄とETFでやはり高い成果を上げておられます。自分は「売り」はしないのでどうしても、銘柄が増えやすいです。まあそれで不都合もないので、いいかとも思いますが、絞りこめればそれに越したことはありません。対策を考えました。
5 ETFを基準にする。
 DIAダウ連動ETF、VOOS&P500連動ETFと比べて、はっきりと優位であれば個別株を買う。迷ったらETFを買う。

(まとめ)
1 これから夏にかけて、安くなる可能性もあるが、方針がはっきりしていないとしっかり投資できない。
2 「配当+成長性」の優位なものに投資。
3 基準をはっきりさせるために、DIA、VOOのETFにも投資する。
4 銘柄は、絞りこめれば最上だが、勉強途中なので「有利と思える銘柄」はとりあえず少量買う方針で臨む。

以上です。自分中心の記事で失礼しました。この高値の中で、「割安の銘柄が見つからない」という方が私以外にもいらっしゃるかも知れないと思い書きました。自分勝手なところはご容赦ください。それでは皆様のよい投資を!

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「日経マネー8月号」読みました。+「東大王」の頭脳は生かされるか?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
              2017年6月23日(金)
 先週金曜はアマゾンショックが吹きましたが今日はどうでしょう?
 バフェット太郎氏のブログに「日経マネー」に登場とあったので、早速読みました。バフェット太郎さんの主張がいつも通り明確に述べられていて、良かったです。日本株中心の構成なので、質問が米国株とはかなり違う面もあり苦労がうかがえました。 

 ついでに他のページも読みました。「これでもか」というくらいにいろいろ載っているので、読むのを諦めてしまいました。米国株の立場では、多くの内容が必要でなくなり、シンプルになるのでつくづく米国株を選んで良かったと感じました。
 勉強になった点は、自分は上昇中で、高値更新中の株の「新規買い」「追加買い」を躊躇する傾向があります。(最近ではBA)しかし、魅力があるから上昇するわけですから、買うのに何の問題もありません。要改善です。

 「東大王」を見て、「日本にも優秀な者は多いぞ」と喜んだけども・・・
 昔はクイズ番組というと、「いかにレベルが低いかを競う」感じの番組が多かったように思います。でも最近のクイズ番組は、逆に超難問が多くて、ほとんどわかりません。クイズ番組にも流行があるんだと気づきました。その中でも「東大王」は難問が多いです。「えっ、こんなん無理だろう」と思うようなのを、次々と、東大生やら、早大生やらがこたえていく様をみると、「日本もいるところにはいるなー」と感心して見てます。
 で、ふと「この優秀な頭脳はちゃんと生かされるんだろうか?」「この人たちは10年後何をしているんだろうか?」と疑問を持ちました。
 米国では、起業により、フェイスブックやらグーグルやら、その他、時価総額何十兆円の企業が育ちました。今も生まれ続けていることでしょう。そして、大前研一さんのシリコンバレーのレポートでは、現在のシリコンバレーの主役は、①イスラエル人②インド人③中華系ということでした。イスラエル工科大学は卒業生の70%が起業するそうです。そのITテクノロジーのダイナミズムが、世界を大きく変えつつあります。
 CMの間に目を閉じて、将来をイメージしましたが、どうも彼らがどんどん起業するイメージは湧きませんでした。「エリート」として官庁や大企業に入るんだろうな。というイメージがしました。

 日本の課題として、少子高齢化や、生産性の低いこと、・・・が言われていますが、「せっかくの優秀な頭脳」を生かせないことも、大きい気がします。

 「日本はメインプレーヤー狙いはあきらめろ」で、将来があるだろうか?
出典は忘れましたが、もう日本は、「世界標準だの」「世界基準」だのは諦めて、その下流の、部品とか素材づくりに専念すべきだという主張があります。近くの例では台湾が、アイフォンを初め、NVDAのGPU作りの先端を担っています。なくてはならない存在になっています。しかし、利益はアップルやらNVDAに多くもたらされているようです。日本の素材や部品も世界的に定評があります。しかし、完成品を作る自動車メーカーが日本から消えて、スマホのようになった世界で、日本はそれでも、今以上の地位を保っていけるのでしょうか。

「日本株永久投資」は問題あり。
 個別に優秀な会社はもちろんあるでしょうが、全体をETFで買う選択肢はないと考えます。資本主義では、メインプレーヤーがほとんどを食い、サブプレーヤーにはほんの余りものしか回ってこないからです。世界中の科学者の成果を中心的に取り込んでいけるシステムを持っているところ、それは米国です。イスラエル工科大学生が開発した技術も、最終的には、米国企業に収れんしていきます。(本人はとんでもないお金持ちになるけど)

日本株中心の本を久しぶりに読んだので、つい対抗心を起こしてしまいました。
(補足)日本株がだめというつもりは全くありません。日本株は永久保有には問題ありという私個人の意見です。

以上です。みなさまのよい投資を!

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米国株の実践は投資リテラシーを高めるのに最適だ。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
               2017年6月22日(木)記
 昨日は、原油下落も続き、ねらいのシェルは53.8ドルとあと少しで53ドルを切ります。さて今週割るでしょうか?
 昨夜は下げましたが、米国株は高原状態が続くのか、それとも下げに転じようとしているのか、どちらにもとれるような動きです。欲なもので、その値段で買おうと思ってはいても下落すると、「もう少し下げるんじゃないか」と思ってしまったりします。(VZのことです)誠に投資家というのは強欲な生き物です。
 こういう、難しい局面こそ、投資家の「肝のすわり方」が試されるのでしょう。私はまだまだ修行が足りません。今夜の市場の動きを注目したいです。今日は本筋から外れますが、気が付いたことをエッセイ形式で書きます。

 「会社で株を買うとなるともめるだろう。」投資の難しさについて。
 話は変わりますが、私たちは、どれがいいかと、あれこれ考えながら、でも結局は決断して株を買っています。個人だから決断できることだと改めて思います。もし会社で買うとなると、「もめるのが必至」だからです。
 社長なり、CEOが決めるとなると、「鶴の一声」で決まりそうですが、その分その社長以外だれも納得しないように思います。買うと決めた株が何であれ、反論は山ほどあるからです。「もっと伸びる会社買えばいいのに」「もっと地道に行くべきだろう」「今は買うタイミングじゃないだろう」「広くETFにすべきだろう」「何だ、結局リスクとるのが怖いんだなビビりめ」・・・と批判は尽きません。これは、だれが決めても同じことのように思えます。
 逆に、「お前が責任を持って決めろ」とか言われても大いに困ります。どう転んでも批判は受けそうだからです。うまくいけば「運が良かった」で済まされそうですし、損失を与えれば、「見通しが甘すぎだ」と言われそうです。結局、米国市場なら、S&P500とかになりそうですが、「本当にまじめに選んだのか?そんなんだったら、わざわざ特別チームをつくらなくても選べるわ」と言われそうです。S&Pも優れた選択だと思いますが、それはちゃんと研究した人がわかることで、わからない人には、「業務を放棄して安全に逃げた選択」と受け取られるかもしれません。

 会社の通常の業務ではここまでのことはないでしょうから、投資というのは、「どうとでもとれる」やっかいなものということができます。株式投資に限っても、日本株と米国株では、全く別物と言える気がします。(バシバシ投資先を決める孫さんは大したものです。)

 さらに投資全般に枠を広げると、もうとらえどころがありません。いわゆる「投資詐欺」が良く起こるのもうなづけます。「その投資は全くの無理筋だ」というのもあるでしょうが、ほとんどは、グレーです。「5年先は絶対円安だ」と言われても否定はできません。次に投げるコインが絶対に表が出ないという保証はありません。

 投資アパート問題はいつ表面化するだろう?
 「週刊ダイヤモンド」に投資アパートの記事がありました。日銀の低金利も追い風になり、日本列島は「貸しアパート」で埋め尽くされようとしているようです。中でも、「大東建託」と「ダイワハウス」がすごい勢いのようです。何年かして、「空き室」がどっと出て、ローンが払えなくなる大家さんが出ると予測がありました。「大家さん」という心地のよい響きと、「子供に相続税の負担をかけたくない」という親心が重なり、さらに日銀の低金利はまるで「国策」として後押ししてくれているような、心強さを感じるかもしれません。そこで出される、試算表の数字を読み取れる人は、不動産業者か、会計士、税理士くらいだと推察します。私は無理です。
 それらの「投資用不動産」は不良債権と化す可能性は大ですが、そのことを証明はできません。誰しも将来のことは予測できないからです。その人の見立てでは「危ないよ」というのが限度ですから、表立って反論すると訴えられて負けます。不良債権の山(25兆円)を抱えた地銀の問題は2011年ごろから出ると思われます。

 「世の中にうまい話はない」は実践しないと理解しづらい。
 NHKでは詐欺のたびに、「うまい話はない」ということを肝に銘じて気をつけてほしいといいます。しかしわたしはこれは無理だと思うのです。ろくに投資をしたことがない人が、「この物件は、年7%で回ります」とか言われても、それがうまい話かどうかを区別するリテラシーがないからです。株式でも、投資したことのない人は、「儲かる株教えてください」と必ず言います。それしか語彙を知らないからです。
 例えば日本では、年5%の利益を上げるのがどれだけ大変かは、実際に実践してみる以外には理解しずらいです。「私に預けてくれれば年20%で回してあげる」という話がどれだけ、「突拍子もない」「現実離れした」「実現性が乏しい=サギ」かということは、わかっている人には「ばからしいくらいの常識」ですが、わからない人にはわからないのです。ちょうど私が、音符に#が3つもつくとどれがどうだかわからなくなるのと同じです。

たとえ損得がなくても「リテラシーの積み重ね」で大きな利益を得ている。
 私たちは、投資を、コツコツと続けていますが、思うように利益が上がらないこともあります。しかし、そんな時でも大いに役立っています。例えば米国株を実践している人が、いわゆる「投資詐欺」にかかる確率は0%でしょう。仕組みがわかっているからです。アマゾンのような会社は成長率も高いが、PEも高い=株価が高い、という常識が全員に認識されています。これらは実践してみないとなかなか身につかない能力です。

今日は、まとまりのない内容でした。ここまでお読みくださりありがとうございました。それでは皆様のよい投資を!

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原油が下落中だけど、石油株の仕入れ時は?

米国株投資家の皆さんこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
            2017年6月21日(水)記
 原油の下落が止まりません。現在43.47ドルです。1年チャートは(楽天証券)
f:id:tingisuhan:20170621112619g:plain

 45ドル~55ドルのボックス相場に収まるかと期待されましたが、あっさり下に抜けました。上値と下値が切り下がり下降トレンドを形成しています。あとは心理的なラインの40ドルを切るかどうかがポイントになります。
(初めに)原油については、数字がいろいろあり、私の力では無理です。また、専門家の発言をネットで調べると、今年の予想ですら、(今年7月には70ドルを回復するだろう)などと外しまくっていますので当てにはできません。6月の価格が当たっている人は一人もいませんでした。(40ドル~60ドルの範囲などという予想ならだれでもできる)原油を取り巻く要素は
(1)米国のガソリンの在庫が減らない。
(2)米国が原油備蓄を減らしている。
  シェールで簡単に増産できるので、大量の備蓄は不必要。現在6.9億バレル→4.5億バレル(法的に今までここまで義務アリ)→3.5億バレル(トランプ政権の方針)
(3)OPECと非OPECで減産を来年の3月まで延長したが効果は限定的。
 さらなる減産合意ができるかどうかは不透明。40ドルを切ると産油国も深刻だろう。
(4)シェールオイルの産油コストが技術革新で大幅に下がっている。
 一昨年70ドル、昨年60ドルと言われた、シェールの産油コストは、地区によっては30ドル台のところもある。またシェールの増産は容易。(現在シェールの生産量は日量500万バレルくらいで、50万バレルくらいの増産は容易だそうです)

ここでは、あえて将来の原油価格の予想はしない方針で進めたいと思います。予想したところで、予想通りにはとうてい動かないし、先物取引をするわけではないからです。

一方買いを検討している、RDS.Bシェルの株価は(SBI証券)5年チャートです。

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現在の指標は(SBI証券6/21)
RDS.B54.63ドルー1.44ドル(-2.57%)予想PE19.21配当6.71%
この数字通りならとても魅力的ですが、原油価格の低迷が続けば、利益は減ります。昨年の赤字から脱して好決算の1Q決算でしたが、今後通年では悪化する可能性もあります。
 チャートを見てみると、昨年1月のサウジショックの時、原油が25ドルくらいまで下げて、「もうだめだー」とみんなが思った時が大底で、株価は40ドルを割っています。今年に入って、原油はどちらかというと下降トレンドなのに、株価は下落していません。これは1Q決算で、原油が50ドル近辺なら十分に利益が出せることを投資家が確認したからでしょうか?最近のチャートを見てみます。

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昨日こそはー2.57%とかなりの下落をしていますが、それ以前はそうでもありません。3月と5月に53ドルを一時的に割っています。今後どう動くのかは予想がつきませんが、もし買うつもりなら、どの辺で買うのかの方針はあってもいいように思います。
①53ドル以下なら買う。
②50ドル割れまで粘る。
のどちらかだと思います。高配当銘柄としての条件はばっちりです。またNISAで買うと、他の米国株と異なり英国籍なので税金が全くかかりません。有利な銘柄ではあります。

(まとめ) RDS.Bシェルについて
1 原油価格の予想は全くつかないが、石油会社の存続はこの先10年超は大丈夫と思う。
2 株価の予測も難しいが、シェルはXOMと違い、がーと下げる時があるので、53ドル割れはあると思う。50ドル割れがあるかどうかは不明。
3 個人的には、53ドル割れはいったんいくらか買っていいように思う。その時は配当も7%くらいか。
4 NISAで買うと税金が要らないメリットがある。

確たる論拠があるわけではありませんので、単なる参考としていただければありがたいです。以上です。みなさまのよい投資を!

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シニアが嫌われる理由。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
                2017年6月20日(火)記
 いや昨日も最高値更新とちょっと違う世界へ踏み入れたかもしれません。FRBの利上げと資産縮小の予定が示され、米国は金融緩和の出口へはっきりと踏み出しました。本来なら、数々の金融緩和で上げてきた「金融相場は」いったん天井を打ったと見るのが普通です。しかし、それでも上げているのは、金融相場では説明のつかない事態が始まっているかもしれません。米国では金融緩和は終わっても、日欧は続けています。特に日本は金融緩和から抜け出すことは想像ができません。その分「キャリートレード」が積みあがって、米国に資金が供給され、(前回は新興国が中心だった)リーマン以前の、「いつか来た道」の世界株高と、その後の「大崩れ」を演じるのかもしれません。その場合は、やはりお決まりの、「巻き戻しの円高」になるのでしょう。 
 もしあったとして、それがいつ起こるのかはだれにもわかりません。ですから、私は採算を越した株高にならない限り、仕入れを続けていくつもりです。そして、ショックの時に運よく、手持ちのお金が残っていれば、全力で買います。なければそのままじっとしています。

 欧州当局から制裁金等のGOOGLも大幅下落を覚悟していたら何と、昨夜は上昇しています。大したことがないと見ているのか、私には理解不能です。「ハイパー愛生男」さんに関連記事があります。WSJでの発表は金曜の場の前だったんですね。

GOOGL(アルファベット)に対しEUの課す罰金: ハイパー愛生男の米国株投資ブログ

 今週は、VZ、PM、BAの買い増しを引き続き狙っていく方針です。

 さて、今日は、リタイアした者として、シニアとして避けて通れない、世代ギャップを考えてみたいと思います。

自分が若いとすると嫌いになるだろう、シニアの行動、存在etc・・・
1 態度がでかい
 何かというと戦後の日本の繁栄は自分たちが築いたと思っている。
 ①運が良かっただけ。②アメリカのあとをついていけばよかったので単純だった。
 ③その分の報酬は十分もらっている。
2 若い世代との待遇差が大きすぎる。
 ①年金が高い。20万30万ともらっている人が大勢いる。その年金額は本人の努力というより、どの組織に属していたかで有利さが決まっている。大企業とか公務員は3階建てで、中小企業は2階建て、自営業者その他は国民年金で1階建て。
 年金の高い理由は、利回りが5%以上の高い時に制度ができてそのまま存続したから。(政治家は常に強い者の味方で既得権者を守る。・・・票になる。)
「とても使いきれない」といって貯金している人も多い。
②社会保障が年寄偏重だ。
 将来の若い世代を犠牲にした、年金設計、社会保障設計になっている。
③たくさんの医療費を食う。
 何かあったら、「すぐ病院へ」という習慣がある。私の知り合いのシニアで通院中の人は、多くが、なぜか6種類の薬を出されています。(それ以上は問題があるのでしょう。逆に言えば、6種類まではOKってこと?)新たな薬を出さなければいけないときは、「うーん、じゃあこれをやめましょうか」とおっしゃるそうです。特に必要でなくても、上限までは飲まされるわけです。これはシニアの責任というより、制度の問題でしょう。
3 将来へ多額のツケを先送りにした。
 他国に比べて、「日本は税金が安く住みやすい」という調査がありました。しかしその分、毎年50兆円ほど、合計で1000兆円のツケの先送りがあります。
 江戸時代の藩はたいてい、「30年先、50年先の年貢米」を担保に入れていたそうです。薩摩藩は100年先まで借りていたそうです。あっぱれです。(250年の分割と言われています。踏み倒しましたが。)世界の歴史の中で、多額の借金が、特に国の借金が潔く返済された例は知りません。日本もハイパーインフレでなしにするというのが大方の見方です。
4 文化が違う。
①酒・たばこを愛用する。けむいし、酔っぱらいはうっとおしいし。若い人にもいます。
②ゴルフが好き。
 若い人はあまりしません。そういえばナイキもアディダスも用具から撤退しました。
③ITにうとい。
 スマホとかネットとか使えない。
④職業・学歴・年齢・性別等にこだわる。
 アメリカでは履歴書に、年齢と性別を書く欄はないし、その質問は禁止だそうです。そのうち日本もそうなるかも。でも、ゲイなどに対する差別は、老若合せて日本は強い気がします。
5 優遇されすぎている
 いろんなところで「シニア割引」があります。
 私は、交通費割引はむしろ若い人に必要だと思います。中学生までは無料、高校生、大学生半額くらいでいいのではと感じますが。活動が活発になり、見分を広めれば国の将来への投資ともいえるからです。
 お年寄りは弱者という、見当違いの理屈から制度が成り立っている。何十億も持っている人でも、医療費はほとんどいらない。

 ということで、腹の立つことはまだまだあると思います。これらのうちの半分くらいは、「シニアのせい」というより、制度の不備・不公平という気がしますが、それでも「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ともいいます。

 私はシニアになりたてです。五木寛之さんの本に、「年よりは若い人から憎まれている」「それを理解して努力し続けないといけない」というのがありましたが全く同感です。
以上です。今日の記事について、ご意見などもどしどしください。お待ちしています。
みなさまのよい投資を!

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安心のタバコ株MO,PMは高値でも買えるか?

米国株投資家の皆様こんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
               2017年6月19日(月)記
 例年なら安くなり始める6月にも高値更新と、米国株は勢いが止まりません。中身をみればハイテクは少し調整中なのと、小売りは大波乱です。

(これまでのあらすじ) 下降トレンドに転じることも想定しながら、買える銘柄を検討してきました。1回目がVZとBA、GOOGL、Vで、2回目がアマゾンショックのWMTでした。将来の下落時に対応するとなると、割安という基準だけでは不十分と思い、VZでは高配当と、下落幅の少なさ、BA、GOOGL、Vはワイドモートの優位性、WMTはいわゆる逆張りに当たります。この中で、GOOGLについては、「どにゃるど」さんの貴重な情報により、「EUの制裁の影響を見極める」必要がありそうです。

 3回目の今日は、反転して上昇中のMOと一服して再上昇中のPMの2つの鉄板タバコ株です。過去の例では高値の仕入れも報われてきました。今回はどうでしょう。

MOアルトリア10年チャートです。

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まず株式指標を見てみます。2017年6月17日(SBI証券)
MOアルトリア 株価77.28ドル予想PE23.41配当3.19%(米国内)
PMフィリップモリス株価121.84ドル予想PE24.88配当3.45%(米国外)
MOの株価上昇で、PEと配当ともに両社が接近してきました。どちらを買っても大丈夫に思えます。

アイコスについて
 タバコの今後のカギは「リスク低減タバコ」の動向です。その中のアイコスは日本でまず発売され、高人気で現在でも品薄状態が続いているようです。(私は地方に住んでいるので、喫煙率はとても高いがアイコスは見ません)
 米国でも先月に申請が当局にされたそうです。FDAは厳しいことで有名ですから「リスク低減商品」として希望通り認可されるかは予断を許しません。(最短で1年だそうです)
 個人的には、すんなりはいかないように感じています。理由は何しろタバコ自身が「悪役」ですから、そのリスクを低減させるといっても、「リスクが減れば吸ってもいいのか」「禁煙社会に逆行する」などの反対意見も出るだろうと思うからです。どんな分野にも原理主義がいて、まず大きな力を持ちます。主張がはっきりしていて明快だからです。妥協を許さないことろも、心地いいです。しかし、現実にはなかなかうまくいかないことが人々に理解され、原理主義は説得力を失っていきます。
 タバコでいえば、「一切禁止しろ」というのが原理主義です。しかし、長年親しんだ習慣はなかなか直せません。「どうせ俺の体だ、どこが悪い」と開き直る人も多いです。そこで、吸える場所を少しずつ制限したり、タバコ自体の害を「低害」なものにする工夫も出てきます。アイコスなどの「非従来タバコ」は社会的に意義のある素晴らしい製品だと思いますが、社会が素直に受け入れるには時間がかかる可能性があるというのが私の考えです。
 ちょうど、車でも同じようなことがありました。排気ガスを減らすために、多くの自動車会社は、一気に「電気自動車」や「燃料電池車」にかじを切りました。しかし、値段も高く、電池残量が少なくなってガソリンスタンドに寄ることもできません。「あと〇〇キロ」というのが、箱根の坂など上っていると、見る見るうちに減っていくそうですから、精神的にも悪いです。そんなこんなで、皆様ご存知のように、中途半端なハイブリッドカーが全盛となっています。ハイブリッドカーは主流とはなりえないという見方の時もあったのです。

米国のアイコスの「リスク低減製品」認可は、甘く見ない方がいい。
と考えます。そうすると、米国専業のMOの方がアイコスのメリットは不透明と言えます。ところが株価は、それを好感して反転上昇しています。

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 その前の下落が私には解明できていませんが、ここ最近は反転上昇しています。FDAの認可の進捗状況によってこれからも上下すると思われます。チャート的には典型的にいい形をしています。①上昇トレンドにある株がいったん平均線に接近あるいは交わるが再び上昇していく。(グランビルの法則買パターン2、3。75日線は割っている。52週線は近づいている。)②株価が平均線を上に突き破っている。25日線と75日線でゴールデンクロスが発生している。しかしその分、RSIも82と過熱感があります。

もうひとつのPMを見てみます。まず2年チャートです。

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トランプ以降30%超の上昇ですが、昨年の夏からは20%ほどの上昇です。さらに最近のチャートは

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やはりいい形をしています。RSIは67と過熱感はあるもののMOよりは少し低いです。

結論と買い方針
(おことわり)両者ともにさらに調べればいろいろな分析があると思います。この結論は、今の私の知識内での判断で、至らない点がたくさんあります。その分を考慮に入れてご判断ください。
1 両者とも現在高値圏にあり、過熱感もあるが、将来一時的に下落があるとしても、長期的には報われる銘柄だと考える。
2 アイコス等「リスク低減製品」のメリットは、MOは米当局次第で予断を許さない。今後マイナスニュースの時は売られる可能性がある。PMは各国当局の影響は限定的と考える。(国がたくさんあるから、それより発展途上国では価格が問題か)
3 数値的には互角と判断する。
4 MOは当局への申請というグッドニュースの後なので買いにくい。そのうちバッドニュースも出るだろう。その点、PMは特にグッドニュースもない。米利上げでドル高が進む懸念がありこれは悪材料。
5 等分で保有の予定だが、現在はMOに保有が偏っている。→PMを買う理由になる。

ということで、持ち分の少ないPMの買を検討します。
以上です。みなさまのよい投資を!

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アマゾンショックで急落のWMTウォールマートは買いか?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
              2017年6月18日(日)記
 三人の魔女がいるという6月の第三金曜日はダウは最高値で引けましたが、やはり魔女はいました。アマゾンが、ホールフーズを買収すると発表して、ホールフーズとアマゾンは大幅高、AMZN987.71ドル(2.44%高)、逆に食品小売りは大幅安でした。私が毎日愛読している、バフェット太郎氏のブログに明快な解説記事があります。私も参考にしました。

【悲報】アマゾン食品小売り業界参入で食品小売株が全滅!! : バフェット太郎の秘密のポートフォリオ(米国株配当再投資戦略)

 無店舗で急成長のアマゾンが、実店舗を取り入れてさらに強力になるということで、他の食品小売りは戦々恐々のようです。アマゾンにとっては市場はプラスにとらえているようです。下はAMZN10年チャート

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 AMZN987.71ドル予想PE144.3(SBI証券)買収したホールフーズがPE33ですから、AMZNにとってはPEを下げる(実際の稼ぎを手に入れる)効果もあります。チャートをみると、つい、「よーしオレも買うぞ」と言いたくなる急成長です。

 しかし私はアマゾンを買おうというわけではないのです。逆にたたかれている、WMTを検討したいのです。まずアマゾンのメリットを考えてみると

1 利益が手に入る。買収したホールフーズは特色ある優良会社らしいので今後も利益が見込める。投資家の期待を一部具現化できる。「はちどうきゅうどう」氏に適切な解説記事がありました。

Amazonがスーパーマーケットへ参入、で思うこと【AMZN】

2 実店舗とITの融合が見込める。
 アマゾンは、実店舗を通して、さらなる飛躍ができると見ているようです。
 確かにアマゾンのメリットは大きそうです。

ウォールマートのメリット・デメリットを考えます。

<デメリット>
1 競争相手が、実店舗のノウハウを手に入れてさらに強力になる。・・・つまり残りのパイが小さくなる。
<メリット>
1 アマゾンが今後の成長路線を示してくれたこと。
 実は、アマゾンが本当に買収したかったのは、ウォールマートだと思うのです。もちろん拒否するでしょうから、今回の10位の買収になりました。

 小売りの最強解は「アマゾン+ウォールマート」だ。
ということは、ウォールマートにも同等のチャンスがあります。巨大な実店舗網があるからです。これにアマゾンに対抗できるITをくっつければいいのです。現に、Eコマースも拡張しています。

 そう考えると、アマゾンとウォールマートはほぼ対等のチャンスを持っているように思います。今後はどちらが、シナジー効果を発揮できるかという点にかかっています。

 ITの利益化については、IT単体での利益化よりも、旧態業界の独占企業がITを取り込んだ時に最大化するといわれています。ウォールマートはその公式に当てはまります。

アマゾンとウォールマートの勝負は互角か
 現在はアマゾンが優勢に見えますが、実店舗網をつくるにしろ、買収するにしろかなりの道のりです。簡単に決着がつくようには思えません。「バフェット太郎氏」もおっしゃっていますが、両者がそれぞれの強みを生かしながら共存すると考えるのが一番自然に思います。但しウォールマート以外の小売りは、HDなどを除いて厳しいと思い
ます。

投資対象としてはWMTが優れていると思うわけ。
AMZN 987.71ドル(+2.44%)予想PE144.3(SBI証券、6/17)
WMT 75.24ドル(-4.65%)予想PE18.07配当2.59%
HD 156.64ドル(-0.08%)予想PE21.66配当2.27%
 市場は、WMTをかなり悲観的に見ています。一方HDは影響を受けていません。WMTの方を買いたいと思うわけは、AMZNには高PEをみてもわかるように、高成長が前提となっています。それを上回ると考えれば買いですが、グーグルではありませんが、ここまでのし上がると、何が起こるかわかりません。
 片や、WMTはそんなに大きな成長を期待されていません。配当もあります。何とか、アマゾンの猛攻がしのげれば大丈夫です。結局ITの設備投資に耐えられない他の小売りが犠牲になるような予感がします。買いのタイミングを見てみます。

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あっさり50日線を割っています。今後どう動くか予想がつきません。ついでに1週チャートをみると

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 ニュースを受けて、ドスンときて、その後は少し戻しています。冷静になったのかもしれません。月曜は反発する可能性も大です。
 これだけでは底が確認できたとは言えないので、少しずつ買うつもりです。

まとめ
1 WMTは私のベストイレブンの優良銘柄(補欠ですけど)で買いを検討していました。。またバフェット太郎氏の採用銘柄です。今回の下落は買いのチャンスととらえます。(私の意見です)
2 小売りでは他にHDを検討します。
3 参入して日が浅いので何とか機会をとらえて仕入れたいですが、あせらないように気をつけたいです。(GOOGLのこともありますから)

以上です、皆様のよい投資を!

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