チンさん凡人投資家

投資歴40年ですが達人ではないです。特別な才能がない普通人がリタイア後の資産を株式投資で失敗なく確実に作れる方法を発信しています。お金のかからなくて楽しいリタイア生活も発信中。

競合相手を寄せ付けない強力なワイドモートを持つ会社。本命GOOGLは買いか?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
                        2017年5月27日(土)記
 ナスダックは連日の高値更新と勢いが止まりません。私も含めてデフェンシブ銘柄、高配当銘柄投資の方には、うらやましさも止まりません。そんなあなたにはいい方法があります。それは、「まずその株を少しでいいから買うこと」です。
 昔、私が、「あの株すごいですね。どこまで上がるんでしょう?」とうらやましさで、株の達人に言ったとき、かれは言いました。「大丈夫、あんたが買えば下がるよ。」自分が持っていないから、うらやましいだけで、保有すれば立場が変わるということでしょう。シニアの私も、「ITなんてわからない」などと思わずに頑張って勉強します。詳しい方はどしどしご指摘ください。

 昨日は「高配当を捨てて、高成長を得る」ということで、Vビザが有利と検証しました。今日は、ビザよりも低配当、ズバリ、無配の会社です。ITの本命GOOGLアルファベットです。グーグルはみんな毎日使っていますよね。「ぐぐる」という言葉さえできました。どんどん私たちの生活を向上させてくれる新しいモノを出し続けてくれています。これからも、この提案は続くのでしょう。社会に必要とされる会社です。
<GOOGLのワイドモート(競合相手を寄せ付けない広い堀)は強力>
1 検索エンジンは、世界を事実上独占している。(確か中国では百度が強いです)
2 モバイルOS「アンドロイド」が世界標準になっている。
 一時期のマイクロスソフトとに近い感じですか。でもマイクロソフトは、ウインドウズは、新しいバージョンを求めていない人も多いと感じます。私も8.1ですが10にしようとは思いません。先ごろのウイルスでもXPを使っていて感染した人が多かったです。XPでも不自由はなかったということです。ということは、マイクロソフトの場合は、「求められて」ではなく、「会社の都合で」バージョンアップしていますから、本当の意味での「社会のニーズがある」とは言えない感じがします。
<GOOGLの投資指標は>SBI証券5月27日
 株価993.27ドル予想PE29.25EPS28.6ドル配当0ドル配当0%
 当然ですが平均よりPEは高いです。株価は高いですが、1株でも買えます。
<5年間のEPSの伸び。ビザと比較しました。17年は予想。四季報。単位ドル>

  12 13   14   15   16   17   5y
V 0.8 1.95 2.44 2.19 1.12 2.59 1.18 2.53 0.98 3.32 1.31 4.2
GOOGL 16.13 18.8 1.16 20.6 1.09 23.6 1.15 27.9 1.18 41.6 1.49 2.6

再掲   12年 13年14年 15年 16年17年 5年 
V    0.8  1.95  2.19 2.59 2.53 3.32  
                     2.44  1.12 1.18  0.98 1.31 4.2
GOOGL16.1 18.8  20.6 23.6  27.9  41.6
                     1.16  1.09 1.15  1.18 1.49 2.6 
 青字は対前年比、赤字は5年での比率。5年での株価の上昇率は3.31倍となっています。ビザは3.39倍。業績とそんなにかけ離れた株価の伸びではないです。
株価のチャートは、10年です。(ヤフー)

f:id:tingisuhan:20170527085234p:plain

 10年での上昇率は4.51倍です。全体としては順調な伸びです。最近では傾斜が急なところが3回あり、今回が3回目です。次に2年チャートです。

f:id:tingisuhan:20170527085459p:plain

 当たり前ですが、長期平均線を割ることはめったにないです。昨年の英国ショックとトランプ当選でタッチしています。トランプ以降30%。トランプ以前からは25%ほどの上昇になっています。6か月です。

f:id:tingisuhan:20170527085921p:plain

 RSIも高めです。現在79と高いです。800ドル台で買った人がうらやましいですが、この感じだと、そのうち「私は1000ドル以下で買ったんだぞ」「それはすごい」というようになるでしょう。4月末の窓を開けての急騰は決算発表です。
(4/28発表1Q決算)好決算でした。
売上247.5億ドル(+22.2%)
営業利益65.68億ドル(+23%)営業利益率26.5%
純利益54.26億ドル(+29%)EPS7.73ドル
<数字的検証>

widemoat   株価 株価 5年上昇率 株価 10年上昇率 予想PE 修正PE
0.5 V 95.04 28 3.39 20 4.75 32.43 16.22
0.5 GOOGL 993.27 300 3.31 220 4.51 29.25 14.63    

再掲    予想PE widemoat数 修正PE
V     32.43      0.5     16.22
GOOGL  29.25   0.5        14.63

 ビザと比較しました。昨日検証した、ビザと同程度、あるいはそれ以上強力なワイドモートを持っていると考えられるので、ワイドモートの数値を同じ0.5としました。これと予想PEをかけて修正PEを求めました。これは便宜的なものです。私たち、デフェンシブ銘柄に慣れた者に分かりやすくしたものです。「単なる数値合わせでしょ」と言われるかもしれません。でも、ないよりましです。PEが15以下なら、高いと思われたグーグルも少しは買いやすく感じられると思います。

まとめ
1 グーグルは社会が求めるものを供給している。また、新しい提案で私たちの暮らしを便利にしている。なくてはならない会社だ。→今後も伸びる可能性が大だ。
2 検索エンジンを独占しており、モバイルOSの世界標準と合わせて、強力なワイドモート(競争者を寄せ付けない幅広い堀)を持っている。
3 その強力さはVと同程度の0.5とした。(これは筆者の判断です)
4 株価は過去5年で3倍強上昇してきた。EPSの伸びから今後も上昇が予想される5 1Q決算も好調で現在急上昇している。
6 買いのタイミングはこういう株の常で難しいです。現在はRSIが79と過熱感はかなりあります。どうしても欲しい人はとりあえず1株でも保有すると気分が落ち着きます。
7 今回の検証でGOOGLもプラチナ銘柄にふさわしいと判断しました。
(補足)エクセルの表を張ったのですが、スマホで端が切れていたので、再掲をつけました。見にくくて申し訳ありません。

以上です。みなさまのよい投資を!

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高配当の代わりに高成長を得る。「ワイドモートのプラチナ銘柄」第1弾PGとVを比較

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
                 2017年5月26日(金)記
 いやーNYの勢いは継続しています。ダウは21082.95ドルで70ドル高と6営業日連続の上げです。気持ちの良い方が多いのではないでしょうか。特にハイテクは勢いが止まりません。持っていない方は「いつ参入するか」あるいは「参入しないのか」で悩まれている方も多いでしょう。高配当デフェンシブ銘柄を中心に買ってこられた方には、PEなど見ると、条件反射として「わっ、やっぱり高い」と思って、買う気持ちがうせてしまうかもしれません。
 私もそうなので違う方向から攻めることにしました。「ワイドモートのプラチナ銘柄」です。今日はもう採用を決めているVビザと採用候補のPGを比べて配当を軽視するとどうなるかを考えました。どちらも私たちが使っている身近な会社です。
<VとPG>5・25日SBI証券。税金は無視しています。
V 95.04ドル予想PE32.43 配当0.70%配当性向26%時価総額1755億ドル
PG86.86ドル予想PE16.51配当3.20%配当性向77%時価総額2222億ドル
 どちらもダウ銘柄です。どちらも業界トップです。業務内容の違いはありますが、ワイドモートも持っています。配当を重視するとVは買えません。PEも2倍の開きがあります。トータルの投資リターンを見ます。PGの10年チャートです。

f:id:tingisuhan:20170526075512p:plain

 10年でほぼ1.4倍になっています。リーマンショックをはさんでいるので、株価上昇が控えめです。次にVの10年です。

f:id:tingisuhan:20170526075651p:plain

 実に4.5倍くらいになっています。チャートの形もとても綺麗です。
 配当を計算に入れるとPGは3.2%✖10=32%、複利効果がありますからほぼ2倍とします。一方Vは0.7✖10=7%でこちらは対して影響はありません。
単純に比較するとトータルの投資リターンは2倍以上Vが優れていることになります。

(過去5年のEPSで検証)

  eps         予想    
  12 13 14 15 16 17 5y 10y
PG 3.66 3.86 4.01 2.44 3.69 3.85    
  前年比 1.05 1.04 0.61 1.51 1.04 1.05 1.1
V 0.8 1.95 2.19 2.59 2.53 3.32    
    2.44 1.12 1.18 0.98 1.31 4.15 17.2

株価の開きはEPSの差であったようです。PGのような日用品は安定しているとはいっても、収益が落ち込むときもあるようです。一方のVは順調に収益を伸ばしています。

検証
1 普段私たちが用いている予想PEとか配当かの投資指標を見直さなければ、Vへの投資はできません。いつでも「割高だ」と考えてしまうからです。
2 ここでは考慮していませんが、日本からだとさらに税金を20%~30%引かれます。流出に当たります。配当重視の投資では、配当性向を重視しますが、流出を考えると、逆に配当性向は低い方が理論的には有利なことになります。
3 ワイドモートの強さを数値化できると便利だと感じます。今回の場合だと、VのPEは32でも高くないことになります。VのPEX0.5=16で計算するといい感じです。

結論
1高配当銘柄中心の投資を行っている方は、自分の投資が
①配当そのものが必要
②高配当銘柄が、投資として有利
のどちらなのかを、はっきりとする必要がある。
2配当を受け取る必然性が少なければ、低配当で優秀な銘柄への投資も検討可能。資金が流出しないので、効率がいい。
3 Vは優秀だ。今後もワイドモートは健在に思える。その理由は、①カードは誰でも使うし拡大している。②対抗はMAマスターカードやAMXアメリカンエキスプレスくらいで限られる。③カードは複数枚持てるので、他のカードの保有者もビザカードを持つ。
4自分は、年金補充で高配当銘柄中心の投資をしてきた。しかし、そんなに支出も多くないので、プラチナ銘柄への投資も並行して行いたい。
5参入のタイミング。上記のチャートをみると、高値で買ったとしても、少し待てば更新しているので、そんなに神経質になる必要はないか。当面では、6か月チャートです。

f:id:tingisuhan:20170526083503p:plain

トランプ以降20%ほど上昇しています。RSIは高めの時期が長いです。ここ最近の上昇が急です。インするタイミングは①下落を待つ方法は、納得のいく下落は難しい様だ。②いくらが適正な株価かがわかりにくいので、誰もが割安か割高かの判断が難しい。また、中長期の平均線を割ることもほぼなさそうです。
ということで、どこかで「えいっ」と参入するしか、なさそうです。
そうはいっても私としては、RSIがあまり過熱したところは心理的な抵抗が大きいので、RSIが50近辺あるいはそれ以下で買いたいです。

以上です。みなさまのよい投資を!
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PERと配当から自由になって銘柄を探すと。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
                       2017年5月25日(木)記

 先週のトランプゲートの下落がうそのように、米国株は上昇してS&Pは最高値をつけています。中でも、ハイテク銘柄の進撃が止まりません。グーグル、フェイスブック、アップル、アマゾン、エヌビディア、・・・・、エヌビディアはソフトバンクのファンドが4000億円購入して、第4位の株主になったと、日経新聞にでかでか出ていました。エヌビディアは昨年一年で3倍になり、今年になっても快進撃を続けていると書いてあります。下はNVDA2年チャートです。

f:id:tingisuhan:20170525111219p:plain

 自動運転に必要な画像処理のCPUの設計をしていて、世界の自動車メーカーのトヨタ、ベンツ、フォード、と主だったところと提携しているそうです。こう聞くと矢も楯もたまらず買いたくなります。投資指標は
NVDA 138.57ドル(+1.12%)予想PE44.31配当0.41%(SBI証券)
PEとか配当を基準に選んでいると、縁がない銘柄と言えます。
 実は、私は昨年11月に米国株を始めたころに、四季報の最初に特集で載っていたので少しだけ買いました。もちろん何の見通しも持っていませんでした。まだ高配当重視の作戦をとる前だったので買ったのです。

 デフェンシブ銘柄、高配当銘柄、中心に投資されている方は多いと思います。(私もそうです)。農耕民族の日本人のDNAにぴったり合うんだと思っています。
 そうはいうものの、このところのハイテクの快進撃を見ると、「持ってる人はいいなー」と羨望と嫉妬の気持ちが湧いてきます。さらにあの投資の神様のウオーレンバフェット氏までが、アップルを買い、「アマゾンを買っておけばよかった」などとコメントするに及んでは、あれほど固かった、「デフェンシブ銘柄命」の信念もグラグラ揺らぎます。別に損したわけではないのに心が落ち着かない方も多いでしょう。これからの方針と、心の持ち方をどうすればいいのでしょうか?
 このまま、ハイテク株の快進撃を「指をくわえて見ている」それとも「バスに乗り遅れるな」と今からでも参入すべきなのでしょうか?悩ましいところです。
 もちろん世の中には、先見の明のある人もたくさんいますから、「僕はハイテク中心だよ」という人もいらっしゃるでしょう。してやったりですね。また、私がNVDAを買った時の掲示板では、「全財産NVDA集中投資」という方もいらっしゃいました。確か若い方で、当時で、といっても半年ほど前ですが、3千万円分という話でした。全くいるところにはいるものです。

1 デフェンシブ高配当銘柄の良さは当然ある。
 しかし今回は、ハイテクの方の良さが大きく評価されているということです。
2 私の「黄金銘柄14」は配当を重視しています。3%以上の銘柄群です。配当により年金の不足分を補う予定だからです。しかし配当が高ければいいという基準では選んでいません。元本の安定した成長が見込めるという点も考慮しています。
 もし配当を受け取る必然性がない場合は、高配当銘柄が最適解とはいえません。理由は①配当には20~30%の税がかかる。②元本の成長も加味するとさらに有利な銘柄も多い。という点です。
3 高成長銘柄はPERとか配当とかの指標では見いだせない。
 PERとか配当の基準に慣れてしまうと、ハイテク銘柄はPERがとても高く感じられます。配当もとても低いです。だから別の見方や指標で考える必要があります。
4 参入するかどうかは、しっかり調べてからでも遅くない。
 確かに上のNVDAのチャートなんか見ると、「早く乗らなきゃ」と思ってしまいます。しかし、焦りは禁物だと思います。チャートが上がっている以外にしっかりした根拠が、特に数字を自分が持っていないからです。同じ米国株と言っても、デフェンシブ銘柄と高成長銘柄では、「全く違う乗り物だ、だから基準も違うべきだ」と思っています。PER信仰も一旦捨てて、「まっさらの心」で接する必要があると思うのです。
5 「強力なワイドモートを持っている」、「高成長が期待できる」をテーマに「プラチナ銘柄」を研究します。
 もともと、個別銘柄投資の最大のメリットは、「投資リテラシーが高まる」ことです。「ワイドモートのプラチナ銘柄」を調べようと思います。現時点での候補は、(黄金銘柄との重複もあります)
<決定>①Vビザ②BAボーイング
<候補>①GOOGLアルファベット②NVDAエヌビディア③NEEネクストラエナジー電力④AMZNアマゾン⑤ORCLオラクル⑥FBフェイスブック⑦HDホームデポ⑧WMTウオールマート⑨NKEナイキ⑩PG⑪MDT医療機器⑫UNHユナイテッドヘルス⑬DISウオルトディズニー⑭JNJ・・・です。
個別の検討は次回にします。これらの銘柄の研究や保有がまだの方はこの機会に一緒に勉強しませんか。ご意見もどしどしください。それでは皆様のよい投資を!

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「安値で買う」のチャンスはどんな時か?

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
                  2017年5月24日(水)記
 私たち投資家は、「何とか安く買いたい」「リーマンみたいなのが今度来たら、絶対目いっぱい買うぞ」と思い焦がれています。そして、安値を待つあまり、買い時がどんどん逃げてしまうことも多いです。

 今日のテーマは、「安値で買うことは可能なのか?」を考えたいです。
「当たり前じゃあないか。チャートの底で買えばいいんだよ」と言われそうです。
 しかし、チャートの底とはどこでしょうか?
 あとでみれば確かにおわんの底が、チャートの底です。でも、時間軸で切れば、その時点では、「下落の真っ最中です。」だれも「底」だとは思えません。ましてや、そこで「買い」を敢行できるのは、非常に限られた人です。あとで、あの〇〇ショックの大底で〇〇氏が仕込んで、〇億ドル儲けたという記事が出て尊敬?されます。記事になるということは、めったに起こらないことです。

株価とは何だろう?
 おおもとに戻って、株価の意味を考えます。その会社が永続するとして、将来の価値を現時点に換算したものと説明されています。不動産の方がわかりやすいですよね。1億円のビルがあるとして、経費を差し引いて、毎年1000万の利益があれば、「実質利回り10%」です。ビルが50年持てば、累積500%の利益になります。
 会社の場合は①将来をどれだけのスパンで見込むのか?②金利水準の将来の見込みはどうか・・・などあって、人によって見かたは違うと思います。しかし、その世論が株価になります。もし株価が固定されたものであればどんなにか楽でしょう。でも、状況は日々変わりますし、世論も変わりますから、株価も日々というか、秒ごとに動くことになります。お釈迦様は「世の中に一定なものなどない」と喝破されました。そして、「無常」であるがゆえにストレス(苦)が生まれる。とおっしゃいました。市場に一喜一憂する私たちの姿を、何千年も前にすでに予見されていたのでしょうか。

安値とはどういうことだろう。
 さて現時点での株価が、投資家の世論の集合であり、参加者の納得の上での価格なら、それが高いとか安いとかの判断をするのはおかしいことになります。つまりその判断をする人の立場が問題となります。
 もし、市場に参加できる立場の人なら、話は簡単です。その人の信じる価格より安ければ、だまって「どんどん買う」ことで解決します。やがて市場はその間違いに気づきその人の想定価格に近づくはずだからです。高ければ、その逆です、空売りで解決します。そして、自分のトレードが成功するように売買した後で大声でそのことを叫べばいいのです。
 学者等ならば、研究材料ですから、何を言うのも自由です。ご勝手にという感じです。FRBとかだと「政策」「口先介入」という意味合いでしょう。

安く買うとは、市場に逆行すること。
 その株価が安くなるというのは、市場がその企業の将来価値を下方修正することです。それを買うという行為は、市場に対して「異議を唱える」ことになります。「安くなるのを待っている投資家」とは、市場がその会社を「過小評価」するのを待つことになります。そのようなときはどんな時でしょう。

1市場全体がパニックになっていて、あなたが冷静な時。
 投資家の夢です。リーマンショックの2009年1月にバフェット氏は、「米国株はいいよ、私買ったよ、みんなも買ったら」「うかうかしてひばりが鳴いてからでは遅いよ」とご丁寧にもテレビでコメントしました。でも、私はその時ですら、「落ているナイフをつかむなんて」とビビッていました。ちなみに大底は2月1日でした。(確か?)
 ですから、これは確かにあり得ます。そう何回も大幅下落が来ないのだけが難点です。

2 その株には直接関係がないのにとばっちりで下がっているとき。
 飛行機事故が起こると、ほぼすべての航空会社の株は下がります。でもやがて回復します。この時買えば、安く仕入れられたといえます。

3 悪決算発表の時。
 目先の将来の収益力が下がるとき、市場はその企業の評価を下げます。その時あなたが、その会社の将来の収益力に自信や見通しがあるなら、絶好の買場と言えます。
 現在ではVZべライズンや、IBMなどでしょうか。(VZやIBMが将来収益力が上がるかどうか筆者はわかりません。)

心理的な「行き過ぎ」を利用するのはアリだ。
 投資家心理は、上下どちらにも行き過ぎることが立証されています。これを利用して「安く仕入れる」方法はアリだと思います。
 RSIというテクニカル指標があります。 もともとは統計学上の指標で、株とはなんら関係はありません。普通RSI(14)を使います。14回のうち何回上げているかという単純なものです。1円でも上げは上げです。上げ幅、下げ幅は関係ありません。70以上が買われすぎ、30以下が売られすぎとされています。最近はダウ指数で90以上がありました。
 高原上の時はほとんど当てになりません。大きな動きでも、例えば、RSI30といってもその後の上昇を保証するものではありません。あくまで、「そろそろ上げに転ずる確率が高いよ」という程度です。
 しかし、下落中の株を買い向かうのには大変な勇気と行動力が要ります。支えになるものなら、わらにもすがりたいですから、「RSI30以下」というのは支えになります。(最近ではIBMが30を割っていました。)うまくいかなかったときに「自分の勘だけに頼ったのではないことの証拠(言い訳)」になります。1回1回の勝負では、うまくいかないこともあるでしょうが、確率的には、「下げ過ぎ」を買う作戦は、有効でしょう。この場合は、確かに「安く仕入れた」と言えます。

まとめ
1「安値で仕入れる」というのは簡単に見えて、機会は限られる。
2「投資家心理の心配のし過ぎ」を利用した、「安値仕入れは」アリだ。しかし、勇気と実行力が必要。
3 凡人の自分は、「安値での大量仕入れ」は目標ではあるが、過剰な期待は禁物と考える。地道にコツコツと仕入れることが肝要。

以上です。みなさまのよい投資を!

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情けは人のためならず。株研究は人のためならず。

米国株投資家のみなさまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
                 2017年5月24日(水)記
 特に日本株では「推奨株」なるものがあふれています。これだけ多いということは需要もまた多いということなのでしょう。「5連勝中」「自信あり」とかさかんにぶち上げています。
 ここで普遍の質問があります。「そんなにいいものなら人に言わずに自分でやって儲ければ」というものです。私もそう思います。自分ではやれない何かの理由があるのです。
 米国でもこの手の推奨はなされているのでしょうが、英語がスラスラ読めない当方には関係ないです。雑音が入ってこないのは、米国株の利点と言えます。

新しい情報や、違う見方は大いに参考になる。
 ただ、私は買おうとする銘柄を反対の立場で述べておられる方のブログは大いに参考にしています。逆方向の見方をすれば、良くない点も浮き彫りになるからです。
 会社には公表しているものだけでも分析は大変なのに、非公表なものもあります。本当のその会社の姿は、当会社のCEOしか知らないかもしれません。もっとも、ウエルズファーゴでは、CEOも不祥事を把握していなかったといっていましたね。そうすると本当の姿は、神以外は知らないことになります。
 そんなあやふやなものをもとに、大事なお金を投資するわけですから、投と言う字を書くのもうなづけます。
 反対意見に出会うことで、知識が深まるのは、ディベートと同じです。

発表することで、発見することも多い。
 私は、銘柄についての検証は①自分の保有銘柄②買おうとする銘柄に絞っています。
自分に関係がないと力が入らないと考えるからです。
 自分はとてもズボラな性格で、きっちりと研究もせずに、「えいっ」と買ってしまうところがありました。そして、「あー、もう少し調べるんだった。そんなことがあるなんて」と後悔し、損切りすることも多かったのです。
 そのスタイルから決別するために、①売らない投資。②売らなくて済むようによく研究する。を決めたのです。
 ブログに書くために、調べることも多いです。意見はともかく数字の間違いなどは、読んでくださる方の判断を誤らせるかもしれませんから。そうやって、その銘柄研究の記事を書いた後では、before afterがずいぶん違うと感じます。まさに「情けは人のためならず」です。

まとめ
1 他の人の意見を聞いても、グラグラしない練習が必要だ。
2 どんどん意見交換して、リテラシーを高めていけばいい。
と感じます。
皆様のよい投資を!

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買わなきゃ良かった。売らなきゃ良かった。後悔の心理への対処法。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
                     2017年5月24日(水)記

 あなたは、自分のしたことを後悔するタイプですか?それともしないタイプ?

自分の判断したことをすぐ後に後悔するのは人間の心理です。
特に大きな判断の時は、必ずこれが付きまといます。
 結婚を決めたときはマリッジブルーとして有名です。本当にこの人で良かったのかと思うわけです。えっ?考えもしない。幸せいっぱい?それはそれは、良かったですね。選択の余地がないほど有利な場合は起こらないそうです。ですから、あなたが満足感いっぱいで、相手がブルーなら、相当な格差婚の可能性があります。
 家を買った時も起こります。決めたときの有利な条件は、もう手に入ったことですから、頭から消えて、そうでないキズが目に入るのです。「ゴミ置き場が汚れているなあ」「隣の人はどうも付き合いにくそうだ」・・・
 でも、マンションなんかだと、担当の不動産業者から「いい買い物なさいましたね。同じ物件を、今日200万円も高く契約いただいたんですよね」とか言われると、一気に気分は良くなります。高い競争率をくぐって運よく購入できたりする場合は満足感が高いそうです。多分に心理的なものだということです。
 高いなあという時計なんかでも、「世界限定100個、ナンバー入り」「残り3個」とか言われると、つい買っちゃいそうですよね。

さて株の場合でももちろんこれは通用します。
みなさんはご経験はありませんか? 私はありまくります。

 不思議なもので、自分が買うとたいていその株は下がります。そうすると、あれほど、自信を持って買ったのに、「まずったかな」と思ってしまいます。市場の評価を気にしてしまうわけです。極端な場合は、「損切り」してしまいます。そんな株ほどそのあとでぐんぐん上がるものです。そしてあなたの目の確かさが証明されます。市場とはタイムラグがあるからです。

 「売り」の場合の行動は①利益確定と②損切りの2つがあります。
①利益確定は、投資家心理として、「早すぎる」傾向が指摘されています。特に日本市場参加者は、20%くらいの利益でバンバン利確します。それが世論ですから、株価もその辺で伸び悩みます。
 しかし、しばらくすると利確をこなしながら株価はさらに上昇を続けます。気が付いてみれば、自分が売ったのは、まだ相場の4合目だったな、なんてことは良くある話です。「逸失利益の後悔」というものです。とても悔しいです。しかし、人に理解してもらおうと思っても、「儲けたんだからいいじゃない」ととりあってもくれません。
②損切りの場合は、二重に痛いです。自分の判断ミスを認めることになるからです。金銭的な損失と精神的なダメージでダブルパンチです。
 そこまでの犠牲を払って敢行した損切りも、後で見れば、「あの時が底だったんだ」となります。やおら気づいても、今さらみっともなくて(自分に対して、二重にミスをも認めることになるから)買いもできません。底を経験して、身軽になった株はその後大相場になったりします。こんな時は、「どうして自分は辛抱ができないんだろう」「やっぱり向いていないのかな」なんて思ってしまいます。

原因は「みんなが同じ行動をとるから。」
 株価がこのように動く原因は、あなたと同じ心理で動く人が多数だからです。同じ情報をもとに同じような思考で判断すれば、同じような行動パターンになります。このことは、株価大幅下落時の取引高をみればわかります。普段の何倍もの取引高です。高い時の増加よりも激しいです。投資家は「リスクに弱い」「不安に駆られると我先に売る行動をとる」ことがわかります。

先天的、後天的にリスクに強い人は存在する。
 個人でも、あるいはプロでも、リスクへの耐性は個人差が大きいようです。人の金で気楽に売買しているはずの、プロの投資家でも、手記などを読むと、「夜寝られない」「食事がのどを通らない」という人も多くいます。訓練だけでは克服できないものなのでしょう。

リスクに弱い普通の人はどう対処する?
後悔することが、人間のDNAに基づいた、避けて通れないものであるならば、対処法としては、とても限定されます。
(1)強い精神力を養う。
  座禅でも、滝打ち修行でも何でも、メンタルを鍛える。
(2)自分の行動に待ったをかける「アドバイザー」を持つ。
  上記の例だと、売った後にも営業の人は足しげく通って、後悔の念が起こるのを防いでいるそうです。キャンセルになっては損ですし、「買ったけどあそこは最悪だよ」とか口コミされると、評判が下がります。
 ですから、しっかりと損得抜きで自分を支えてくれるアドバイザーがいれば最高です。でも、奥さんなんかだと、「そんなに悩むんなら、初めからしなければ」と言われそうです。なかなか難しいです。私は有料でもいればありがたいと思った時期もありました。
(3)売買の回数を極力減らす。
 私が実践中なのがこの方法です。「売らない」方法です。米国株の場合はぴったりです。銘柄選びさえちゃんとしておけば、時間が経てば買値を上回って上昇していくからです。売る必然性はありません。買いの後悔はしたがってありません。売りはもともとしないので後悔は存在しません。
(4)・・・・方法。
 他にもあると思います。いい方法を実践されている方は、お知らせください。

以上投資家が必ず経験する、「買って、しまった」「売って、しまった」に対する対処法でした。

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MOアルトリアがやっと下げ止まったようです。タバコ株は持っていますが実は「タバコアレルギー」なんです。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
                         2017年5月23日(火)
 皆さんはタバコは吸われますか?
 男性の喫煙率が30%を割っているそうです。
でも、私的には、「えっ?どこの国の話ですか?」と不思議に思っています。私が感じる喫煙率は、もっと多いと感じるからです。
 吉野屋やマクドナルドなどのチェーン店を除けば、外で昼を食べに行くと、たいてい周りに、数人は吸っています。安くておいしい昼食を出す喫茶店があるのですが、そしてよくいくのですが、吸わない人がいるテーブルの方が珍しいです。おいしそうにタバコを何本も吸ってコーヒーを飲んでいます。きっと、堂々と煙草を吸える環境が少なくなってきたので、一か所に集まっているのでしょう。
 夜はもっとすごいです。高級なところはいかないのでわかりませんが、ざっくばらんな居酒屋さんや焼肉屋さんでは、タバコもうもうです。周りのテーブルでタバコを吸わない集団がすわったためしがありません。カミさんもタバコが苦手なので、困っています。今流行のアイコスなど吸っている人はまず見かけません。
 私は吸わないのでわかりませんが、アイコスでは煙は出ないそうです。医学的には、周りの人に全く無害かどうかわからないそうですが、軽減されるという意味はとても大きいと感じます。
 店舗での喫煙の是非が国会で論議されているそうですが、店の人にとっては、特に地方では、禁煙にして客足が減るのは不安なことでしょう。オーストラリアでは、全面禁煙にしてから、飲食店やバーの売り上げは増えたそうです。日本ではどうでしょう。

「タバコ自慢」はいつまで続くか?
 やっかいなのは、タバコを吸う一部の人には、感情的になっている人がいることです。「タバコ吸ってどこが悪い。政府もちゃんと認めとる。」「お前らよりよっぽどたくさん税金を納めて国に貢献しとる」「医者がどう言おうが、死ぬまで吸う」「そんなに悪いもんなら、ちゃんと麻薬みたいに禁止してくれりゃあええんよ」・・・ 
 タバコを吸う人を非難するつもりはないのですが、話題にしにくい雰囲気がプンプンです。「タバコ吸って一人前のオトコ」という時代があったそうですからその名残かも知れません。
 私の希望は①タバコの煙がこない飲食店②アイコスなどの無煙たばこが普及すること。(JTも力をいれるそうです)普通のタバコと無煙たばこの価格差を2倍くらいに広げれば効果は上がると思いますがどうでしょう。日本でこのままの状態が続くようなら、タバコのけむりから逃げられる国への移住も考えています。別に長生きしたいわけではないですが、頭痛がするからです。

さて今日の本題です。
MOアルトリアがやっと下げ止まったようです。

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 MOアルトリア。72.04ドル。(+1.6%)予想PE21.67配当3.44%
 PM     116.22ドル。(+1.28%)予想PE23.50配当3.63%
 MOについては不思議に思っていました。業績が悪くないのに株価の下落が続いたからです。RSIが30台まで売り込まれました。それまでの上昇が大きかった反動だったのでしょうか。わからないままに、そして底がはっきりとは確認できないままに、71ドル台で買い、また買い増ししてきました。何かが隠されているかも、1Q決算が悪いのかも。とも思っていました。でも5・2発表の1Q決算は良かったです。しかし、株価は反応せずむしろ下落しました。やはり「なにかあるのでは」と感じていましたが、まだ解明できていません。しかし、やっと株価は反発して、チャート的には底を打った形状をしています。
1Q決算は、MOとPMを比べて書くと
     MO 5・2発表    PM 4・20発表
売上高 60.83億ドル(+0.3%) 165.56億ドル(-1.4%)
営業利益22.47億ドル(+13.7%) 23.96億ドル(-3.1%) 
純利益 14.01億ドル(+15.1%) 15.9億ドル(+3.9%)
1株利益 0.72ドル        1.02ドル
とMOの方がいい数字です。しかし株価は逆の動きをしてきました。
PMのチャートです。

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 1Q決算発表でいったんは下げましたがその後は順調に上昇しています。
 売上高が減なのは、高配当株によくあることなので仕方ないです。しかし、両者とも純利益を増やしているところはさすがです。

 今は割合は少ないですが、今後は無煙たばこアイコスの売り上げが大きなウエートを占めるようです。BTAブリティシュアメリカンタバコもJTも無煙たばこに力を入れるそうですが、当方は吸わないので、どこがどう違うのか、優位に立つのかわかりません。

まとめ
1 1Q決算で業績が良かったMOの株価が下げ止まりを見せている。
2 1Q決算でいまいちの決算だったPMは一旦下落したがその後順調に上昇している。
3 2つの株価の動きは、筆者にはよくわからない。
4 目先少しPEが低い、MOのさらなる買い増しを狙いたい。

 はっきりしないレポートで恐縮です。しかし、下げ止まりを見せているので、少し納
得しました。理由がお分かりの方は教えてください。不十分なレポートですが、何かの参考になればと思い記事にしました。

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BA、GEの買いを検討する。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
                      2017年5月23日(火)
 米国株は反発しています。ダウで20894.83ドル+89.99ドル、ドルは111.18円です。原油はWTIが51ドルほどです。堅調です。トランプがサウジに武器をたくさん売るというので、BAボーイングがダウでは一番上昇していました。
BA183.67ドル+2.91ドル(+1.61%)投資指標は予想PE17.33配当3.14%です。
 BAは先週少し買いましたが、こんなことならもっと買っておくんだったと、後から思いました。少し上がっちゃったけど今からでも、買いを狙います。

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 あと、GEもボーイングの新型737MAXのエンジンの不具合もあり売られていましたが、底を打った感じはします。どちらを買うか悩ましいところです。どちらも買えば問題はないですが。
 GEは、28.18ドル、予想PE19.3配当3.42%。

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 BAは史上最高値圏ですがいまだに予想PEはGEより低いです。配当も3%を超えています。ワイドモートもあります。(世界で対抗相手はエアバスしかないから)

補足 1Qの業績は
BA 4・26発表          GE 4.21発表
売上  209.76億ドル(-7.3%)売上276.6億ドル(-0.7%) 
純利益 14.51億ドル(+19.0%)純利益6.53億ドル(+186.4%)
EPS  2.34ドル        EPS0.07ドル
BAは順調です。GEはまだやっと「病み上がり」の状態ですね。 

結論
BAの方が保有が少ないので、BAが優先でしょうか?

以上です。みなさまのよい投資を!

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根拠のない「あおり」に気をつけよう。

米国株投資家の皆さま今日は。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。              2017年5月22日(月)
 今週の米国株は先週の370ドル安のまだ戻していない分を徐々に戻す展開でしょうか。私は悲観的になる必要もないし、割高ではないと思っていますが、イケイケどんどんの状況ではないと感じています。理由は、米国経済の両トップである、住宅と自動車の販売のうち自動車がピークアウトしたことです。住宅はまだ伸びていますが、とてもこれからFRBのいうような年3回のペースで利上げをこなしていけるような力強さはないと見ています。したがって、これからの投資は、ある程度の下落も覚悟しながら丁寧に進めていく必要があると感じています。
 トランプ政権に実力以上のものを期待していた、投資家からの「失望売り」「利益確定売り」が予想されるからです。先週の下げが第一弾でしょう。これから第二弾、第三弾、・・・と出てくるはずです。
 下げるのがいやなら、今のうちに売って利益確定しておく手はあります。ちょうど「米国株は高すぎる」という人たちもいますから。 しかし、もともと、トランプのぶち上げた政策がすんなり議会を通過して、実現すると考えた人は少ないのではないでしょうか。米国の赤字も深刻です。その中で、「法人税を15%にする」とか、「公共投資を1兆ドル」とか、さらに赤字が膨らむ政策ばかりです。「小さい政府」を望む共和党主流派がすんなり承知するわけがないのです。これは「ロシアゲート」とは関係がありません。煽っていた人が「ロシアゲート」のせいにしているだけです。そうやって、確たる根拠もなく、本人たちも思ってもいないくせに、あおるグループや個人がいます。気をつけないといけません。

 つまり、上げて下げて、今もとに戻りつつあるのです。事実を整理しましょう。
1 米国経済は、基本的に堅調である。その根拠は、①利上げをこなしている。②経済指標が、おおむね向上している。③決算で企業の収益力が増加していることが確認できた。(1Qで14%増益)
2 石油などの商品市場は、一応低値安定している。
3 欧州の政治リスクが減退した。
一方リスクは
1 中東、東アジアのリスク
2 中国経済の好調がうわべだけなこと。

これから起こりそうなこと。
1 何かにつけて、危機をあおる人たちが多くなる。(きっと空売りを仕掛けているのだろう)
2 強弱まちまちの経済指標に振り回されて「右往左往」する人が出る。
3 政治がらみなどで、先週のような「一時的な下落」
ドル円については
 現在111円台です。113円台がキープできないと、ドルの下落トレンドは継続します。ただし一方的なドル高やドル安にはならないと考えます。いろんな経済指標や政治要因が入り混じるからです。

結論
 私自身は今の米国株が「割高」とは考えていません。金利水準も歴史的には低いからです。4%くらいの金利の時のPE15と比べて今が割高とは言えないと思います。
 しかし、不安を抱いた投資家が市場を去ると、当然株価は下げやすいです。下げたところは着実に買っていけるように準備をしておきたいです。
 今までの高配当デフェンシブ銘柄に加えて、「その業界で他を寄せ付けないワイドモートを持つ会社」の研究もしていきたいです。
以上です。今日は具体的な内容でなくて申し訳ありません。

それでは皆様のよい投資を!

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日本はどんな国か?ガラパゴス社会の窮屈さ。

米国株投資家の皆さまこんにちは。米国株永久投資を目指すチンギスハンです。
                 2017年5月21日(日)記
庭のニオイバマツリです。初めは全部青色ですがだんだんと白が増えてきます。今は半々でしょうか。

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 私は、この3月にリタイアしました。そして、感じ方もずいぶん変わりました。以前から感じていた疑問があります。それは、

「日本が一番」「日本が最高」「日本は世界の中心」「みんな日本に憧れている」・・の記事や本のタイトルをみて、「こいつら頭狂ってるんじゃないだろうか」「本当にそんなことを思っているのか」と感じていました。いろんな矛盾と不公平と不公正と島国根性が支配する国をそんな風に賛美する神経が理解できなかったのです。もしかしたら、「よっぽどいい境遇に恵まれているか」「日本政府のスパイ」かも知れないとさえ感じていました。

ということでアンケートです。シンプルに3択にしました。
質問 あなたは日本をどんな国だと感じていますか?
A 最高だ。
B 最低だ。
C 普通だ。
たぶん現役で働いている方々では高評価は少ないのでは。と予想します。

 古い歴史を持つユーラシアでは、個より民族、部族が優先されてきました。そしてその集団の中での階級は、主に出自がものをいいます。また、同じ血筋でも生まれる順番によって、あるいは男か女かで大きくその位置が異なりました。遊牧民などの末子相続の例外もありますが、基本的には長子相続が一般的です。家康が3代目を決めるのに、能力が高く秀忠に可愛がられていた次男を退け、問題のある長男を指名したのは有名な話です。そして、このような財産相続はつい70年ほど前まで日本で行われていました。今でも私の住む、地方では町内会とかで近代化されていない部分はいまだに色濃く残っています。
 例えば、豊作を祈る神社の祭りには町内会として強制的に参加させられるし、費用も負担させられますが、町内に農家は1%もありません。でもそれを指摘しようものなら「うるさい、昔からのしきたりだ。知りもしない若造がぐちゃぐちゃ言うな」(60代は完全に若造です)と言われます。ゴミの置き場を管理するのが町内会なので町内会を抜けるのも少し不便です。そういう頑固な年寄りがみんな死んだあとは少しは変わっていくのでしょうが。

 私がこの話をしたのは、私の地域の後進性を訴えるのが目的ではありません。大なり小なり、日本の会社なり役所なり、学校なりにはそのような、「非合理性」はたくさん残っているように感じるからです。そしてそのことが会社の生産活動にも大きな影響を及ぼします。日本株を積極的には買えない一つの大きな原因です。今問題になっている残業にしても。こんなに労働時間が長いのに、日本の労働生産性は米国の60%しかありません。また本当の意味でのプロの経営者は多くありません。多くはエスカレーターのように同じ会社を登って行った人たちです。欧米のようにムチャ高い報酬も取らない代わりに、仕事もアマチュアレベルです。そういえば、プロ野球でも、選手以外が監督になるケースは日本にはないですね。米国では1回も選手としてプレーしたことがないコーチやヘッドコーチがたくさんいます。すべてが中途半端で、なあなあの国のように見えます。

 生産性が悪く、年寄が大きな顔をして居座っている会社、意味もない練習に明け暮れる部活、いじめがはびこる学校や職場・・・。どれをとっても努力した人が報われ、個性が輝く社会には見えません。今は空前の就職天国だそうですから、好きなところを選べるでしょうが、入り口で一生が決まる日本の就職状況も問題です。
 宅急便でも話題になりましたが、サービス業に関わる人は、「お客様は神様です」とか、訳の分からない呪文を唱えさせられ、お辞儀の練習を延々したりします。本来サービスの送り手と受け手は対等のはずです。わずかなお金を払ってもらっているからと言って、ペコペコしなければいけない理由はありません。「おもてなしジャパン」とか言っていますが、単にサービス業の人たちの犠牲の上に成り立っているように思います。
 政府や日銀も大企業やお金持ちの味方ばかりします。下の方で苦労している自分には光はあたらないように感じていました。

ということで私の日本に対する意見はアンケートで言うとBの「最悪」でした。
 だからリタイアしていろいろ片付いたら、以前に何回か行って印象の良かったタイに年の半分くらいは住もうとも準備していました。(今でもその気持ちはあります。ただ奥さんは気乗り薄です。友達もいないし、一緒に行ったときにバンコクのスモッグでのどをやられたのが大きいかもです)

 上手にいいところだけ利用すれば日本も悪くない。
 やっとリタイアして日本に住む必然性がなくなりました。「イヤならよそへ行けばいい」と考えると、楽に日本という国について見られるようになりました。そして少し別の考え方もするようになったのです。

日本は現役世代に異常に負担がかかる国だ。
 いろんな負担はほぼすべて現役世代が負担しています。なのに、資産の多くは60代以上が持っています。現役世代には住宅ローンなどの負債も多くあります。子育て支援も十分ではありません。それなのに、それほど苦労して収めた年金も将来の年金額は減る予定です。まさに「ぶったくり」です。担ぐ人と、それに「乗っかっている」人との不平等が激しいです。リタイアして担ぐ立場ではなくなりそのストレスからは解放されました。

「タダ乗り」に対する嫌悪感が、移民排斥の原因だ。
 似たようなことに移民問題があります。関係のない日本からすると、移民に反対しているトランプや欧州の極右に対しては、「かわいそうに、入れてあげればいいのに」と思います。しかし、当事者にとっては、日本の世代間格差以上の不平等を感じるでしょう。
 ニュージーランドという素晴らしい国があります。博愛主義で有名です。この国では、年金を収めていなくても、移住者も同じように年金を受け取れるそうです。それを知った中国人が大挙して押しかけ、この制度をフルに利用しているそうです。住民は、ビヘイビアーも悪い中国人に「もうこれ以上来てほしくない」と言っているようですが、どんどんやってくるそうです。しかもやってくる人たちは、本国で〇〇〇でたんまり稼いだお金持ちだそうです。まさに「まじめなものがバカを見る。」になっています。いつまで続くか注目です。

それぞれの最適地を活用する。
1 住むのには日本は悪くない。・・・米国のサンフランシスコ周辺では普通の家族向け住宅で月に50万円くらいの家賃がするそうです。シリコンバレーに近く稼ぎ易いのでしょうが、稼げない人には払えません。強烈に稼ぐ人には向いています。
2 働くには日本はふつうだ。・・・ベストではないでしょうが、生活費も安いので、投資資金を蓄えることもできる。投資は海外を活用。日本から簡単にできる。
3 日本は生活費は安い。
 100円ショップでほとんどのものはあるし、サービスは日本は安いです。外食しても、他の先進国より安いそうです。
4 ムラ社会の閉塞感はマイナスだ。
5 民族や言語が入り混じっていないのは楽だ。米国に住みたいという人は案外少ないと思います。私たちから見たら、ヨーロッパ系などはどの国かは区別がつきません。当然付き合い方や国民性もわかりません。

以上です。今日はまとまりのないことこの上ない記事で失礼しました。でももしかしたら私のように考える人もいるかもしれないと思い記事にしました。

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